西郷輝彦氏追悼企画、君嶋GM的JR北海道改革
こんばんナマステ 🤍Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
一昨日俳優の #西郷輝彦 氏が亡くなった。
彼の演技を最後に観たのは2019年のドラマ『 #ノーサイドゲーム 』の #ラグビー (ユニオン)好き社長🏉だった。哀悼。
そこでふと思い出したのは #大泉洋 演じる #君嶋GM による会社のラグビーチーム #アストロズ の改革。
これは概ね4つに分けられるのではないだろうか。
①優勝経験のある監督を連れてくる
優勝経験のない監督を連れてきても優勝の仕方がわからない。これは経営企画担当として多くの社長に接してきた君嶋GMの経験則によるもの。そこでリストアップされていた監督候補者を却下して城南大ラグビー部を優勝させた経験のある柴門監督(大谷亮平)を招聘する。結果として就任初年にリーグ2位に躍進、翌年には優勝を成し遂げた。
②予算組み替えの断行
しかしながら柴門監督はアストロズを優勝させるために合宿など新たな予算を要求、1円たりとも予算を増やせない状況のなかで君嶋GMは額が大きい順に2つの予算をバッサリ切る。それはチームの要だった2人の外国人プロ選手とコーチの解雇だった。これを日本人選手の底上げとベテラン選手のコーチ兼任で乗り切ることにした。この選手は翌年現役引退してコーチ専任になる。
そして、この改革に対する社内の異論を嗜めたのが、西郷輝彦氏演じる社長だった。
③ファンマーケティングの徹底
地域活動を徹底して行いアストロズのファンを増やし、主催試合のチケット収入とファンクラブ会費収入を得ることに成功した。東芝ラグビー部のグラウンドをロケに使う関係で府中が舞台で、マーケティングお手本としてJリーグのFC東京が引き合いに出されていた。なお、この改革劇に一番共感したのがNPB横浜DeNAベイスターズのファンなのだという。実際、DeNAの運営になってからこれを断行して横浜市民の支持率爆上げだからね。
④リーグのプロ化要求
チーム内部の改革をどれだけやってもチーム収益の黒字化は不可能なリーグの構造であり、君嶋GMはリーグそのものの改革を度々運営側に要求している。当初は孤軍奮闘だったが、アストロズの改革姿勢はいつしか他チームの羨望の的となり最終話では他チームのGMとともに運営側を動かした。これは現実世界の #トップリーグ から #リーグワン への改革ともリンクしている。ドラマでは描かれなかったけど、原作小説では君嶋GMは経営手腕を買われてラストシーンで協会の理事に就任している。
んで、大泉洋といえば北海道。
ならば北海道を代表する瀕死の組織、 #JR北海道 にこそアストロズ改革のフレームを当てはめてみてはどーかなと。
するとこーなる。
①手腕の高い経営者を連れてくる
今の社長は平時の札幌圏ですら赤字を出すんだから無能以外のなにものでもない。京セラの稲盛会長がJALを立て直したように、もっとまともな経営者を連れてくるべきでしょ。
②赤字率ではなく赤字額の大きい路線を廃止する
赤字率だけ見てローカル線をちまちま廃止したって何にも変わらない。赤字額の大きい路線に手をつけるべき。
で、今は観光客や通勤客が激減してる特殊な状況で札幌圏が赤字額首位なんだけど、平時で最大の赤字額を出しているのは #北海道新幹線 。
経営状況を理由に北海道新幹線の運営から撤退すれば、道民の足を存続できる。
国から見えない圧力がかかってるんだろうけど、JR北海道を本気で守りたいなら国と戦うしかない。
③ファンマーケティングの徹底
第3セクターでは結構やってると思うんだけど、JR北海道やJR四国こそやんなきゃダメ。ファンクラブの出資者には出資額に応じて乗り放題パスかレアなグッズをリターンするとかしてお金を集め、現状おざなりになっている安全投資に少しでも回してほしい。安全運行を蔑ろにしてる時点で鉄道会社としては終わってるんだけどね😨
④除雪費用の国負担を要求
道路は税金で除雪されるんだから、線路も除雪費用を国が払えば、経営努力について他の地域と同じ土俵で議論できる。JR北海道の構造的不利は雪の問題が大きいのだから、そこを何とかすべき。
これが認められないなら、札幌圏と旭川、帯広、室蘭への路線以外は除雪をやめて冬季はバスを走らせた方がいい。そのバスは夏になったら観光用の貸切バスにすればいいのだから運用として理に適う。
今のままガチャガチャやってもJR北海道は立ち行かなくなるだけだと思う。
それよりももっとドラスティックな改革が必要であり、北海道新幹線からの撤退を高々と掲げたら流石に国の偉い人たちも慌てると思うんだよね。
柴門監督の改革案を信じて看板選手を切った君嶋GMのような胆力を持つ人に現れてほしい。
それではバイバイナマステ🤍暑寒煮切でした☃️