翼から空へ
こんばんナマステ❤️Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ✨
地元京急の来月からの新ダイヤで、これまで品川―上大岡間ノンストップだったイブニング・ウィング号が蒲田・川崎・横浜にも停車するようになるということで、
それって要するに全席指定制の快特だよね❓
元々はウィング号といって平日の夕方、品川発しか走っていなかったけど、のちに平日朝のモーニング・ウィング号や土休日のウィング・シートができて、このように改称された。
品川駅の行き止まりホームで泉岳寺方面には直通できない3番線を使って、8両編成で上大岡まで停まらず、上大岡からは快特停車駅に停まり、座席券がなくても乗れるというもの。
上大岡からの車内は空いているので、上大岡で乗り換えることを狙って手前を走る特急が混み合うという現象が起きることでも有名。
従来は2ドア車の2100形を使ったこのパターンしかなかったけれど、近年になってLe Cielという車両ができたことにより、新しい形態も生まれた。
Le Cielは3ドアの4両編成で、近年関東で流行っている縦掛けと横掛けを可変できるデュアルシート、それに京急初のトイレを採用している。
8両編成の通常の快特に品川―文庫間のみLe Cielを連結して、蒲田・川崎・横浜ではドアが開かないというものが登場した。
したがって品川では12両編成に対応した1番線を使用する。
であるならば、Le Cielも蒲田・川崎・横浜でドアを開けたっていいわけよ。
なお、8両編成タイプにしても、並走するJRが不通になるなどの際には蒲田・川崎・横浜どころか青物横丁・平和島にも臨時停車する快特として運転される。
過密ダイヤで徐行してるから、停車駅を増やしてもダイヤの大勢に変更はないということやね。
ここにきて方針を変更したのはなぜかといえば、まずは品川だけでは座席が埋まらないってことだよね。
空気を運ぶくらいなら、他の駅からも座席料金を徴収した方がいいという判断は理解できる。
以前の京急は横浜南部や三浦半島の人が横浜でJRや東急に流れていくのを如何に品川まで運ぶか、ということに注力していた。
これは数値の上からも明らかで、通過量は戸部→横浜間がピーク、神奈川県内でも川崎を筆頭に工業地帯のなかにある駅では降車が多く、都内区間の通過量は少なかった。
現在は羽田空港輸送が大きくなり、戸部→横浜間には敵わないにしても、神奈川県内での落ち込みを大きくカヴァーするだけの通過量が都内区間に加わった。
こーなってくると、とりあえず横浜や川崎まで乗ってくれるだけありがたいや、ってことになってくる。
横浜最南端の金沢区や三浦半島は人口が減っており、そうした人にも着席サーヴィスを提供した方がいい、という方針に変わったってこと。
だとしたら今後は通常の快特+Le Cielタイプが趨勢になってくるのではないかという気もする。
今は快特と8両編成のイブニング・ウィング号がそれぞれ20分間隔だけど、快特+Le Cielが10分間隔で走っていた方が混雑も平準化する。
ただ、快特+Le Cielタイプって実はあんまり評判がよくない。
そりゃそーでしょ、三浦半島まで帰りたい人が文庫で強制的に乗り換えさせられて、その先は着席保証がないんだから。
三浦半島まで連れてってくれる座席と文庫で乗り換えさせられる座席が同額なのは怨嗟が生まれて当然じゃん。
Le Cielが5ユニットしか造られていないのは、こーしたユーザーからの声を踏まえてのことだと思う。
今後やるべきなのは8両編成のうち4両をウィング・シート、残り4両を一般車、さらに文庫まで4両編成を増結ということになる。
朝にこれの逆をやってしまうと、文庫まで実質4両の一般車が激混みになってしまうから、朝は今まで通りモーニング・ウィング号と通常の快特を分けた方がいい。
今後の8両編成はLe Ciel同様のデュアルシートというか8両編成のLe Cielで、平日朝は横掛け、平日夕方は縦掛け・横掛け半々、それ以外は縦掛けというようにすればいい。
現在イブニング・ウィング号に充当されている2ドア車の2100形はこのような運用に向いていないので、夕方は逗子線や久里浜以南で泳がすとかってことになるのかな。
2100形の車齢は四半世紀を過ぎているので、今後5~10年というところで置き換えが必要になることもあり、その筆頭として考えられるのは8両編成のLe Cielということになる。
この車両は羽田空港―成田空港間の空港アクセス電車にも使えるだろうし。
それじゃあバイバイナマステ❤️暑寒煮切でしたっ✨
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