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目指せ冬季五輪⁉️インドのスキー場事情⛷🏂🇮🇳後篇・あの島国に宣戦布告💥ヒマラヤの雪を世界に売り込め‼️
はじめに
こんばんナマステ 🧡Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)です⭐️
昨日に引き続いて #北京オリンピック 便乗企画、火曜日に #Clubhouse 『 #インドの衝撃 ( #インド大学 )』で喋った #インドのスキー場 について❄️❄️
インドにはスキー場はあってもスキーヤーがいないっていう昨日の話はこちら。
音声版(約24分)はこちら。サムネイル直ったぞ✨
インドのスキー場がガンダーラ、
ではなくガラガーラなのはインド人がスキーをしないのと、インバウンドを呼び込めてないせい。
あ、ガンダーラって今の国家の枠組みでいえばパキスタン、アフガニスタンにあった国なので誤解なきよう。
昨日はインドはなぜスキーをしないのか、どーしたらスキーヤーを増やせるのか、という話をしたので、今日はインドに外国人スキーヤーを呼び込む方法を考えていきたい。
んじゃ始めるよ‼️
白い油田はシヴァの贈り物
良質な天然雪が積もる地域は実は世界にあまり多くない。
冬季五輪のこのところ3大会は本来ならスキーなんかやれないようなところだし。
星野リゾートの星野佳路社長は「日本の天然雪は石油並みの資源」と言った。
それはインドも同じだし、日本以上に世界に知られていない。日本は2回も冬季五輪やってるしね。
インドももっと積極的にヒマラヤの天然雪を世界に売ることで、山間部に富を呼び込んでほしいと思う。
石油はアッラーの贈り物っていうじゃない。それならこっちはシヴァの贈り物。
ヴィシュヌでもブラフマーでもええやんって思うんだけど、シヴァを雪と結びつけたがるのは完全に『ファイナル=ファンタジー』の影響だよねー。
ホントのシヴァって男の子だからね。
大黒天や不動明王もシヴァの化身。
大黒様とシヴァの関係についてはこちらも参照してね💫
インドの白銀に招くよ❗️
では具体的にどんな国をターゲットにしてスキーインバウンドを呼び込めばいいだろうか。
4つほど絞り込んでみた。
🟢ドイツ🇩🇪とイギリス🇬🇧
この両国はスキー人口の多さに対して国内のスキー場が貧弱で、アウトバウンド志向が強いため日本の観光庁が目をつけている。
ドイツ人スキーヤーの行き先はオーストリア🇦🇹が多く、イギリス人はフランス🇫🇷。それってどちらも隣国であって、わざわざアジアまでスキーに行くのか、という疑問はあるけれども、外国でスキーをすることに抵抗がない人達であることは間違いない。
んで、英独両国から見たらインドは日本より近いし、日本より英語が通じる。日本と戦うべきだ。
2019年の訪日はイギリスが42.4万人で12位、ドイツが23.7万人で16位。ちなみにその下17位かインドで17.6万人。
訪印はイギリスが100万人で3位、旧植民地だからね、今でも依存性はある。ドイツは26.5万人で9位。日本とそんなに変わんないのね。日本は23.9万人で12位。
日本もインドもこの2国は結構なお得意様だし、日本を見習ってインドももっと積極的に英独両国にスキー=ツーリズムを売り出して欲しい。
🟠東南アジア
人々の雪に対する憧れが強いが、彼らは今は日本へ向かっている。日本の四季がよく知られてるんだろうね。
でもやはりインドの方が日本より近いし、特にグルマルグはイスラーム圏だからマレーシア🇲🇾やインドネシア🇮🇩の人にとっては日本より良いおもてなしができるはず。
東南アジアの人はインドを自分達と同類の暑い国だとしか思ってないだろうから、この意識を変えないとね。
あとタミル人やタミル語の話せるインストラクターを育てるのも重要。マレーシアやシンガポール🇸🇬のタミル人をターゲットにしてほしい。タミル映画のロケ地誘致もね。
🟣中東
トルコ🇹🇷やイラン🇮🇷など結構スキーが盛んな国もあるけれど、雪質で勝負できる。
この2ヶ国は人口の1%がスキーヤー。北インドと同族のイラン人がこれだけスキーやるなら北インド人も1%までは行く可能性あるってことでもある。
ヨーロッパとの競争になるけれど、グルマルグにムスリムが安心してスキーができる環境を整えて訴求したいところだ。
🟡オーストラリア🇦🇺…距離的にニセコなど日本に勝てないけれど、訪印客は36.7万人で4位と多いから訴求の価値はある。
ところでインド亜大陸の真南って南極大陸まで海しかないって知ってた❓欧州にとってのアフリカ、北米に対しての南米、日本に対してのオーストラリアのようなパートナーが未来永劫できないの💧
