見出し画像

絵に描いた沖縄鉄軌道より目の前のゆいレール

こんばんナマステ💙Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ✨

沖縄2紙が数日前に報道してたけど会員でないと読めないような記事で、追って全国メディアも記事にしだしてやっと概要がわかってきた。

個人的には新聞社の有料記事はマジで意味がわからない。

まず沖縄中部、普天間基地と嘉手納基地の間に跨るキャンプフォスターのなかで宜野湾市の西普天間住宅地区が2015年に返還された。キャンプ瑞慶覧っていうのは陸軍基地時代の名称で、海兵隊に移管されてからはキャンプフォスター。

ここが今後整備されれば人が増える可能性がある、というんだけどちょっと唐突かなぁ。

兎にも角にも、沖縄県が現在のゆいレールの終端であるてだこ浦西からと、途中駅の古島からの2ルートで西普天間方面への延伸を検討すると。

ゆいレールは安里ー古島間で国道330号線上を走り、そのまま普天間方面へ向かっているけれど、古島で一気に進路を変えて東進するため古島から向かうルートも合わせて検討するということ。

そーはいっても首里からまた北上するため、てだこ浦西から西普天間への直線距離は古島より近い。

現在有力視されており導入空間もほぼ確保されているといえる琉球大学へのルートをそのまま延ばすと思われるけど、

普天間基地が立ちはだかるため回り込んでいけば結局、古島から延ばすのとほとんど変わらない11km程度になってしまう。

普天間基地を突っ切れるなら3km程度は減らせるけどできるかなぁ。

古島から延ばす場合、国道330号線をずっと走っていけば普天間基地の南側に行ってしまうため、どこかで国道58号線方面に移るか、やはり普天間基地を突っ切るかを考える必要がある。

古島からのルートの問題点としては早めに海側に振らないと現在の浦添前田あたりと近接してしまいカニヴァリズムが起きてしまうことと、

那覇ー名護間を結ぶ沖縄鉄軌道構想とルートが重なってしまうこと。

以前ゆいレールの延伸ルートが検討された際も国道58・330号浦添・宜野湾方面は沖縄鉄軌道と重なるため検討すらされなかった。

今回古島からの延伸をチラつかせているというのは、つまりある種のタブーに沖縄県が踏み込んだことを意味する。

それはなぜか。

沖縄鉄軌道について何度検討しても費用対便益が上手くいかず、国に対して相当な苛立ちがあるということが大きい。

更にいえば6月の沖縄県議会選挙で知事派が敗北して焦っているともいえる。

だからいつになるかわからない沖縄鉄軌道より、具体的な見込みが立てやすいゆいレールの延伸を急ぎたいってことじゃないかな。

また、古島から敷設する場合は分岐ということになる。

モノレールは分岐しようとすると非常に面倒な工事が必要になるので、あまりやらない傾向にある。これは那覇市が独自で検討しているLRT構想のひとつの理由とされている。

もしかするとこれは那覇市への牽制でもあるのかもと。

壺川から分岐して真和志、識名方面へゆいレールを建設した方がイニシャルコストは高くつくだろーけど、乗り換えなしで那覇の都心へ行くことができて便利なんじゃねーの、と。

まあとりあえず古島からの敷設であっても、てだこ浦西ー琉球大学間の必要性・実現可能性は変わらないので、まずは粛々とそれを進めてほしいよ。

それじゃあバイバイナマステ💙暑寒煮切でしたっ✨



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?