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新たなる食い扶持

こんばんナマステ💙Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

これを見て何というか、 #旅行業界 なるもののこの先が見えてきた気がする。

この状況でみんな移動ができないから旅行業界は厳しい、というのが多くの人のイメージだろうと思うけど、ここにきて #PCR検査 で儲けるという状況が出た。

確かに大手旅行会社や広告代理店は #ワクチン集団接種 を全国で受託してきた。だけど、それって旅行やイヴェントが失われた補填以上のものではないんだよね。回数は有限だし。

それと比較するとPCR検査は少し質が異なるように思う。

感染者が出て、濃厚接触者に検査をする、というような当初のものももちろんあるんだけど、今は移動をするために検査をするということが少しずつ増えてきている。

そうなってくると、旅行会社がPCR検査会場を運営することは、自社のビジネスモデルと直結する。

移動を売り、その付属品として検査も売ることでインセンティヴがつく。

そういえば、クラツーの社長がこんなこと言ってたな。

「PCR検査証明書の煩わしい手続きも旅行会社が全部請け負い、旅行会社の存在意義を可視化していく。旅行会社が提供する安心・安全の手厚いサポートを報道で知らせ、市場を拡大するチャンス。」

旅行業界では当たり前の話ながら、一般に浸透していないと思い一応書いておくと、KNT-CTって近ツリ+クラツーだからね。

ほらほら、KNT-CTのビジネスモデルのなかにPCR検査はもう組み込まれちゃってるのよ。

確かに自社手配の客単価を上げられるし、他社手配なり旅行会社を使わない人からもお金を取れる。

旅行会社の伝統的なビジネスモデルは人手を多く使ってきて、これからはAIやDXによって減らしていく状況だけど、検査場には誘導や受付要員がそれなりに人手が必要だからしばらくの間は雇用を維持できるというメリットもある。

この人手がポイント。

こんなことができるのは人がたくさんいる大手だけで、中小旅行会社はそんなことはできない。

実際、風の旅行社の社長がこんなことを言っている。

「中小旅行会社は嵐が通り過ぎるのを待つけれど、大手はそうもいかず、他事業に進出していくのはよくわかる。しかし、中小にとってドメインはやはり旅行であり、旅行にこだわり続ける。コロナ禍は人間の旅行への欲求を見直すきっかけになった。コロナ後の旅行のかたち、旅行会社の存在意義を見直す必要がある。」

つまり、コロナ禍で旅行業界はどうなるかというと、

ひとまず多くの中小が廃業した。

大手はPCR検査という新たなる食い扶持を得た。

それができない中小のうち本業で大手にない魅力を打ち出せるところは生き残れるが、そうでないところに需要は戻ってこない。

ということなんじゃないかな。

大手ならPCR検査とその陰性証明書発行までワン=ストップ=サルヴィスなんだから、中小は余程のコンテンツでない限り勝てないよね。

つまり大手の寡占が進むってことだと思う。

PCR検査に留まらず大手は今回の経験で、人手を活用した様々な事業を始めるだろう。

最初はそれこそKNT-CTが他の大手と合併するくらいの再編が起きる気がしてたけど、もしかすると大手が一気に経営力を上げるんじゃないかと思う。

コロナ禍は旅行業界に遅かれ早かれやってくる再編を前倒しにした、という論調はもしかしたら間違いなのかもしれない。

インターネットの普及により旅行会社が得意としてきた「煩わしい手続き」がどんどん簡略化されてきたところに、「煩わしい手続き」が戻ってきて水を得た魚になったかも。

しかしその水を得られるのは大きな魚だけ、ということになる。

ちなみに自分は「煩わしい手続き」が嫌いな旅行屋らしくない旅行屋なんだけど💦

それじゃあバイバイナマステ💙暑寒煮切でしたっ✨



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