秩父鉄道がバッサリ切ったもの
こんばんなまらステ💙Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨
今日は秩父鉄道のはなし。
秩父鉄道というのは単に秩父に行くだけじゃなく、熊谷、さらに羽生まで通じている埼玉北部の屋台骨。
羽生で東武伊勢崎線、寄居で東武東上線と繋がっているということで、東武はこの路線がないと車両整備を一元化できない。
計画されている豊住線(有楽町線豊洲ー半蔵門線住吉間の地下鉄新線)ができると、東武はこちら経由でも伊勢崎線と東上線の間での車両回送ができるようになるけれど、そのような用途をするのかどうかはわからない。
ただ、東武の最新の経営計画では豊住線を活用する気があるようなことを書いている。
今の秩父鉄道は東武の庇護を受けている部分もあるだろうけど、今後はわからない。
しかしながら、それ以上に秩父鉄道の経営資源といえるのは石灰石輸送だよね。
ぶっちゃけた話2000年代までこっちがメインだったと思うよ、いやホント。
だけどその後は長瀞や秩父にインバウンドがたくさん来始めた。あと羊山公園とかアニメの舞台になった三峯神社とかバズり出したりして日本人も増えた。
そーゆーのがパンデミックで吹き飛んでしまってだいぶ痛手だったのは想像に難くない。
ということで運賃値上げ。
しかも結構エグい値上げしてるのよね。
ただ、ここで注目したいことがある。
それは全部の運賃が50円刻みだということ。
それに対して子どもの急行料金は110円から100円に値下げすると。
つまり、何が何でも50円刻みにしたいのよ。
ってことはね。
もう10円玉を用意したくないんだよ、この会社はさ。
定期券は流石に10円単位だけども、それが買えるのは8駅しかない。
ま、その8駅は10円玉を用意するけれども、それ以外の駅ないし車掌さんは絶対に10円玉を持たないっていう意思表示じゃないのかな。
日本には1円玉から1万円札まで10種類のお金がある。
このうち2,000円札は釣り銭を用意する必要はないものという常識ができている。
つまりお釣りとして2,000円札と1万円札を除いた8種類のお金を用意しておかないと、一般的な金銭授受はできない。
ところが鉄道会社を含めた多くのセクターは10円単位での値付けにこだわり、1円玉と5円玉を排除している。これは自動券売機がそーだから、ということでもある。
そしてここにきて秩父鉄道は10円玉すら用意したくないないと言い出したわけね。
全てが50円単位なら50円玉から5,000円札まで2,000円札を抜いた5種類で収められる。
これによるコスト削減が如何程温泉なのかって話よ。
券売機は10円玉を受け入れるから自然にそれは入ってくるさ。
でもそれは定期券を売る8駅に回せばいいだけだしさ。
8駅以外、秩父鉄道は10円玉を用意しなくていい。
それすんごいコスト削減になると思うよ。
今現金用意するコストが一番高いんだってばさ。銀行での両替も有料化してるしさ。
思い切って一部値下げしてでも百円単位でやってよかったんじゃないかと思うくらいだし。
DXには程遠いにしても、クレヴァーな会社なんだろうな、秩父鉄道。
この調子ならキャッシュレスオンリーになる日も遠くないと思うので頑張って欲しい。
もちろん貨物も旅客ももっと増収できるはずなのでそこにも智慧を巡らせてほしいけれども。
それじゃあバイバイなまらステ💙厚沢部煮切でしたっ✨