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火山と共に生きるということ
こんばんナマステ🧡Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
先日の #桜島 噴火で修学旅行のキャンセルが相次いでいる。
噴火警戒レベルが5なわけで、そりゃキャンセルになるのは仕方ないと思うんだけど、島の一部しか危険なところはない以上それは風評被害だという。
貴重な売り上げを失った以上、気持ちはすごくわかるんだけど、その感覚はナントカウイルスなんてただの風邪、というくらい多くの人には受け入れられないと思うよ。
2000年に三宅島が噴火したあと、疎開してきた人達に話を聞いたことがある。
この時に言われて印象に残っているのは「私達は火山と生きている」という一言だった。
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だいたい四半世紀以内に一度は噴火があり、どこかひとつの集落がまるでルーレットのように壊される。
そういうものだと思っているから、噴火が災難とも思わないし、火山を恨んでなんかいないと。
この感覚って我々が絶対に持ち得ないものだし、だけどそういう感覚の人もいるんだということを知れたのは大きな収穫だったと思う。
多分鹿児島の人もそうなんだろう。
『加治隆介の議』という漫画では、鹿児島出身の主人公加治隆介が、選挙の演説をしている最中に桜島が煙を上げるのだけど、「桜島も応援してくれてます❗️」とか咄嗟に言うんだよ。
作者は山口県の人だし、創作のような気もするけど、あながち間違っちゃいない感覚じゃないかな。
鹿児島の人はどの程度の噴火が危険なのか、危険といってもそれは地域差がある、といったことを感覚として身につけているけれど、それは鹿児島市近辺を離れてしまえば理解されないことだと思う。
風評被害というよりは認識のズレじゃないかなぁと。
鹿児島・宮崎両県では薩摩藩の伝統で鳥刺しが禁止されていない。製法が確立されている。
これをそれ以外の県に出掛けて何でここでは鳥刺しが食べれないのか、と憤っても仕方のないこと。
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もしかしたら薩摩藩が近代日本のデファクト=スタンダードを創り上げてきた自負があるのかもしれないけど、所変われば常識も変わるということを理解してほしいなと思う。
感染者数の増加で足踏みは見れるものの、それでも昨夏よりは遥かに観光客は来る見込みだったのが崩れたことは痛み入る。
自分達は災害だと思ってなくても、世の中は災害と認識している。
それを知ることから、正確な情報発信は始まる。
火山と共に生きていない人に火山と共に生きている人の感覚を上手く伝えられるよう、戦略を練ってほしい。
それじゃあバイバイナマステ🧡暑寒煮切でしたっ✨