見出し画像

ゆいレールの混雑を数値化してみる

こんばんなまらステ❤️Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨

SNS見てくれてる人は知っていると思うけど、昨日から沖縄にいて。

ひと足早く梅雨を満喫してて、昨日こそ昼に空港着いてからほとんど雨に降られず、夜軽くランニングなんかもしたんだけども、

今朝は満潮も重なってなのか、宿のロビーが浸水したりして。

遊びで沖縄来てるわけじゃないから仕方ないけどさ、なんでこんな時季なんだろうなと。

3月に札幌行ったときも道はシャーベット状になってて歩きにくいわ、地吹雪を何度も喰らうわ、まだ真冬の方がマシだと思った。

これが3月に沖縄、6月に札幌ならどんなによかったことか。

ただ、観光客が少ないのは精神的に楽ではある。

んで、那覇空港からゆいレールの1日乗車券、24時間きっぷ(今まで後者しかなかったけど、今回は厳密に分けられていた)を使う関係上、初日と最終日にゆいレールに乗るのはお約束。

今回は折角なら2019年に開業した2期区間である浦添の方まで行ってみようと思い、面白そうなすば(沖縄そば)の店を見つけて、そっちまで行ってみた。

起点の那覇空港から終点のひとつ手前の浦添前田駅まで乗ったため、乗客の流れを掴むことができ、これも結構いい経験になったと思う。

ゆいレールは2023年8月から順次3両編成化しているけれど、自分が乗ったのはすべて2両編成だった。混雑する時間帯に3両編成を集中して投入している様子。

んで、那覇空港から乗った際は観光シーズンではないので混雑はそこまででもないと感じたけれど、那覇市南部(旧小禄村)の中心である小禄あたりからどんどん混んできて、

都心の県庁前で多少の入れ替えはあり、国際通りに面した牧志で観光客が多少降りたものの、天久新都心の最寄りであるおもろまちまでは混雑が続いた。

おもろまちからはどんどん乗客が減り続け、1期区間の終点首里を過ぎるとガラガラ。

この実感を数値化してみたいと思い、ゆいレールの各駅乗車人数をあたってみた。
https://www.yui-rail.co.jp/common/uploads/061b63c027546e6d0dd4d32cefe0866f.pdf

2019年度から2期区間の数値は出てくるけれど、まだ利用が定着していないうえにラストはパンデミック入るでしょ。

だから2023年度で計測してみるしかない。

1期区間の各駅でも2019年度とそれほど変わらない駅がほとんどだしね。

ただし2019年と比較して首里だけは激減している。

これは2期区間が開業して、これまで首里でバスや自家用車(送迎含む)に乗り継ぐ需要がそちらにシフトしたことと、2期区間開業直後の2019年10月31日に世界遺産首里城が火災に遭ったことが大きい。観光需要が戻ってきていないわけね。

ということで2023年度の乗車人数はこちら。

那覇空港 7,175
赤嶺 2,464
小禄 3,585
奥武山公園 2,222
壺川 2,071
旭橋 4,321
県庁前 6,549
美栄橋 3,238
牧志 3,176
安里 2,514
おもろまち 5,158
古島 2,602
市立病院前 980
儀保 1,306
首里 2,442
石嶺 1,436
経塚 827
浦添前田 714
てだこ浦西 2,023

この人数だけでは両端の那覇空港、てだこ浦西を除いて、那覇空港方向、てだこ浦西方向のどちらへ向かっている人数なのかはわからない。

また乗車人数と降車人数の厳密な差も不明だけど、ひとまず同数と考えておく。

厳密なデータはないので、那覇空港に近い駅は全員乗車、てだこ浦西に近い駅は全員降車という単純なモデルを想起。

そーゆー出し方しかできないのも事実だけど、その単純なモデルが乗車した実感として当たらずとも遠からずではあるわけよ。

それで各駅間の通過人数を推定してみることにした。

出し方としてはまず、赤嶺では誰も降りないということにして、単純に那覇空港と赤嶺の乗車人数を足し、小禄から先もそーしていく。

それとは逆に浦添前田ーてだこ浦西間がてだこ浦西の乗車人数になるように、足していくことにもした。

するとその人数の交錯が県庁前で1,971人差というかたちで出てきた。

ならば、那覇空港から県庁前までの総和から1,971を引き、美栄橋から先はどんどん人数を引いていけば、推定の数は出せる。

それがこちら。

那覇空港ー赤嶺 7,175
赤嶺ー小禄 9,639
小禄ー奥武山公園 13,224
奥武山公園ー壺川 15,446
壺川ー旭橋 17,517
旭橋ー県庁前 21,838
県庁前ー美栄橋 26,416
美栄橋ー牧志 23,178
牧志ー安里 20,002
安里ーおもろまち 17,488
おもろまちー古島 12,330
古島ー市民病院前 9,728
市民病院前ー儀保 8,748
儀保ー首里 7,442
首里ー石嶺 5,000
石嶺ー経塚 3,564
経塚ー浦添前田 2,737
浦添前田ーてだこ浦西 2,023

1.5万人を超えると混雑を感じ、0.5万人くらいでガラガラだと感じるようになるということかな。

2期区間の数値は厳しく、ラッシュアワーには首里発着の区間便を設定しているのも頷ける話。

全区間で平均してみると12,416人という数字が出てくる。厳密には少し違うけれど、最近よくローカル線の廃止議論で用いられる輸送密度もそんなに遠く離れてはいない。

てだこ浦西から先は琉球大学への延長が有力と言われているけれど、県の試算ではてだこ浦西ー琉球大学間の輸送密度1,900人としている。https://www.pref.okinawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/012/771/gaiyou.pdf

旭橋ー琉球大学間35分という試算がされていることから、那覇空港からなら47分。

これに対し、高速バスは定刻で走るのであれば旭橋に隣接する那覇バスターミナルから琉大入口バス停まで24分、那覇空港からなら34分となり、バスはてーげー(大概)遅れるとはいえ、ゆいレールの競争力は弱い。

県庁前・おもろまち・首里から各駅停車の急行を走らせて、高速バスの定刻ダイヤと同等程度に持ち込めれば、利用は増えそうではあるけれど。

県としては沖縄島内を縦貫する沖縄鉄軌道、那覇市としては最近浮上したLRTの方に熱意が動いちゃってるかな、ということで当面このままになりそうではある、というのが正直なところだねー。

それじゃあバイバイなまらステ❤️厚沢部煮切でしたっ✨






いいなと思ったら応援しよう!