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最強旅行コンテンツ、ジャニーズのロジック前篇

こんばんナマステ❤️Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

今日、明日と今世の中を賑わせているジャニーズ事務所について触れていく。

野次馬と思うなら別にそれでいい。

だけどジャニーズを知らなきゃ日本国内の旅行手配、つまり国内旅行やインバウンドの手配はできない。

なぜならジャニーズのなかでもメジャーなグループのコンサートとなれば、とてつもない数の移動が発生する。

それによって交通機関や宿泊施設に多大な影響が出る。

そこまではジャニーズに限ったことではないのかもしれないけれど、ジャニーズが特殊なのは非常に高い倍率のコンサートチケットに落選したファンもグッズ購入や音漏れ鑑賞、ファン同士の交流のためにその場へ訪れる。3DAYSのうち1日しか席が当たらなかったファンが3日間その街に居続けたりするのもザラ。

東名阪だとそれでも都市インフラのキャパシティがそれらを吸収できるのだけど、福岡以下の都市だとオーヴァーフローになり、特に仙台におけるこの事件は有名。

ということで旅行会社の職場にジャニーズファンがいると、同僚にコンサートの情報などをアドヴァイスしているような光景がある。

そしてインドではジャニーズなんて全く知られてないけど、東アジア、東南アジアではよく知られた存在であり、インバウンド客も多い。

なんでそんなにジャニーズに詳しいの❓って聞かれることあるけど、最低限メジャーデビューしているグループの名前くらいは知らなきゃこの仕事できないから。

さて、イギリスBBCでの報道を機に故ジャニー喜多川前社長のタレントに対する性加害が明るみに出て、今社会を賑わせている。

もちろんこれは大問題だし、徹底的に事実が解明され、再発防止に努めなければならない。

ただ、芸者って言葉が象徴しているように、芸能と性は大昔から密接な関係にある。

性もしくは神事のどちらかだよね。それすらもかつては一体だっただろうし。

それこそ買春目的の人がバレリーナを物色していたから、あんな扇情的な格好をしているわけ。東南アジアのゴーゴーバーと同じ。

それがロシアの激しいダンスを取り入れるなど(バレエリュス)、徐々にバレエそのものが藝術として昇華していき、売春と切り離されていくことになる。

売春婦だった時代のバレリーナは大抵胴元のおっさんが手を付けてるんだよね。自らの情婦を金儲けの道具にしているという、今の倫理観からいえば確実に下衆な構図がそこにある。

ジャニー喜多川氏とジャニーズタレントも同じような関係にあり、少し前までのジャニーズの歌や踊りのクオリティが低かったのもまさにそういうこと。

ゴーゴーバーの踊り子同様、彼らはスキルで選別されているわけじゃない。

近年のジャニーズタレントのパフォーマンスのクオリティはとても高いけど、それは明日書く。

ただジャニーズはそれだけじゃなかった。

売ったのは性ではなく、アイドルという立ち位置だった。

実は今日の今日まで、女性アイドルの手法を真似たのだと思ってたんだけど、初代ジャニーズって1960年代に活動していて、女性アイドルって1970年代に出てきているから時系列的にはジャニーズが先なのね。

むしろジャニーズが確立したアイドルという位置付けを女性に移植させたということになる。

ただ、南アジアを売っている立場から言わせてもらうと、ネパールのクマリがアイドルの原型なんだろうなと思っている。

生きた女神として幼女を閉じ込めて祀る風習があり、初潮をもって役目を終える。クマリというサンスクリット語には女神とともに処女の意味を持つ。

恐らく牧畜をしない民族には似たような感覚があり、実は日本のアイドルもそういう民族にウケている。台湾では売れるけど、韓国では実はあんまり売れない。

韓国では日本のアイドルの手法のみ参考にされ、本来のアイドルとは異なる実力派のパフォーマーを生み出した。このなかで最も成功しているのがBTSということになる。

ジャニー喜多川氏にもこの感覚があったのかどうかはわからないけど、結果的に日本のアイドルという存在を生み出した。

また、初代ジャニーズに満足せず、フォーリーブスにはじまり次から次へと人材を再生産していき、いつの間にか練習生としてのジャニーズJr.を多数抱えるようにもなった。

プロセスだけみればジャニー喜多川氏の個人的な直感と欲望だけで人選されていったものの、結果としては第二の宝塚歌劇団といえるシステムが出来上がっていった。

パフォーマンスのクオリティは低かったけれど、演出へのこだわりも強く、それは東山氏、堂本光一氏、滝沢氏などに受け継がれているし、

ジャニー喜多川氏のお別れ会に秋元康氏やEXILEのHIRO氏が弔問に訪れたのは、演出家としては同業者から高く評価、尊敬されているから。

こうした要素が複雑に絡み合い、ジャニーズのタレント達は国民的人気を博していった。

だけど、その人気は男性グループ市場を独占したためでもあった。

したがってそこに割って入ろうとしたDA PUMPやw-indsへの圧力もえげつなかった。

そういう政治的な存在でもある。

いまこれだけ騒がれているのは、別に外国メディアに性加害を報道されてからではなく、カウアン氏の告発がすごかったわけでもない。

それよりもジャニー喜多川氏の空白を後継者が埋められていないことでガヴァナンスが崩壊していることが大きい。

だから次々とタレント達、あるいはジャニー喜多川氏から後継者指名を受けたはずの滝沢副社長までもが去ってしまう。

今後ジャニーズ事務所はどーなってしまうのだろう。

それについて明日書いていく。

それじゃあバイバイナマステ❤️暑寒煮切でしたっ✨


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