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蠢き出した相模新駅

こんばんナマステ🧡Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

新横浜線が実現してから、相模線倉見に東海道線新幹線の駅を誘致する「相模新駅」の話が喧しくなってきた。

概ねこういう話。

相模線と東海道新幹線が交差し、新横浜と小田原の中間にあたる倉見に新駅を置き、倉見から相模川に橋を架けて対岸の平塚市大神を巻き込んで開発、倉見と大神を「ツインシティ」と呼ぶ。また、相鉄いずみの線も湘南台から倉見に延ばして結節点とする。現在の東海道新幹線のダイヤでは新駅設置は難しいが、リニア開業後東海道新幹線のダイヤに余裕ができることで新駅設置が可能。

この3月に相鉄いずみの線にも直通する新横浜線が開業したこと、4月には大神にアウトレットモールが開業したことで、

少なくとも県庁をはじめ一部が蠢き立っているという感じ。

それでは実現したら、倉見と各地をどれくらいで結ぶようになるのだろう。時間は日中ベースで。

まず倉見から東京駅まで。

現在は茅ヶ崎駅経由で、倉見から茅ヶ崎が14分または18分、茅ヶ崎から東京が53〜58分といったところで、1時間20分前後になる。

新幹線は23分程度と推測できるので、3分の1未満の所要時間になり、効果は大きい。

しかし、対新宿となると話が変わってくる。

海老名で小田急乗り換えとして、倉見ー海老名間は12〜14分、海老名ー新宿は小田急ロマンスカーは38分、快速急行が45分。乗り換えを含めて概ね1時間10分程度。

新幹線は倉見から品川まで17分程度。品川から山手線は20分なので、乗り換え含めると47分程度。差が30分を割っているとなると、新幹線ができても運賃の安い小田急を選ぶ人が増える。倉見でもそうなのだから、寒川など相模線沿線の他の駅なら尚更。

今度は名古屋で見てみよう。

厚木で小田急に乗り換えて、小田原からひかりに乗ると2時間30分台。新横浜からのぞみでも似たような結果になるけど運賃が全然違う。

倉見にひかりが停車し、名古屋までノンストップという完全な理想が叶えば、1時間17分程度。およそ今の半分だけど、現実的にはこだまのみの停車だろうと。

こだまを乗り通した場合2時間20分台となり、今とほとんど変わらない。

もちろん小田原や三島などで後続のひかりを待てば、1時間半以内には移動できるだろうけど。

そして何よりもさがみ新駅ができる時はリニアができた後。

倉見から橋本まで40分程度、橋本から名古屋まで各駅停車で60分とすると、倉見からこだまに乗り通した時のパフォーマンスを上回ってしまう。

相模新駅ができることで静岡などとの交流も生まれるのと、東京駅や品川駅には通いやすくなるけれど、正直コスパ微妙かなぁと。

ツインシティ自体の方向性がよくわからない現時点では相模新駅はいらないかなぁ。

最低限、橋本にリニアが通っているという前提で考えた方がいいってば。

相模新駅、さらに相鉄いずみ野線までもが倉見に集まるためにはツインシティの方向性をもっと固めなきゃいけない。

具体的には神奈川県庁の誘致だね。

横浜市が神奈川県から独立した特別市を目指すと公言している以上、ハイデラバード擁するテランガーナ州が独立したことにより新たな州都を建設することになったアーンドラプラーデシュ州のような感じになる。

その時に新しい県都に相応しいのはどこだろうか。

神奈川県の中央近く、交通網が揃っている、開発できる土地がある、という観点から考えると、ツインシティが県庁候補に名乗り出てもいい。

企業の神奈川支社、神奈川営業所の類がツインシティに移転してくるのなら、そりゃ相模新駅が必要になってくる。

それくらいのスケールで未来を描けないのなら、実現は難しい。

ちなみに相鉄いずみ野線は一旦湘南台からSFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)まで暫定的に延ばすようだけど、SFCまでで結局整備が終わるなら横浜市営地下鉄ブルーラインの方がいい。

何故なら、湘南台駅の乗降客数を見れば後者が圧倒的に上回っていて、地下鉄で戸塚や桜木町などへ向かう動線が強いということ。

また、二俣川から西谷まで複線なのがボトルネックでいずみの線は思うように本数を増やせない。

さらに湘南台ーSFCは全線地下になるとされていて、それなら掘削面積の小さいブルーラインの方が安価。

ということで、今のところは倉見を取り巻く交通網整備は相模線のブラッシュアップ以外は全否定させてもらうけど、それもこれもツインシティ次第。

県内外から人を集められる何かになるのなら、そりゃまた話は別だよね。

それじゃあバイバイナマステ🧡暑寒煮切でしたっ✨




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