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頭のいい人と仕事が出来る人

新聞の広告欄を見ていたら本の広告が出ていた。

「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」
安達 裕哉


しばらく前に、安達さんの、「頭のいい人が話す前に考えていること」を読んだばかりだった。


「頭のいい人が話す前に考えていること」は、私にとってはとてもわかりやすく共感出来る本だった。


特に、第2部 第5章 最後に言葉にしてインパクトを残す 「言語化」の思考法 が 好きで、私もそのやり方を実践している。

なので、新しい本がでたならば、欲しいと思った。


が、ここであることに気づいた。



最近の本の流行は、「頭がいい人」とか、「仕事が出来る人」という枕詞がつくみたいだ。


ということは、多くの人が、頭がいい人や仕事が出来る人に思われたいってこと。


さらに深ぼれば、自分は頭が悪いし頭が悪いと思われている。

また、自分は仕事が出来ない、仕事が出来る人と思われたい。

みたいなことを多くの人が感じているってことなんだと思う。


だからこそ、本であれセミナーとかでも、「頭がいい人」とか、「仕事が出来る人」という枕詞がつくのが流行るんだろうな。


そもそも、悩みの解決はビジネスになるから。


ちなみに、「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」は、2015年8月に日本実業出版社より刊行された『「仕事ができるやつ」になる最短の道』を改題し、再編集したものらしいです。

再編集だけでなく、売れる本にするために改題している。

安達さんだからこそ、再編集、改題したんだと、「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」を読めばわかる気がする。

個人的には、安達さんの本は内容が素晴らしいと思うので、改題したことでさらに売れるんだろうな。


もしかしたら、2015年には、「仕事が出来る」という概念は早かったのかもしれない。



このあたりにも、ビジネスのヒントは多く隠れている。


自分の商品やセミナーの名前を変えるだけで、売れるようになるかもしれない。

安達さんの本のように、過去の商品やセミナーを今の流行に合わせて再編集すれば売れ筋になるかもしれない。


と、ビジネス的なことだけでなく、もう一つ気づいたことがある。



「頭がいい人」とか、「仕事が出来る人」の基準はどこにあるのだろうか?

何をもって、「頭がいい人」とか、「仕事が出来る人」と定義づけるのだろうか?


日本人は自己評価が低いので、「頭がいい人」とか、「仕事が出来る人」という文言に引っ張られるんだと思う。


けど、「頭がいい人」とか、「仕事が出来る人」の基準は人によって違うから、すべての人から、「頭がいい人」とか、「仕事が出来る人」と認められることはないと私は思う。


今よりも、「頭がいい人」とか、「仕事が出来る人」になるという希望を持っている人もいるからいいのかもしれないけどね。


私は、「頭がいい人」とか、「仕事が出来る人」とか気にしないで、自分が好きなようにやるのがいいと思っている。


といいつつも、「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」は買います。


安達さんの頭の中を覗いてみたいからです。


そして、共感出来ることがあれば、取り入れたいと思うから。



というか、ベストセラー本は、その本自体からも学べるし、その背景とかからも学べることがあるので好きです。




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