ちょっと前まで無職でした

どうもこんばんわ。
虚無僧です。

私今はちゃんと働き、納税を行っておりますが、実はここ数年の間に、職を点々として無職の期間も何ヶ月間かありました。

事情を軽く話すと、まぁ、病気が主な原因です。

私は生まれつき、股関節が変形をしているという、なんとも奇特な持病を持っていました。

しかし、特に生活に支障はなく、せいぜい肩や腰が凝りやすいって感覚でした。

ある日のこと。
急激に腰痛か酷くなり、立つこともままならないという状況に陥りました。
近所の整形外科では埒があかず、大学病院を受診することに。

レントゲン、CT、MRIと様々な検査の結果、先に言った股関節の変形が認められたのです。

内視鏡を使った手術は、予定の4時間を大幅に超え、6時間にも及ぶ大手術となりました。

長時間両足を引っ張られて続けた結果、私は両足共に神経を痛めてしまい、未だに爪先から足の甲を経て足首まで痺れが出るようになってしまいました。

手術直後から退院まで約1ヶ月。
退院後すぐに職場復帰しましたが、長時間のデスクワークが負担になり、そのまま1ヶ月の休職を余儀なくされました。

再度職場復帰したものの、今までのように身体が動かず、上司からも見限られてしまい、結局その会社を退職。
しばらくは健康保険の傷病手当でなんとか生活をしておりました。

が、傷病手当の支給期限を迎えてしまうので、事務系の仕事に就職しました。

しかし、まだ体は完治しておらず、仕事場でも同僚の足を引っ張る事が度々あり、また部下との人間関係が上手くいかなかったりで、心を病んでしまい、その職場を去る決意をしました。

退職前に市役所に行き、生活保護も含めた支援策の有無を聞きましたが、窓口担当者はまともに取り合ってくれず、窓口をたらい回しにされる始末。

なんの支援も受けられないならと、思い切って今までやったことがない業種に飛び込み、一から学びながら仕事を覚えてきました。

いまでは、苦手だった肉体労働も好きになり、職場の先輩や同僚からも可愛がられ、安定した収入と気楽な環境での労働を楽しんでいます。

このような経験から言いたい事は…

やりたい仕事、就きたい仕事ってのは分かるが、
選り好みしなければ、いくらでも食っていけるだけの職はある。

ということ。

ここ最近、国会前に、サイレントスタンディングなどと横文字を使った立ちん坊が出没しているそうで。

その手には、金よこせ、現金くれ、商品券じゃ家賃は払えないなど、低俗極まりない言葉が書かれた横断幕を持っているのだとか。

ふざけるな。
私は、自分が窮地に陥ったときに、誰も助けてくれなかった。
行政も、友人も、親もである。

もともと同じ業種にいた友人達は一斉に離れていき、復職という道が絶たれ、本気でホームレスになろうかなども考えた。

しかし私は趣味がある。
好きなこと、やりたいことがある。
それを維持するため、誰にも頼らず、自分で稼いで安定させる道を選んだ。

体は大分よくなり、仕事にも大きな支障はなく、十分に生活出来るだけの収入を得ている。

だから私は言いたい。
黙って立ってるだけで金を貰えるほど世の中甘くない。
乞食してないで、まずは動け。
自分のプライドや夢は一度置いてこい。

安定生活を手に入れてから、そこから好きなことすればいい。
甘ったれるな。
人間、成せばなんとかなるもんだ。

自分の気持ち、自分の考えを少し変えてみろ。
それだぇで、世の中が少しだけマシになってくるから。

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