大つけ麺博、卓越のオペレーションと落とし穴
こんばんナマステ🍜Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
副反応は眠気が強い、けど横になっても寝れない感じで、それ以外は特に。
とりあえずnoteは書けそうだ。
さて、新宿歌舞伎町の大久保公園で9日まで1ヶ月やってた大つけ麺博、
家系ラーメン好きとして家系ラーメンの関連については多分全部制覇できたと思っている。
ラーメンそのもののレヴューは一応インスタはじめ各SNSにそれぞれ書いたけど、明日以降まとめてもいいかも。
今日取り上げるのは上記のうち下から2番目、王道家と六厘舎のコラボ出店の際のオペレーションについて。
6日の日曜日に行われたんだけど、徹夜組がいたかどうかは知らないけど、少なくてもかなり朝早い時間から待っていた人はいるらしい。
どちらも単体で出ても行列必至かつ、1日のみということでかなりの人出は予想されていた。
そこでどんなオペレーションが組まれたのか、というのを見ていく。
まず、大久保公園、つまり大つけ麺博の会場に入ること自体を規制。
王道家✖️六厘舎とそれ以外の店舗に入る人を分けた。
前者は大久保公園の周りに沿わせるように並ばせ、後者もそれと逆方向に並ばせていた。
そして何名ずつ入場可能、というのを無線で管理して入場させ、後者はそのまま場内はフリー、前者は場内の待機列まで案内して並ばせる。
この時の捌き方があまりに見事で、相当シミュレーションを重ねていると感じた。
場内では2列で並ぶよう案内され、麺を提供するかなり手前の時点で、電子決済(今回は電子マネーのみが使用可能)の機械を持った店舗スタッフが2名で待ち構えて決済漏れがないようにしていたのも素晴らしい。
ただ、大つけ麺博で使用されていた電子決済機が異様に感度が悪く、これは全体の回転率を著しく下げていた。次回以降の改善が待たれる。
そんなこんなで自分の場合、並び始めてから食べ始めるのに2.5h弱かかった。
ポカポカ陽気だったし、元々2〜3時間という腹積もりはあったので別に苦にはならなかったけれど、
終盤に進むにつれて提供スピードが加速して、夜は20分で食べれたなんて話を聞くと悔しいっちゃあ悔しいよね。
何にせよ動線確保は素晴らしいのひと言で、ディレクションもアルバイトと思われるスタッフにも意思の統一を感じた。
イヴェント運営でここまで美しさを感じるものってなかなかないからね。
だけどね、問題もあった。
王道家✖️六厘舎だけでなく、その隣のジャンプガレッジもなかなかすごい並びで、これも人気店同士のコラボなんだよね。
ただ、その手前の店舗がガラガラ。
全体を見ても、2店舗以外は日曜日とは思えない閑散ぶりだった。
誰もが王道家✖️六厘舎とジャンプガレッジ目当てだったのか。
違うよね。
他の日に行ってみれば、どの店舗で食べようかなんてまったく考えもなく来てノリで決めてる人ばかり。
大つけ麺博を目掛けて来た人もいるけど、それだけじゃない。
歌舞伎町だからね。フラッと来る人もいるんだよ。
自分自身、四川フェス🌶やその関連の某肉フェスに関わったからわかるけど、街中にあるフードフェスって知らずにフラッと来る人がホント多い。
そういう人達は入り口の入場規制を見て敬遠してしまったんだよ。
だから、2店舗以外に人が来ない。
フラッと来た人は別に大つけ麺博に特段の時間を使うつもりがないから、あまり並んでおらずサッと食べれるところに行く。
電子マネーのせいで敬遠した人もいるかもだけど、イマドキ何かしらは使ってる人が多いよね。
王道家✖️六厘舎は1日に2,604杯という過去最多杯数を売り上げたそうだけど、同じ日に最低記録もつくった可能性があると思っている。
それがお店の実力不足なら仕方ないけどさ、運営側のオペレーションによるものだとすれば本当にやるせない。
では何か方法はなかったのか。
あったと思う。
入場規制をしなければよかったんだ。
でも、入場規制は今回の待機列整理の根幹のはずだけど、どーゆーこと❓
元々入口と出口が別れていて、日によってはゲートチェック要員がまったく機能せず、ガバガバ出口から入っている光景も見たけど、基本的には分かれている。
そしてこの日は出口になかなか強めのスタッフを置いている感も見受けられた。
王道家✖️六厘舎の待機列はこの出口から入場させればよかったんだよ。
本来入口でのみ実施している手かざし式の検温と消毒は出口に置いてもいいし、並んでいる人に対してスタッフが実施してもいい。
場内においてスタッフの列誘導は極めてしっかりしていたから、このようなやり方にしてもまったく混乱はなかったと考えている。
ただ、出口の横にゴミステーションがあるから、そこの動線に干渉しないよう設計しないと大変なことにはなる。
でも、できたと思うな。
もしかしたら運営側の人がこの記事を読んで、机上の空論と一笑に付すかもだけど、
どんな方法を摂るにしろ来年はもっと参加店舗みんなが幸せになれるような考えを持ってほしいと思う。
今年は通常の実施をしながら、混雑店のオペレーションを練ったのだろうけど、来年はゼロベースで考えられるからね。
厳密には大つけ麺博の前後にやる他のフードフェスと設備を共有してるから完全なゼロスタートではないけれど、それでもさ。
より良いものを目指すことでしか永続はできない。
大つけ麺博は元々、他のラーメンフェスに負けて迷走しているところを今のかたちにして持ち直したのだから、
コンテンツだけでなくオペレーションにも終わりがないという気概を持ってほしいな。
オペレーションはコンテンツの価値を0にも100にもできるんだ。
それじゃあバイバイナマステ🍜暑寒煮切でしたっ✨
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