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回らないラーメン店の末路

こんばんなまらステ🤎Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨

とある家系ラーメン店の店主が、イヤホンつけてラーメン食べてる客に苦言を呈し、そこで回転率を話題にした。

家系だけに麺の硬さ、味の濃さ、油の量について聞いても、聴こえてなくて聞き直したりするし、ながら食いだから食べるのも遅い。

ここ結構な行列店だから、ながら食いされるのはたまったものじゃないわけよ。

そいつが席を占有していることは、後から並んでいる人の時間も奪っているし、結果的にお店の売り上げも下がるので、誰にとってもいい話じゃないわけで。

イヤホン外すか、すぐお店出て行け、くらいのこと言ってもいいと思うよ。

これに限らずコンビニとかでもイヤホン付けながら買い物してる人多過ぎるよ。どーしてセルフレジ使わないの❓

んで回転率って特にラーメン店みたいに客単価低い店では死活問題であって、ふと思い出すのは昔市ヶ谷と飯田橋の間にあったとあるラーメン店

濃厚味噌ラーメンのパイオニアという感じで人気を集めていて、行列が外堀通りの日常的な光景になっていた。

支店もいくつかできて、順風満帆のように見えたんだけど、あるとき突然支店も含めて一気に閉店してしまった。

そしてほどなくしてその外堀通りのテナントに店主一人で立つ辛味噌ラーメンの店として転生した。

その店は転生後10年近く経った今でも続いており、最近になって土曜日の夜かな、予約制で元の濃厚味噌ラーメンを出す限定営業を始めた。

何故突然元の店を閉めてしまったのかというと、店側の口上としては支店ができていくなかで味の維持が難しくなったためという。

で、あるならば支店を閉めて本店に集中すればよかっただけなのに、何故本店まで閉めて、従業員も解雇してしまったのか。

本当の理由まではわからないけども、回転率が悪すぎたせいだと自分は考えている。

十数人並んでいたら1時間以上待つという状況で、店内はカウンター7席だから1時間に3回転未満。

回転が悪かった理由としてまず濃厚なスープに負けないような太麺で茹で時間が非常に長かったこと、

しかも大学が近かったからなのか大盛無料で、超濃厚スープだったから食べるのも時間がかかり、

また大学生なので連れ立って来て喋りながらで食べるのも遅いといったことが挙げられる。

あと3人とか4人とかで来ると、絶対並びで座りたがるからね。

それでいて狭い厨房に店主以外のスタッフが複数いたと記憶していて、回転悪いから売り上げも低いなかで人件費率も相当高かったんじゃないかな。

本店は儲からない構造なのを承知で支店で稼ごうとしていたら、味の管理ができなくなり…、といったことなんじゃないかと邪推している。

だから店主ワンオペで辛味噌でやります、というのを見た時にしっくりきたんだよね。辛味噌ならある程度来店を抑制できるしさ。

今も回転はよくなく時間帯によっては行列出来ることもあるけど、ワンオペなのでコスト面もそうだし、店主が満足できるクオリティを提供できているようで何より。

また、当時の常連にレシピを伝授して地方都市でお店をやっているようだけど、そっちも続いているみたいで。

人気店のように見えてもビジネスモデルが崩壊してたのを、東京の店も地方都市のも店もうまく修正できているってことだよね。

そうそう元々の店はさ、回転を連想させる店名なのは何の皮肉なんだろうって💦

それじゃあバイバイなまらステ🤎厚沢部煮切でしたっ✨

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