チョクテ、モウカラナイ
こんばんナマステ❤️Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
旅行業界のあり方について考えさせられるtweetを見かけた。
リゾバの人に完全な販売網がわかるわけじゃないけれど、実感としてじゃらんと楽天トラベルでの予約が圧倒的でJTBからの予約なんてほとんど入らない。
それは事実だろうけど「老舗旅館でもJTBの影響力はなくなってる」というのはどーなんだろーなと。
確かにJTBはじゃらんや楽天トラベルのようにオンラインで宿泊だけ売るシステムについては乗り遅れた。
ここのプラットフォームを作れていたら、という後悔はあるよね。
ただ、無理して追いかける必要があるものでもない。
ここから得られる売上額って非常に限られていて、チリツモの世界。
カウンターかパンフレットからの電話予約しかなかった時代には仕方なくリソースを割いていたものだけど、
同じ時間と人手を使って得られる売上額が少ないのなら、正直そんなにやりたくなかったことのはず。
同じようなシステムを2000年代に構築できていればよかったけど、今更追うことにはあんまり意味ないかな。
どちらかといえば既存のJTB顧客を狙っていると思われるオンライン販売はやってるけどね。これは意味がある。
そもそもこの旅館は35室しかなく、じゃらんや楽天は空室確認、増室交渉といったことをしないので、30室を予め2社で確保しているということになる。
そして5室をフレキシブルな対応ができるように、ひとまず開けているけれど、通常はお客様からの直接予約、JTB、じゃらんと楽天トラベル以外のオンライン旅行会社といった様々なチャネルからでも1室埋まるか埋まらないか。
要するに集客力自体がものすごく低い旅館。
でもね、ある日突然この旅館に団体を入れたいとJTBが言ってきたら、じゃらんと楽天トラベルの枠を簡単に差し出すと思うよ。
「じゃらん様と楽天トラベル様の枠があるので、5室しか提供できません。無理くり蒲團敷き詰めたって30名様が限界です」
なんて言わないだろ😓
もっと大箱だったり、そーでなくても集客力が高いので高く売れる宿はJTBをはじめ大手のリアル旅行会社が枠を抑えている。
というかこのtweetに対して宿泊業の方と思われる人達から「リアル」という言葉をめちゃ使われてるんだけど、旅行業界ではそんなに使わないかなぁ。勉強になった。
リアル旅行会社の枠には様々な用途がある。
もちろんオンラインで販売する時もあれば、カウンターで売る時もある。ツアーパックに組み込む時もあれば、JTBと代理店契約をしている旅行会社に卸すこともある。
もっといえばJTB自体が旅行会社に全然こだわってなくて、旅行に関連する様々なことをビジネスにしている。
旅館自体はJTBに一切依存してなくても、その地域のDMOを実質的にJTBがやってて旅館がそのDMOにお金払ってる、なんてことも往々にしてあるからね。
こういうのは小さな旅館にバイト、それも臨時で入ったくらいじゃ見えてこない。
ただ、そうは言っても、小さな旅館における生々しい実情を垣間見ることができた価値もまた大きい。
そうそう、JTBは絶対やんないだろうけど、中小の旅行会社がじゃらんや楽天トラベル経由で予約してお客様にやや上乗せして販売している実情もあるんだよ。
東横インはそれを問題視してるけど、逆にいえばじゃらんや楽天トラベルの集客のある程度の割合は実は旅行会社だってことも、折角だから知ってもらいたいな。
やや暴露系❓
それじゃあバイバイナマステ❤️暑寒煮切でしたっ✨