多分この騒動の1番の副作用は
自粛自粛自粛で先の見えない制限の中、不寛容極まりない窮屈な監視環境で生活している皆々様ごきげんよう。
何年か前に、九州かなんかで集団監禁殺人事件が起こったことを覚えている人はどれくらいいるだろうか。
私は一時期都市伝説や未解決事件について知りたくなってしまった痛い時期があった。
超絶うろ覚えだけれど許して欲しい。
ざっくりいうと、監禁相手全員にマインドコントロールをかけてお互いの不満をぶつけ合わせ、被害者同士の不信感を煽りまくり、犯人は自分の手を汚さずに人を殺すという事件だ。
なんでこんなことを今言うのかは、みんなそれぞれ読んだ人の中で咀嚼して欲しいのだけれども、今の日本(少なくとも私の周り)はほとんどの人がこれと似た状況になっているように感じている。
元々Twitter諸々SNSの発展で学校は職場などなどの小さなコミュニティで相互監視による排除はさらに増えてしまった。
今緊急事態宣言によって在宅勤務や休校になっている人も多くいる、むしろ多分そっちのが多い中で、家からほとんど出ない、対面で誰かと会話しないとなると入ってくる情報はかなり限られる。
そして不確定要素しかない情報とセットでなんの責任もないコメンテーター達の煽る声。
手に入らない欲しいもの。
膨らむ不安は天井を知らず積み上がり更に入る情報が少なくなる。
人は無意識に、信じているもの(例えそれが自分にとってネガティブで最悪なものだったとしても)をより確信に変えるための材料集めをしてしまう。
DVやヒモ、俗に言うどうしようもない男と一緒になってしまう女と同じだ。(男もね)
人は変わることを無意識避けてしまうのだと思う。
それが幸せな事だったとしてもだ。
不安で疑心暗鬼を長く続けると、その不安が晴れることに不安を覚える。
さらに傷を深くするリスク回避だ。
電車で咳をすれば、その相手を睨みつける、もっと行けば暴力を振るう者もいる。
集めた情報を疑うことをせずに不安を和らげることが出来るからだ。
集めた情報から作り出した敵を、はたまた反論してこない立場のものを攻撃する。
それで紛れる不安は本当に一瞬なのにそれに気が付かずに直接攻撃に出てしまうのだ。
話は変わるが、私は在宅勤務では無い。
企業の扱っている商材がやや医療系に関わっているから業務を止めることもできない。
在宅の環境が完璧に整っているわけでもないし、時期的にも在宅が難しいからだ。
全員がそうではないから在宅の人も半数ほどいる。
困ったことにそうなると社内の業務が滞るのだ。
そのため、コロナ対策のお手伝いをしていて物資の発送だったり社会環境の管理をやってたりするのだ。
そんな傍ら私の携帯用ハンドジェルがきれている。
それでもなんの感情もなく梱包して従業員に配っている。
私に手伝いを頼んできた人なんて何十万と配布物の立替をしている。
震災が起こった時も同じようなことをしていた。
何故負の感情を持たずにたんたんと自分が欲しいものを人に配れるのか、これは多分慣れだ。
コンプラやら労務やらをずっと担当しているとみんなこうなるんだと思う。
自分を善人だとは思わないがふと思い返した時に恥ずかしくない、厚かましくない、図々しくないと自分で思えるんじゃないかな程度のことだ。
川原チャンネルをご存知だろうか。
天竺鼠の川原という男性が開設しているチャンネルで個人の趣味丸出しの動画を上げている。
その中で鑑賞シリーズというのがあって、鑑賞の鑑賞の鑑賞の鑑賞の……という動画がありまして、1度見て見て欲しいのだけど鑑賞している人を鑑賞。そしてその動画をまた鑑賞。と連鎖している動画だ。
これはある意味日々の自分の行動と一緒だ。
誰かが絶対に自分を見ている。
ちょっとこわいよね。
何が言いたいかって言うと、キリキリして怒りまくっている人は漢方のんでお笑いみて、自分を俯瞰して見れるようになった方が、自分のこともっと好きになれるよってことだ
冷静でクールってかっこいいやろ。
ちなみに今私は、川原さんが自分の動画を見ているのを見ている秋山さんを見ているのを山名さんが見ているのを川西さんがみているのを石井さんが見ているのを津田さんが見ていないのを川西さんが見ていないのを秋山さんが見ているのを見ています。
まだまだ続くよ〜!!!!!!!!!!
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