ただのシャッフルにさせないために
こんばんなまらステ💛💙Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ⚾️
NPB2度目の現役ドラフト、ドラフト1位で入団したはずの選手が多いことは目を引くけれど、
結局全球団が1人ずつしか獲らず、かつ全球団から必ず1人ずつ移籍していくので、単なるシャッフルでしかなく、だから何なの感しかないのがね。
昨年の現役ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから阪神タイガースに移籍した大竹投手、横浜DeNAベイスターズから中日ドラゴンズに移籍した細川選手が新天地で大化けして、
結果的に大竹投手がいなければ阪神タイガースは日本一になれなかったと呼べるほどになった。
環境を変えれば活躍できる選手が埋もれていることは証明されたけど、大竹投手や細川選手は緻密な戦略のもとに獲得されたとは思えないんだよね。
もっと新人ドラフト同様、翌年以降のペナントレースが既に始まっているかのような緊張感が欲しい。
まず、既存の選手を流動化させる他の制度の違いを考えたい。
まず、トレード。
選手同士を交換するものもあれば金銭トレードもあり、金銭トレードの一種として無償トレードもある。
どの方法だろうと、両球団の思惑が一致しない限りは成立しない。
次に制度的には色々あるけれど、自由契約・退団になった選手を他球団が獲得するというもの。
これは自軍の自由に動けるけれど、メジャーリーグから帰ってきたような選手やギャラが高騰しすぎた選手を除けば、他球団の戦力外になっているわけだから、獲得しても戦力になる確率は高いとはいえない。
FA移籍は移籍制度の花だけど、すでに結果を出している選手の獲得になるから他球団との競争が激化しやすく、そして金銭も高騰しやすい。
そして、FA移籍の副作用として人的補償がある。
これはどの選手をプロテクトするのか、しないのか、というのも含めてお互いの駆け引きもあり、結構面白いし、人的補償で移籍した選手が活躍することも多い。
人的補償はNPBにしかない制度で、これまでは流動性をそれなりに確保してきた。
このほか特殊な事例で、オリックスバファローズと東北楽天ゴールデンイーグルスができたときに、旧オリックスブルーウェーブと旧大阪近鉄バファローズの選手を両チームに分配するドラフトが行われた。
これは最低最悪なもので、先にオリックスバファローズが両チームから40人ピックアップしてプロテクトしていい、というものだった。
こんなんじゃオリックスバファローズは毎年ぶっちぎりで優勝じゃないか💢
と思ったら、野球の神様っているんだろうね。
このときの分配ドラフトの選手が残っている間、一度も優勝できず、いなくなってようやくリーグ3連覇を達成した。
ただ、40人の先行プロテクトというのは大きなヒントになる。
結局、これまで新人のドラフトと人的補償以外に、各球団が本気で戦略を練り、そしてその結果がその後を大きく左右するようなものはなかったと思う。
そーゆー意味で現役ドラフトは、埋もれている才能の発掘というだけでなく、各球団の駆け引きが面白くなる可能性を秘めていたはずだけど、結局そんなに面白くない。
大竹投手と細川選手が結果を出してくれて、救われたというくらいか。
面白くない理由として、各球団が放出してもいい選手をリストアップすることが大きい。
もちろん、このなかにはいい選手だけど他の選手と特性が被ってしまっている、ということでの放出もあるだろうけど、ほとんどは準戦力外通告ではないだろうか。
そーではなく、各球団が本当に欲しいと思う選手を指名できるようにしなきゃ面白くない。
だとするなら、面白い現役ドラフトは人的補償に近いものになるのではないだろうか。
いくらなんでもいきなり村上宗隆や佐々木朗希を指名できるようにしてしまっては、埋もれている選手の発掘の意味をなさない。
あれこれ規定をつくっても可能性を狭めるだけだから、支配下登録選手のなかから単純に40名をプロテクトして残った選手のなかから、下位チームから順に自由に何人でも選べるようにしたらいい。
日本シリーズで負けた側のリーグから、ということで、北海道日本ハムファイターズ➡️中日ドラゴンズ➡️埼玉西武ライオンズの順で。
最低1名は必ず指名しなければいけないけれども、人数の上限は設けない。
これをやる代わりに、人的補償は廃止することで、FA移籍も活発化する。人的補償のせいでFA獲得に消極的になる球団が出てきているのは明らかにおかしい。
これを成功させるために2つ必要なことがある。
ひとつは現役ドラフト後の戦力外通告を認めること。
冷酷かもしれないけれど、新人ドラフトの結果を見て第二次通告がされている実情がある以上、現役ドラフトだって反映させるべきだよ。
現役ドラフトで10人を獲得した代わりに10人を切り捨てる、そんな球団が出てきたっていい。
もうひとつは、全球団のトラッキングシステムを統一させること。
勘違いしてる人がいるけど、トラックマンやホークアイなどのトラッキングシステムは自軍のデータ収集のためではなく、同じトラッキングシステムを使う全チームに同じデータが共有される。
それを各球団のアナリストが分析して戦略に活かしていく。
MLBは全球団で統一されているけれど、日本は各球団がバラバラにやってるから、持っているデータに差が出てきてしまう。
偶然か必然かはわからないけれど、他と足並みを揃えていない球団は昨年の現役ドラフトで獲った選手をあまりうまく使えず、逆にこの球団から出て行った選手も活躍できていない。
この環境を統一させ同じ土台で各球団の分析力が試されることになれば、よりスリリングな場になる。
余談だけど、来季から2軍のみで新規参入するオイシックス新潟アルビレックスBCとハヤテ223に入団するメリットもまさにこれ。
この2球団のプレイヤーはNPB球団のトラッキングシステムにデータが反映されるので、印象論ではない本当の実力が把握される。
独立リーグや社会人球団、海外でのプレイは印象論になってしまうけれど、イースタン、ウエスタンでのプレイはリアルがわかるので、各球団は声をかけやすい。
兎に角、本当に欲しいと思う選手を各球団が積極的に獲れる仕組みが必要。
とりあえず今年のシャッフルのなかでは阪神タイガースから讀賣ジャイアンツへ行った馬場投手がやってくれそうな気がするけど、どーなるかな。
巨人の馬場、だからとかじゃなくてね😜
それじゃあバイバイなまらステ💛💙厚沢部煮切でしたっ⚾️