ニセコではジモティーのインストラクターが英語できないから、オーストラリアのインストラクターがオーストラリア人に教えていて地元にお金が落ちないことが問題視されている。そこはインドならきちんとジモティが英語で教えられる。
🔵日本🇯🇵…月山や立山など暑くなってもスキーが楽しめるところはあるけど、雪質はかなり悪くなる。日本の3大休暇のひとつゴールデンウィークはインドの酷暑期と重なり、現状訪印客を呼びこめていないが、だからこそヒマラヤへ日本人を呼び込めるのではないか。ゴールデンウィークにみっちり滑って、来シーズンに差をつけろ🏂ってキャンペーンが必要だね。北海道や信越などからゴールデン=ウィークだけ日本人のインストラクター連れてくることも必要。
世界のスキー市場最大の成長株は中国🇨🇳だけど、距離や文化的親和性で日本に勝てる要素がない😭 あとヒマラヤ山脈に中国人を呼び込むのは政治的に抵抗あるかも。
香港の映画とかで突然流行る可能性はあるけどね。中国人の訪印は2019年が33.6万人で6位。4位オーストラリア、5位カナダ🇨🇦を抜くのは時間の問題ではある。
こんなとこかな。
特効薬はあの大会
インド人の間でスキー人気を爆上げさせ、インドのスキー場を世界に売り込む最大のチャンスはやはり冬季オリンピック。
インド政府はデリーやムンバイに夏季オリンピックを誘致したいようで2032年も立候補してたようだけど(近年は大掛かりなプレゼン大会をやめて水面下の交渉にシフト)、ジャカルタやドーハと並んで「暑い」という理由で却下された様子。
アメリカの放映権が絡んでベストシーズンである乾季に行うようなことはできないわけよ。クーベルタン男爵の精神なんかもうどこにもない。
もう北緯40度以上か南半球しかないね。どーしてもインドでやりたいなら冬季オリンピックと同じ2月を提案するしかない。
それだったら冬季オリンピックの誘致に舵を切るべきじゃないのって話。
人工雪の進歩で最早どこでも冬季五輪ができる風潮になってきているけどか、天然雪の価値を問い直す冬季オリンピックを目指してほしい。
もうひとつ、アイスホッケーでもグランド=ホッケーの素養があるインドは強豪になれる可能性がある。
三国同盟でヒマラヤン=スキーをアゲろ⬆️⬆️⬆️
ヒマラヤを世界有数のスキーリゾートにするためにはネパール🇳🇵やパキスタン🇵🇰を巻き込んでいく必要もあるよね。
貧しいネパールにとってはインド以上に大きなウエイトを占める産業になるし、スキー振興はパキスタンと良好な関係を築いていくチャンス。
ネパールは実のことをいうとインド以上に雪が低いところに積もらないので、ふじてんスノーリゾートみたいに降れば天然雪を使うけど基本は人工雪って感じになっちゃうかな。それでも眺望は他国と格が違う。
パキスタンは環境は有望ながら、紛争だったり一時はタリバーンがスキー場を破壊したこともあったらしい😱
再生途上だけにインドもそこに協力してほしいところ。そうやって両国の関係が改善されて、スキーを通じた和解の過程がのちに「平和のシュプール」と呼ばれる日が来れば最高の展開だよね。
インドのスキー場を盛り上げるのは誰か
Clubhouseで以上のことを喋った後、こういう施策はインドの誰がやるべきなのか❓という質問をいただいた。
政府観光局や州観光客とかが動くべきだけど、グルマルグ、マナリ、アウリといったところではDMO(デスティネーション=マネジメント=オーガニゼーション)を確立させて国内外へのアッピールを戦略的にやれるようにする必要もある。例えばボリウッドのロケ地に売り込むとかも、そういう組織が動くべき。
今度、銀座8丁目の政府観光局や日比谷のエアインディアに行った時にこういう話してくるかな。どちらもこの状況でだいぶ行けてないけどさ。
せっかくの雪という資源を活かせてないのは本当にもったいない、ってことに尽きる。
おわりに
インドは本当に何でもあるのに、一部分のイメージだけが広まっているのが本当に歯痒い、という思いがいつもある。
サーフィン🌊🏄♂️専門旅行会社の人に「インドに海あるんですか❓」って真顔で言われたりさ。
今回はそんなひとつを書いてみた。
インドの旅行関係をずっとやってきた先輩達にタージ=マハールやピンク=シティの知識では絶対に勝てないけど、そこはどんどん奇を衒っていこうと思う。
Clubhouseの方は次回3月1日火曜日20:00〜、インネパレストランについて話すのでこちらもヨロタム🇮🇳🇳🇵
それではバイバイナマステ💜暑寒煮切でした❄️