京阪電車の4両編成は理に適ってるよ
こんばんナマステ💚Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ✨
京阪電車が3月に実施するダイヤ改正で、これまで7両編成か6両編成だった普通電車が4両編成になるということが話題になっており、その多くは否定的。
だけど題名の通り自分はそれでいいと思っている。
それがどーゆーことなのか書いてくね。
まず京阪本線のほとんどの駅は8両編成に対応していて、伏見桃山ー東福寺間の駅は中書島と伏見稲荷以外が7両編成。とくに伏見桃山と東福寺で両端に踏切があってホームを延長できないでいる。
したがって京都側で各駅停車になるものは7両編成以下にする必要がある。
中之島線は8両編成、交野線と宇治線は5両編成までに対応。現在の交野線と宇治線は4両編成のみとなっている。
京阪は天満橋ー萱島間が複々線で、現在は多くの普通は萱島止まりになっており、萱島から先の各駅停車は準急が担う。
関西の私鉄で輸送力と運行速度を意図しての複々線があるのは京阪本線としいていえば南海本線だけど、後者はほぼ機能していないため唯一の複々線運用といっても過言ではない。
しかしながら複々線区間を走る普通電車は同じ関西のJR京都・神戸線、あるいは関東の小田急や東武と違って基本ガーラガラ。
これがなぜかというと地下鉄谷町線をはじめとして並行路線が多いこと、
複々線区間に位置する守口市・門真市に立地していたパナソニックや三洋が工場を縮小させていること、
それこそ松下(現パナソニック)や三洋が華やかし頃の高度経済成長期に京阪主導の土地開発が行なえず小規模住宅が乱立していることが挙げられる。
そんななかで今まではパンデミックもあり7両編成(一部6両編成)で15分間隔だったのが、新ダイヤでは4両編成で12分間隔になる。
車両だけ見れば7両編成から4両編成になって43%輸送力が落ちるけれど、25%増発しているため掛け合わせれば輸送力は29%減にとどまる。
利用率から考えると順当だといえるし、何よりも4両編成には2つの大きなメリットがある。
ひとつは2ユニットを繋げれば8両編成になるので、通常は4両編成でもラッシュアワーやイヴェント(京都競馬場での重賞レースなど)があれば8両編成にするといったことで柔軟に対応できること。
もうひとつは交野線や宇治線の車両と共通運用できること。
このふたつの考え方を併せて、淀屋橋から枚方市まで8両編成、交野線内は4両編成になる直通急行があれば大阪市ー交野市間を直結するJR学研都市線に対抗できる。
いまの準急の代わりにこれを走らせ、停車駅は北浜・天満橋・京橋・守口市・門真市・寝屋川市・香里園・枚方市から各駅とし、土休日は枚方公園にも停車させる。
門真市は現在普通と守口市から各駅停車になる区間急行しか停車しないけれど、伊丹空港へ向かうモノレールとコネクトするため急行系の停車が望まれている。守口市から先は区間急行同様に各停レーンを走って停車させてもらいたい。
準急の代わりに普通は淀まで延長運転させ、淀で7両編成の普通と接続させる。京都側はインバウンドで混雑しているので7両編成を基本にした方がいい。
逆にいえば融通のききにくい7両編成は淀ー出町柳間の運用に限定した方がよさそう。
本当はJR奈良線と戦うために宇治ー出町柳間にも直通急行が欲しいんだけども、こちらは大幅な増発になるため運行経費を考えると厳しい。
また、京都におけるインバウンドの混雑を考えたとき、特急を伏見稲荷・清水五条・神宮丸太町に停車させて利便性を確保させたい。
本当は東福寺にも停めたいんだけど7両編成までしか停められないからね。
だけど増発するなら特急を7両編成にしてもいいかもしれないよ。
現在はプレミアムカーを抜いた7両✖️1時間に4本なのが、6両✖️5本になれば輸送力は同等というか少し増えるくらいで、そうすれば東福寺にも停車できる。
淀屋橋ー出町柳間に7両編成の特急、淀屋橋ー私市間に8両編成の急行(枚方市からは4両編成)、中之島ー淀間に4両編成の普通、淀ー出町柳間に7両編成の普通を昼間は12分間隔で走らせるということでどうだろう。
こうすると特急用の7両編成、一般車の7両編成と4両編成、以上3種類のユニットだけでよくなるので、すっきりする。
京阪の輸送量は高度成長期以前の水準にまで下がっていてきているからこそ、柔軟な動きができる4両編成は重宝するのではないかと。
首都圏だとむしろ10両編成に揃えて、急行の折り返しが普通になる、といった柔軟性が求められるけれど、それはまた次元の異なる話。
それじゃあバイバイナマステ💚暑寒煮切でしたっ✨