【X space連動】初めてのインド旅行はベンガルール(バンガロール)にすべき7つの理由
はじめに
こんばんなまらステ🩷Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨
今日は22時から『インドの衝撃』のX(旧twitter) spaceで話すベンガルールの話をこちらでも書いていくよ❣️
https://twitter.com/i/spaces/1nAKEabpyYkKL
今回は春休みやGWにインドに初めて行ってみようかな、って思ってる人向けの超初心者版。
初めてのインドというと多くの人は首都デリーを基点にタージマハールのあるアーグラーへ行くという人が多いし、
南インドのなかでも映画『バーフバリ』『RRR』の大ヒットを受けて撮影所のあるハイデラバード、南インド料理の人気が高まるなかで存在感の強いタミルやケーララといったところに行ってみたい、という声が高まっていて、
もちろんそーいったところに対して強い思い入れがあるなら、そりゃ傍目もふらず行けばいーんだけど、
とりあえずインドに行ってみたい、と考えている、でも1ヶ月とか時間取れるわけでもない、というのであれば断然ベンガルールをオススメする。
その理由を今日は7つ紹介していきたいと思う。
その前に簡単なベンガルールの紹介をしていくね。
ベンガルールは南インドの中央部、デカン高原にある都市で、カルナータカ州の州都かつ首都デリー、ムンバイ、コルカタに次いでインド第4、南インドでは最大の都市となっている。
ベンガルールの意味はカンナダ語で「茹でた豆の街」、または「護りの街」と説が分かれている。前者の方がかわいくて好き😊💕
ムガール帝国やイギリス統治の時代にあったマイソール王国が1831年にマイソールからベンガルールに首都を移し、インド独立後にマイソール州を経て1973年にカルナータカ州に改名した。
1991年の経済自由化以降、IT産業が興隆してインドのシリコンヴァレーと呼ばれるようになるけれど、その基盤は軍需産業の拠点だったことに由来しており製造業も強くトヨタやホンダなどが進出している。
なお、ベンガルールの英語読みであるバンガロールが長らく正式な地名だったけれど、2014年にカンナダ語読みのベンガルールに改名。その後も日本人の間では長年の慣行からバンガロールと呼ばれ続けていたけれども、2020年にJALの成田直行便が開設されるにあたりベンガルールと案内されていることから、旅行業界としてはそちらを採用せざるを得ないだろう。
ベンガルと紛らわしいんだけどさ😅
理由①直行便をはじめとして日本からアクセスしやすい✈️
オススメする理由その①としては先述したように成田からの直行便があり、それに呼応して経由便の競争も激しい。
香港、シンガポール、クアラルンプールなどの経由便は関空など日本各地の空港とも便がいいので、とくに西日本の人はわざわざ羽田、成田まで来る必要もない。
また、エアインディアであればデリー経由にはなるけれども、乗り継げばその日のうちにベンガルールに着ける。
ただ、ケンペゴウダ国際空港はベンガルール市街から40kmとインドの空港としては街から非常に離れていることは留意する必要がある。
スケジュールに余裕を持っておくのは当然として、日本を発って着くのは大抵夜ということもあるため少しでも手間を惜しみたい人は予め旅行会社を通して送迎車を予約することをオススメする。
さらにいえばこの時、英語で構わないのでガイドをつけておき、その場で両替を頼むとタイパがとてもいい。とりあえず、1〜2万円で充分。
ドライヴァー、ガイドともにチップの支払いも必要になるけれども、それを含めてもね。
デリーと違ってベンガルールではあんまり聞かないけど、仮にあなたの名前を掲げていない自称ガイドが話しかけてきたら絶対についてっちゃダメよ。正規のガイドは必ずネームボード掲げてるし。
ガイドをつけずにドライヴァーしか頼んでいない場合は、ターミナルのなかには入らないので自分で車の前まで行くこと。これはこれで面倒なのでやっぱりガイドをつけた方が無難かな。
理由②インドとしてはそんなに暑くない😊
ベンガルールはデカン高原にあり標高は960m。一番暑い4〜5月でも35℃いかないくらい。充分暑いように思えるけど、日本みたいに蒸し風呂にはならない。
