夢か現実かわからない話
突然だけどある男を思い出した。
・旅行に行ったことがある(山奥っぽいところに2回)
・同い年くらい
・車を持っていた気がする
・お互い好き同士だったが付き合ってはない
・なんかとにかく居心地が良くて相性が良かった
・イケメン(私好みだった)
ざっくりこんな感じである。
元々今までの交際相手の顔や名前も忘れて言ってしまうような人間なのでよりあやふやだ。
特に今の生活に不満は無いし、寂しさも無い。
なのに突然過去(に定期的に見ていた夢?)のことを思い出した。
私が覚えている限りの時系列にははまらないのだがかなり生々しくその時々の感情まで思い出したのでとても夢だけの話だったとは思えなくて気持ち悪いのだ。
旅行先はものすごく山奥で、1人でも行ったことがある様子だった。
高速バスのバス停は小さな売店があって、道はあんまり舗装されていなかったし本数もかなり少ない。
温泉街のようなメイン所からかなりの坂道を登って歩くのだ。
メインの温泉街の入口には風情もへったくれもないスーパー銭湯のような大きな温泉施設が立っていた。
彼とは車でそこにいって、予約トラブルがあって本来泊まる予定じゃない宿に(部屋に?)泊まることになったのだけどそれがまた凄く豪華で結果的に良かったなあなんて思った(と思う)。
関西方面(イメージ)にも行った気がする。
名古屋か大阪だった。
新幹線で行ったのか、帰りに最寄りまで山手線を使うのか別ルートなのかで迷った。
結果山手線を使った。
そして凄く好きであったのに何故か関係を切ってしまった。
実は結婚していた。か恋人が居たなんかだった気がする。
それがわかったときは胸が痒くなるほどに息苦しくて、でもまあ仕方がないよなあ、泣けど喚けど変えようのない現実だものと無理やり納得してサラッとさよならした。
辛すぎて忘れているのか、昔定期的に見た夢なのか、分からない。
でも思い出せる風景はとても一瞬、断片的でどれも相手の顔がなく、場所も似ているところは現実にあれど駅のホームも構内も、全部が少し違っていた。
今日じゃないけど夢の中で夢を見たことがある。(これは割とよくあることだと思う)
それはハッキリ目が覚めた時に夢の中で夢を見てたのね笑笑とハッキリわかるし、それで納得出来ていた。
今回は目が覚めてからも、そのことについての過去(そういえばここも行ったよなとか)も思い出したから気持ち悪い。
思わずLINEのブロックリストまで掘り起こしたがピンとくる名前を見つけることは出来なかった。
もしこれが現実ではなくて私の妄想で過去まで作り上げているのだとしたら人間の思い込みというのはとても怖いと思う。
本当にどっちか分からないのだ。
時系列で考えても組み込むことが出来ないにも関わらずとても実際に起こってない出来事だったとは思えないほどに思い出の残骸が残っている。
あ〜なんと恐ろしい……
そんな思考の怪物を生み出してしまった過去の私よ、安心しろ、今は結構良い人生だぞ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?