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「共育て」4歳エピソード👦🏻


4歳児1月園庭にて。

三輪車のにバケツ4つ(手すりに3つ、サドルに1つ)を持ち立ち漕ぎ、その手には手押し車(中に砂場の遊具いっぱい)に縄とびをつないだ物を握りしめ、なんとか数メートル先のテーブルに運びたいMくん。

引っ張る度に手押し車のバランスが崩れて中身が出てしまったり、サドルに乗せてるバケツが落ちそうになったり…試行錯誤を繰り返しながら、ついにサドルのバケツを後ろにドン、と乗せてリスタート。

しかし、まだバランスが崩れてついにバケツの砂がこぼれる。
シャベルで仕方なくすくっていると、コンビカーに乗ったOくんが近くを通りかかり状況を察知。
特に2人の間に会話はなく、Oくんはシャベルを持ってきてバケツに砂を入れるのを手伝う。
入れ終わった後、Mくんは頷くのみでOくんもコンビカーでまた別の場所へ向かう。

そこでまた考えるMくん。
砂が入ったバケツを数メートル先のテーブルに先に持って行くことにした模様。ぽんっと置いて戻ってきてリスタート。
しかし同時は無理だと考えたのか、ちょこっと三輪車を立ち漕ぎした後、手押し車の縄をそーっと引いて…を3回程繰り返し、ようやく目的のテーブルに到着。

近くのアスレチックのはしごに思わず腰かけ、
「ふぅ〜」と一息吐いた彼の表情は、達成感と心地よい疲労感と満足感で溢れていた。




うわぁぁぁぁおもしろい🥺っと思って
近付いたけど、声をかけるのはぐっと
我慢したからこそ、この一連の素敵な流れを
見ることができて、
声をかけたり援助したりすることだけが
保育ではないと改めて思った事例です。

こどもたちって日々、遊びを通して
ものすごいことを考えて試して学んでいて
本当に素晴らしい育ちをしているんだと思います。
大人からしたら、
こうした方が効率良いのに、
こうしたらもっと速く楽に運べるのに、
と思うけど、この時のMくんは
自分で考えて目的地まで運ぶことを
すっごく考えながら楽しんで行っていて、
その中に物凄い育ちがあって……

あぁ、保育って本当に日々の営みで、
ヒトが生きるってこういうことだなぁ、素敵!
と改めて感じました☺️🌈

そっと近付いて助けてあげたOくん、
これこそが思いやりで優しさですよね。
やんちゃと言われるクラスですが、
一人ひとり日々育っていて、素晴らしい所がある。
これを沢山先生や保護者に発信することで、
周りからのクラスの見られ方も
変わっていくと思います。
そうすると、子どもを見る目や雰囲気が変わって
また更に可愛がってくれたり、
良さを見つけてくれたりするようになっていく😊
良い循環(^_^)👏🏼

みんなで子どもを真ん中にして、
成長を喜びあっていける集団でいたい。
し、私も日々成長したい。
「共育て」ってこういうことなのかもしれません😊

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