インドの他の主要都市は50℃とかいくからね、ガチで🥵
他の主要都市は立地から発展しているけれど、ベンガルールは気候で人が惹き寄せられている。
寒くもならないので、基本的に夏の格好でいいけれど、羽織るものは必ず持っていくように。
朝晩多少冷える日もあれば、建物や乗り物など狂ったくらい冷房がかかることがあるし、イスラームの施設を中心に素肌を晒さない方がいいシーンもある。
季節によっては蚊もいるしね。
理由③比較的治安がいい🥰
ホントこれに尽きる。
デリーと違ってマニーマニー言ってくる人もあんまりいないし、ある程度ひとりで出歩くこともできる。
よく言われるインドの洗礼をあんまり受けなくて済む。
もちろん夜道や裏路地、置き引きなどは最低限気をつけてほしいし、経済発展の裏側としてスラム街もある。
とくに女性は現地男性とのコミュニケーションの取り方には注意した方がいい。良くも悪くもインドの男性はまだまだ純情なのよね。
理由④困ったら日本人や日本食を頼れる🇯🇵
ベンガルールにはトヨタをはじめとした日本企業がたくさんあるので、ちゃんとした日本食レストランもあれば、日本語で案内してくれるホテルもあれば、日本語で治療してくれる病院もある。
結構大きな組織になっている日本人会もあれば、総領事館もあるから困ったら駆け込める。
そんなの旅として楽しくない、と思うのは構わないけど、いざというとき命綱があるかないかってぜーんぜん違うからね❗️
自分も日本人会のサイト、めちゃよく読むし。
日本だけじゃなく世界中の人が集まってるから、洋食、中華、韓国やタイなど食事のヴァリエイションには困らない。
もちろんインド料理についても地元カルナータカ料理しか食べれないなんてことはない。
旅のスタイルは人それぞれ。インドへ行って毎食韓国料理だっていいじゃないか、別に。
理由⑤観光名所が比較的近くにある🚌
ベンガルール近辺の著名な観光地といえば、なんといっても宮殿が荘厳過ぎる古都マイソールと、昨年世界遺産登録されたばかりのハッサンを拠点にしたホイサラ朝遺跡群。
ハッサンはジャイナ教の聖山シュラバナベラゴラや、ダム建設により水没し季節により異なる姿が観られるシェティハッリロザリー教会といった見どころもある。
北インドにおけるデリー、アーグラー、ジャイプルと同じようにベンガルール、マイソール、ハッサンをカルナータカにおけるゴールデントライアングルといってもいい。
本家ゴールデントライアングルはデリーからアーグラーが車で3.5時間、他2辺は5時間を要するため移動するだけでだいぶ疲れるのに対して、こちらのゴールデントライアングルはぜーんぶ2時間台。
ベンガルールから日帰りも余裕だし、小旅行も楽しい。ハッサン近辺ならベンガルールより遥かに安くリゾートホテルに泊まれるし。
マイソール宮殿は日曜日の夜ライトアップするので、それに合わせてスケジュールを組むといい。
また、隣接するタミルナードゥ州やケーララ州への陸路アクセスも良好でチェンナイやコチ、マドゥライといった主要都市へ列車で半日ないしひと晩。
マドゥライやコーヤンブットゥールなどタミルナードゥ州南部へは州都チェンナイよりベンガルールの方が近いくらい。
インドを代表する大都市なので、各地への国内航空便も充実している。ただ先述したように空港が遠いのでそこは注意。
一方で同じカルナータカ州のなかで非常に知名度の高い世界遺産ハンピ遺跡は遠いため、充分余裕のあるスケジュールを持ち綿密な計画を立てなければいけない。
ハンピのさらに北にあるバーダーミ遺跡、インドでは珍しく豚肉文化のあるクールグ、キリスト教とシーフードが有名な港町マンガルール、クリシュナ信仰の聖地にしてマサラドーサ発祥の地ウドゥピなどカルナータカ州にはディープなスポットがたくさんあるけれども、それらについてもベンガルールからは結構離れている。
ベンガルール旅行とカルナータカ州旅行はベツモノと考えた方がいい。
理由⑥市内観光だけでも充分楽しめる🚇
ベンガルールの見どころといえば、ベンガルール宮殿、黒い宮殿ティプースルターン夏宮、牛を祀ったブル寺院、巨大な神像があるシヴァ寺院、土日夜にライトアップするカルナータカ州庁舎ヴィナードサウダなどが挙げられるけれど、マイソールやハッサンと比較したら地味。
