功有る者には俸禄を以て賞し
こんばんナマステ❤️Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
京セラの稲盛和夫名誉会長が亡くなった。
我々にとって一番関連するのは言うまでもなくJALの再生。
いまタタ財閥のもとでエアインディアの再生が始まっているだけに、比較していきたいなと思っていた矢先でもある。
これについてはまたここで記事にしたり、Clubhouse『インドの衝撃(インド大学)』でも喋ろうかなと思う。
パキスタンの洪水被害がヤバいので次はパキスタンのことを喋るんだけど、その次かな。
んで、今日のnoteとしては稲盛和夫氏について個人的な話を。
新卒の時に、総務・経理のおばちゃんに呼び止められてさ、「こういうの好きでしょ。行ってきなよ❗️」って言われて渡されたビラが、商工会議所かなんかが主催する稲盛和夫氏の講演会だった。
もちろん自分はそれに飛びついた。
無料だったかすごく安かったのと、夕方の開催で業務にたいした支障もないということで、すぐに上司からも許可をもらって、大手町だったと思うホールまで足を運んだ。
話が非常に上手くてのめり込むように聴いて、矢鱈同郷の西郷隆盛(稲盛氏は一貫して「南洲」と呼んでいた)押しだったのが印象的だった。
んで、今でももの凄く覚えているのが表題にもある通り『南洲翁遺訓』にある「功有る者には俸禄を以て賞し」なんだな。
功績のある人にはギャラを弾み、徳のある人にポジションを与えろ、っていう風に一般的には解釈されているのだけど、稲盛氏はこんな局面で用いていた。
京都の小さな町工場から始まった京セラが大企業になるにつれて、初期から頑張ってくれた人達が経営のステージに合わなくなってくる。
そこで西郷南洲のこの言葉を思い出して、いっぱいお金をあげて去ってもらったと。
わざわざこんなことを言うくらいだから、一般的な退職金のレヴェルではないんだろうね。
現金か証券かは知らないけど、旧い言い方をすれば蔵が建つほどなんじゃないか。
嗚呼、こんな経営もあるんだって思ったんだよね。
この話を聴いてたから、JALの会長になった時は大勢を集めて訓示するのではなくわざわざ社員のデスクに向かい全員に個別に挨拶したとか、JAL社員へのセミナーが終わると進んでコンパに参加して缶ビール片手に社員と語り合ったなんてエピソードも腑に落ちてくる。
人間本意の経営ってことかな。
エアインディアの再生を担うタタ財閥もまた人格経営で知られているけど、
稲盛氏とはどんなところが共通してどんなところが違うのかというところに今は興味がある。
そんなところを今後探ってみたい。
稲盛和夫氏を心から哀悼すると共に、講演会を教えてくれた総務・経理のおばちゃんにも改めて御礼を言いたいなあ。
ちょっと癖のあるキャラで、煙たがっている同僚も多かったけど、自分は結構仲良かった😊
自分も癖があるってことなのかなぁ。
それじゃあバイバイナマステ❤️暑寒煮切でしたっ✨
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