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運転が上手い ≠ 上手い運転
カーブはアウトインアウト。
速度を極力落とさずに曲がる方法でカーレースにおいては当たり前なんだとか。
日常での運転、いわゆる街乗りではカーブを攻める必要なんてないわけでアウトインアウトが活かされることはありません。
運転の上手さって運転する人としてそこそこ大きなスキルのような気がするんだけど、何をもってして上手さを測るかということをダラダラとお話しします。
乗り物の利便において目的地にいかに早く到着するかは重要なところ。時間が平等に有限であるがゆえに早さはわかりやすくプラスなポイント。
100kmの距離を時速100キロで走行すれば1時間で着くところ、時速50キロだと2時間かかる。
1時間は大事。
でも、街乗りでは5kmくらいなんてことはザラで、その場合だと時速100キロだと3分、時速50キロだと6分。
3分を蔑ろにするわけではないけど、あらそんなもんかって感じ。3分と言えばカップラーメンとか思うけど、カップラーメンだって最近は4分とか5分とか多いし。
3分の違いだとしてもそれはあくまでも直線ダッシュでの時間の差なわけで、信号やらで思うように進まないのが街乗りなので、その差はより縮まることになる。
街乗りにおいては速度はそれほど大きなポイントではないわけです。
であれば、何をもってして上手さを測るか。
あくまでも私見ですが、運転が上手いとはいかに流れにのって運転出来るか、と。
流れにのるということは、信号に合わせてスムーズに発進することだったり、無理に右折をしないことだったり、周りに迷惑をかけないような運転。
無駄なブレーキこそが渋滞の要因だったりするようなので、それを考えればみんなが一定のペースで決められたルールのもとで運転すればそこに速さの差や時間の差は生まれず、みんな平等で上手い下手も無い。渋滞も無くなる。
交通ルールは本当はそのためにもあるはずだと思いますが、バレなきゃ良しみたいな、ギリギリいけるとこまでいってやろうみたいな、そんな思いの運転がまたそれを助長していて、運転の上手さは速さとか上手く乗りこなしてる感に偏っているように感じるんです。
周りに合わせた運転こそ、運転の上手さである。
そう言ってしまえば、運転=人生みたいなところもありますね。
ちょっとテーマが重くなりすぎるので、ここまでにしておきます。