でも都会だけに伝統的なマーケットもあれば近代的なショッピングモールもあり、博物館も多いし、テーマパークやサファリもあるし、何よりもガーデンシティと呼ばれるだけあり花に彩られた公園で過ごすのも楽しい。
2路線しか開通してないけど地下鉄もあるので、沿線は比較的気軽に散策できる。
なまじ街中に世界遺産のあるデリーやムンバイと違って、街歩きこそが最高の娯楽だと気付かせてくれるのがベンガルールではないだろうか。
できれば予備日を設けて、ベンガルールをのんびりと満喫する日にしたいところ。
理由⑦インドらしくないからリピートするほどのインド好きにはもの足りないかもしれない😳
ここまで書いてきた話はベンガルールというところがいかにインドのなかで敷居が低いか、ということに尽きる。
要するにあんまりインドらしくない。
何しろこの街はカルナータカ州の州都でありながらカンナダ語を喋る人が少なく、カンナダ語で話しかけてもぽかーんとされてしまう。
ベンガルールは香港や長崎出島のような存在だということで、それ以外の大都市はないからカンナダ語の文化発信力は低く、タミル語映画やテルグ語映画のようなヒット作はカンナダ語映画からはほとんど出てこないし、
カルナータカ音楽は有名だけど、別にカルナータカ州の音楽ってわけじゃない。食文化もあまり知られていない。
初めてのインド旅行に最適と書いてきたのは、逆にいえばインドのリピーターからすると期待していたインドの姿がそこにないことに失望するかもしれないということ。
インドらしさ、カルナータカらしさを求めてベンガルールに行ったとしたら、とてもつまらないものになるかもしれない。
ならばそこは頭を切り替えるべきで、インド旅のテンションを一度クールダウンする場所だと思えばいい。
一旦ベンガルールで和食や中華を食べる、日本人と話す、そんな感じで構えたらどうだろうか。
それと先程も書いたように、ベンガルールとせいぜいマイソール、ハッサンだけに行ってカルナータカ州に行ったと思わない方がいい。
インド、とくに南インドのリピーターなら尚更、もっとディープなカルナータカ州に触れてほしい。カンナダ語が大半だけど、それ以外の少数言語もあるし。
初めてインドに行く人は何も考えずにまずはベンガルールを選んでみて❗️
そしてインドリピーターはインドであってインドじゃない、と思ってベンガルールに行ってみて‼️
ってところ。
おわりに
最後にベンガルールに行く前に準備すべきことをお伝えしておくよ。
それはね、
、
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夜更かし‼️
これがデリーの場合、夕方から夜早めに着くし、見どころも早朝からやってる遺跡系が多いのであえて時差に対応しないという戦略もあるのだけど、
ベンガルール及びその近辺となってくると、まず到着が深夜帯が多いし、都市観光だったりマイソール宮殿のライトアップといったコンテンツを考えると、なるべく現地時間に合わせて動いた方がいい。
日本とインドは時差が3.5時間違うけれど、インドの子午線は東経87.5°のウッタルプラーデシュ州プラヤーガラージ(イラーハバード)にあり、ベンガルールは77.6°付近だから、実質的には関西から4時間、東日本だとそれ以上に差を感じる。
さらにいうとインド人は日本人よりずーっと遅寝遅起きで、ディナーのピークが21時なので2時間違うと思った方がいい。
つまりベンガルールの時間サイクルは感覚的に4〜6時間くらいズレている。
普通に日本に暮らしていて、そこに合わせるのは難しいけれど、タイムラグは1時間違うだけでもかなり負担が変わる。
日本での生活に支障がない範囲で夜更かしをして身体を少しでも慣らしておこう。
慣し過ぎて飛行機に間に合わないなんてことがないように🤣
帰りは日本朝着が多いから、その場合は飛行機のなかで眠れるよう現地で寝不足気味にしておくといい。
ということでX spaceを聴いてくれてる人には、夜更かしにお付き合いいただきありがとうございました‼️
で締めるわけさ😎
22時スタートで、ここまでの話をして2〜30分ってところかなぁ。
それじゃあバイバイなまらステ🩷厚沢部煮切でしたっ✨