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汐見橋線の選択と集中は正しいのか

こんばんナマステ❤️🧡Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ✨

南海線の12月からの新ダイヤについて概要が発表され、
https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/241113.pdf

関空の利用が好調でかつ大阪関西万博を控えているということでそのアクセス列車を増強するというのが前面に出ているけれど、

その反面汐見橋線については終電を大幅に繰り上げることになっている。

ここで重要なのは南海電車ではなく南海線という点。

高野線と現在子会社で来年4月から南海直営になる泉北高速線(来年4月からは泉北線)はその範疇に入らない。

同じ南海鉄道株式会社が運営する南海電車でも南海線と高野線ではまったく別の運営をしているということ。

ただし、便宜上汐見橋線と呼ばれる汐見橋ー天下茶屋間については高野線だけども南海線のオペレーションに含まれる。

なぜなら南海本線とは線路が繋がっていても高野線の高野山方面とは繋がっていないから。

高野線はかつて別会社で、汐見橋をターミナルにして高野山に向かっていたけれど、南海に吸収合併された。

吸収合併して割とすぐ、南海本線と高野線の交点に連絡線を設けて高野線の電車を難波に乗り入れさせた。

それが好評で、戦時中に取り止めた以外は結局ほとんどの高野線電車は難波発着になっていくけれど、一方で汐見橋発着電車も高野線の住吉東までは乗り入れ続けていた。また、戦前のうちに難波まで複々線化して、高野線の電車は支障なく難波まで乗り入れられるようにもなった。

1985年に南海本線と高野線の交点が高架化されたことによって汐見橋線は高野線と分離され、南海本線側のオペレーションになって今に至る。

汐見橋線はオワコン化したけれど、うめきた・新大阪と関空を結ぶなにわ筋線のルートとして当初は汐見橋線の活用が考えられていたため、廃止にならず残されていた。

でも結局難波経由で建設することになり、汐見橋線は生まれ変わる機会を失ってしまい今に至る。

今のところ廃止という話は出ないけれど、それでも長らく維持されていた輸送形態に今回とうとうメスが入れられることになったということ。

岸里玉出構内を除き複線が維持されているけれど、汐見橋と岸里玉出の間を2両編成1ユニットが単純往復するだけで、ほぼ終日30分間隔になっている。

インフラ的な無駄は多いけれど、南海の他の路線の電車をお下がりで使っており、ランニングコストは高くついてもこのまま惰眠を貪っていた方が楽だという判断。判断をしないことが判断というか。

ターミナルの汐見橋駅は1日の乗降客数が600人台と難波の400分の1近いほど少ないけれど、それでも一時期より倍増している。目の前に阪神なんば線の桜川駅できて、南海沿線から阪神電車に乗り換える人が利用するようになったから。

でもその汐見橋駅よりも700人台の津守駅の方が利用が多い。周りに他の駅がないことと、西成高校の最寄り駅であることから。西成高校があるからこそ汐見橋線が生き残っているといえる。

汐見橋の次の芦原町はJR大阪環状線の芦原橋に近いけれど、乗降客数は100人台と相手にされていない。芦原橋自体が環状線のなかでは利用が少ない駅なんだけれども、それにしてもね。

1ユニットの電車がピストン運行しているだけだから、これ以上の減便というのはあんまり意味がない。

減らせるとしたら営業時間であり、高校生主体の路線で朝は削れないから夜を削るしかなかった。これは赤字だからというよりドライヴァーやメンテナンス要員の不足に起因するものでもあるだろう。

高校生が主要顧客だからこその選択と集中ということになるのだけど、実は意外な観光路線でもある。

というのは南海沿線から京セラドーム大阪へ向かう人が結構汐見橋線に乗っている。

汐見橋から京セラドーム大阪までは徒歩十数分なので、意外と歩く人がいるということ。

コンサートは新幹線で東京に帰る人のことを考えて20時過ぎに終わることが多いけれど、野球はそうはいかない。

いまの汐見橋で最終22:45発なら大概は間に合うけれど、22:10発ではちょっともつれたら間に合わなくなる。

ナイターの日については試合終了30分後、ただし23時を限度とする臨時で走らせてもいいのではないかと。

2010年代半ばあたりまでは南海沿線にオリックスバファローズのファンなど皆無だったけれど、いまは関西広域で大人気で、京セラドーム大阪の座席はいつも混んでいる。

今年は久々に不甲斐ないシーズンになったけれど、新しくついたファンは逃げていない。

年間50日くらいだと思うし、それくらいはやってくれよと。

南海はもう汐見橋線については半永久的に放置しておくつもりだろうけれど、なにわ筋線ができてJR難波周辺が発展すれば汐見橋線にとってもチャンスだし、汐見橋/桜川と九条で乗り換えて夢洲IRにも行ける。

岸里玉出で南海本線に乗り入れるようにレイアウトを変更するのはそんなに難しいことじゃないし、汐見橋線の各駅のホームは4両編成を走らせることはできるはずだから、汐見橋ー住之江(一部高石、春木)の直通系統を10〜15分間隔で走らせるというのが理想。

それをやるなら汐見橋線にも集客施設がないとダメで、木津川駅周辺には余ってる土地があるからそこを活かした再開発という話になってくる。

南海にやる気はないから大阪市がってことになるだろーけど、様々なビッグプロジェクトを抱える大阪市がどこまで動けるかなぁと。

ちなみに汐見橋線と環状線をつなげろ、とゆーすごいこと書いてるサイトを見つけてしまった。

これを医者が本気で書いてるってのがすげーなぁと💦

それじゃあバイバイナマステ❤️🧡暑寒煮切でしたっ✨



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