10年前の悪夢「関越道ツアーバス事故」を振り返る⑤危ない高速バスに乗らないために
こんばんナマステ❤️Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
2012年4月29日に起きた #関越道ツアーバス事故 から10年ということで書いているこのシリーズ、今日で一旦区切りをつけることにする。
あの事故をきっかけに白バイ隊員になった遺族もいれば、
今年は事故を起こしたドライバー自らが献花をしたことも多少話題になった。なぜか一部のメディアでしか取り上げられていないのだけど。
毎年、報道には目を通すようにしてるけど、節目の年だけあって今年は色々あったなと思う。
そんななかで、最後に書いておきたいのはユーザーとして危ないバスを避けるにはどうしたらいいのか、ということ。
内容的には過去に書いたこと記事とある程度重複するけど、何度でも書いておきたい。
まず、予約する時なんだけど電話や自社サイトで申し込む時でも必ず、楽天などの代理販売サイトで予約を受け付けているかを見てほしい。
どうしてかっていうと、代理販売サイトには必ず「利用者への安全情報提供」があって、運行予定バス会社や運行距離などが明示されている。
ということは法令から逸脱しているものは代理販売サイトにはまず載らない。
代理販売には当然手数料が発生するから、自社サイトで予約購入した方が安かったり、サーヴィス面での優遇があったりするけど、そうであってもまず代理販売サイトもきちんと見てほしい。
代理販売サイトでは明示してあっても自社サイトの場合明示してなかったり、ユーザー=インターフェイスを後回しにしていることもあるんだけど、バス会社って必ずしもIT強いわけじゃないから、代理販売サイトに掲載されているならそこまで神経質にならなくてもいいかなと思う。
スキーバスの時は、明示してなかったりわかりづらかったりしたらやめとけ、と書いた。でもそれは旅行会社だからね。旅行会社がIT戦略をきちんとやらないのは今時ありえないから、そこは二枚舌を使わせてもらう。
バス会社選びとしてはスキーバスと同じで安全担保能力を予め見ておこう。
勘違いしないでほしいのは星の数が多いのは安全性が高いということではなく、安全基準を長く続けているということ。
二ツ星の認定基準
・一ツ星の認定を2年間継続していること
・書類審査の得点が100点満点中80点以上であること
三ツ星の認定基準
・二ツ星の認定を2年間継続していること
・書類審査の得点が100点満点中80点以上であること
現時点で星がついているかが重要よ。ミシュランのレストランと一緒にしちゃいけない。
この先もスキーバスと内容は同じ。
予定してないバス会社が来たらその場でキャンセルした方がいいし、
来たバスが傷だらけだったりボコボコだったりしたらやはりキャンセルした方がいい。
基本的にバスとドライバーは固定されていることが多く、傷や凹みがあまりに目立つバスはこれから乗るドライバーがあちらこちらぶつけている可能性が高い。またはドライバーはまともでもバスそのものに何か欠陥がある可能性もある。
「1件の重大事故の裏には29件の軽微な事故と300件の怪我に至らない事故がある」という #ハインリッヒの法則 を肝に銘じてほしい。
バスに乗ったら、#シートベルト を必ず着用することと、ドライバーがシートベルトの着用や運行経路をきちんと案内しているかをチェックすることを忘れずに。
走り出したバスの運転がヤバいと感じた時、通報できるシステムもできればほしいけど、あんまりそれをやっている事業者はない。
こういうのをやっている会社を選ぶのも手だよね。
少なくても安全面に関しては、国交省でこういったことをやんなきゃいけないとも思っている。
かつ、途中のサーヴィス=エリアで危険を感じた乗客が下りられる仕組みも必要。
とりあえず現時点では徒歩で出入りできるサーヴィス=エリアを調べてこちらで知っておくしかない。
それかパトカーに来てもらうしかないよね。
バスを降りるのは本当に最後の最後の手段だけど、でもその可能性は持っていてほしい。
色々書いてみたけど、確実にできるのはシートベルトをちゃんとすることに尽きる。それだけで大きく事故率は下がる。
窮屈ではあるけどね。
そうそう、横3列か4列かっていうのは予約時にみんな気にするけど、縦何列かってあんまりみんな気にしない。
でもそれはちゃんと気にした方がいいよ。
縦12列だとかなり窮屈でシートベルトをしたくなくなるけど、10列だとだいぶ余裕が出る。
できる限り縦列の少ない(シート=ピッチが広い)バスを選ぶことで、シートベルトをすることが苦ではなくなる。それが引いては安全性の向上にも繋がるんだから。
シートベルトは確実に着用して、あとはできる限りリスクを避けるよう動いてみてほしい。
この記事を読んだ以上、シートベルトを付けるのは暑寒煮切との約束だよっ❣
というわけで、改めて関越道ツアーバス事故で亡くなられた方に哀悼の意を表し、同様の事故が起きないようこれからも旅行屋として精進していくことを誓ってこのシリーズを終えることにする。
それじゃあバイバイナマステ❤️暑寒煮切でしたっ✨
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