牟岐線に必要な新駅はそこじゃない
こんばんナマステ💙Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
昨日の徳島県知事選で争点になったこととして、徳島市内に新しいホールを造るかどうかと、それに付随するJR牟岐線の新駅(徳島ー阿波富田)を設置するかどうか。
結果としてホールも駅もいらない、という候補者が勝利した。新知事は新駅について徳島駅から徒歩10分以内なので絶対に必要ない、と。
絶対に、はどうかと思うものの、費用対効果は確かに低い。
徳島市は川に囲まれていて都市の規模の割には渋滞が激しく、徳島市に集まってくる鉄道の需要は案外多い。
牟岐線だけでなく高徳線も徳島線も徳島駅から半径10km程度まではだいたい2km以内に駅が置かれていて、近年のJR四国の施策としてこれらの路線は日中の時刻がパターン化されている。
牟岐線と徳島線ではちょこちょこ走っていた特急を日中は大幅に削減して普通を30分間隔で走らせるようになり、高徳線は特急が頻繁に走らせつつ徳島ー池谷では1時間に2本の普通が走っている。
これによって地方都市としては使いやすいとはいえるものの、足代わりに使えるほどではないのかなと。
足代わりに使えて自家用車を手放せるほどになるにはこの倍は必要で牟岐線の場合は南小松島まで15分間隔にしてほしいところ。
だとすると、地蔵橋ー中田間に行き違いができる新駅が欲しいんだよね。ここは駅間距離が長いし。
新駅は近隣の名刹から取った丈六寺駅になるのかな。
徳島線でも石井までは15分間隔にして、徳島折り返しにせず牟岐線と一体運行することで沿線から阿波富田にある県庁にも行きやすくなる。
さらにいえば牟岐線も徳島線も特急は必要。特に徳島ー阿南間は高松or岡山ー徳島間の特急うずしおを全て乗り入れさせるくらいは必要。
高徳線や徳島線と比較して牟岐線は行き違いができる駅が少ないことが、特急と普通の二者択一を迫られる原因になっている。
したがって阿波富田をはじめとした既存駅も行き違い駅にどんどんしていかなきゃダメ。
こういう投資こそ県が主体になってやることだといえる。
駅の設置以前に、その駅が置かれる路線自体が便利じゃないよね、という議論が県知事選でなされなかったのは残念。
新ホール前新駅は足代わりに使われるダイヤと、徳島線や高徳線との直通運転を実現してこそ意味があるといえる。
だから丈六寺新駅は新ホール予定地新駅への触媒になる可能性もある。
新知事には目先の新駅ではなく、どうしたら徳島県の鉄道が活性化するのか、という視点からの施策を期待したいところ。
それじゃあバイバイナマステ💙暑寒煮切でしたっ✨
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