なぜバルカ共和国に共産主義の華人がいるのか
こんばんナマステ❤️💙💚💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
架空の国についてウダウダ言う超無駄な時間にお付き合いいただける方はどうぞ笑
TBS系日曜劇場『VIVANT』に出てくる架空の国家、バルカ共和国が面白くて仕方がない。
第5話放送時点での考察は、
国土のほとんどは現ロシア領のアルタイ共和国内にあり、ロシア革命前後のアルタイ人の蜂起を抑えるべく、モンゴル内の権力闘争の片側にいた人物をソ連が引き抜いてこの地を支配させたのではないか、というもの。
国民の多くはモンゴル人の中でも現在のモンゴルで主流派を成すハルハという部族でチベット仏教を信仰、アルタイ人はロシア正教ないし土着宗教のブルハニズムを信仰、カザフ族はイスラームを信仰していると考えた。
ここで一昨日放送の第7話、バルカ共和国について新しい情報が出てきた。
バルカ共和国で1983年に起きた内戦は、仏教を信仰するモンゴル系民族、キリスト教を信仰するロシア系民族、イスラム教を信仰するカザフ系民族、そして共産主義思想を持つ中華系民族によるものということが語られた。
モンゴル系とカザフ系はいい。
キリスト教を信仰するロシア系民族とは、スラヴ系というよりはアルタイ人の可能性がある。
ソ連はバルカ建国にあたりモンゴル人を入植させた代わりにロシア人を撤退させたと考えているけれど、残った者もいれば、元々アルタイ人がロシア正教に改宗するくらいロシア人とは交流もあったので当然混血も進んだだろうと。
バルカ共和国の統計としてはアルタイ人とロシア人をそんなに区別していないんだろうし、宗教にしてもブルハニズムを無視して「キリスト教」で括っている可能性がある。
ここまではいい。
だけど、バルカ共和国には中華系の人がいて、それも共産主義思想ってどういうことだろう。
フィクションに本気で突っ込むことに生産性がないってそーゆーことなんだけど、そこを承知で突き進んでみるよ。別班の純粋な一員である黒須君にはまず理解できないことだろうけど。
バルカ共和国は確かに中国と国境を接している。だけど、そこは新疆ウイグル自治区であって、入植してきた漢民族は多いけど、本来の土地ではない。
彼らはあくまで中国の主権が及ぶところに移り住んできただけで、主権の及ばないバルカになんか行くわけないじゃん。
もちろん華僑は世界中にいるし、バルカ共和国にもいるだろう。だけど、彼らはむしろ商業主義の鬼であって共産主義思想を持ってはいないよね。
多分これ設定ミスで道教って書いておけばよかったんだけど、それをわかっても突っ込んでいきたい。
バルカ共和国にいる中華系民族の正体は中国国民党の残党だろうと推測する。
第二次世界大戦後に行われた国共内戦に敗れた中国国民党の大半は台湾に向かったけれど、一部はミャンマーのシャン州に逃れている。
中国にある程度接していて、民族状況が混沌としているところ、という意味ではウイグルからバルカ共和国に逃れた人達がいても不思議じゃない。
彼らは当然中国共産党とは反目していたはずだけれど、中国国民党のなかにも蔣介石と対立し、国共内戦後も中国に残って中国共産党の傘下に入った中国国民党革命委員会、通称民革という人達がいる。
バルカ共和国に逃れた人達はもしかすると、民革と似たようなイズムを持ち、マオイズム(毛沢東主義)を受け入れていったのではないか。
そーではなく、中ソ対立の図式の中で中国共産党に怨みを持つ彼らがソ連に取り込まれ、マルクスレーニン主義を植え付けられた可能性もある。
何にしても彼らは中国国民党の残党だと思うな。
そしてこの内戦自体が中ソ対立、米中接近と関係している可能性がある。
中ソの緩衝国としてバルカ共和国内で保たれていた4民族の均衡状態が何かによって崩れて内戦になった。
バルカ共和国の4色の旗はモンゴル、ロシア、カザフ、中華を現していると見るのが自然で、もしかすると現在のバルカ共和国は内戦後に4族の和平協定が結ばれたうえで樹立された新政府なのかもしれない。
内戦で疲弊したバルカ共和国には国際テロ組織テントが大きく根を張ることになる。
それじゃあバイバイナマステ❤️💙💚💛暑寒煮切でしたっ✨