海と夏、そして夏と海
すっかり暑くなってしまって。
もうすぐ夏かなーなんて思っていたら、すっかり暑くなってしまって。
もう気が早いんだからっ!なんて言ってる場合でないくらい暑いですので、どうか皆さん暑さ対策は万全に。
そんなこんなでもう夏ってことなんですが、夏といえば海。海といえば夏。
海っていいですよね。
波の音っていいですよね。
波の音が心地よく聞こえるのは「1/fゆらぎ」だからだとか、なんでもかんでも科学的根拠みたいなものを求めるのはなんだか下世話で好きくないなぁと「いいものはいい!」「心地良いんだからそれで良い!」ってことでいいんじゃないの?と思ったりなんかしますが。
海っていいですよねー。
私は海街生まれ海街育ちです。
成人(ひと昔前でいうところの)になる手前から海無し街に引っ越したんですが、今でも海を見るとパワーをもらえるので私の体には海街生まれの血が脈々と流れているのだと感じます。
そんな海人間の私ですが、海といえばと思いつくのは「怖い」なんです。
気持ちの良い海風。
一定のリズムで聞こえてくる波の音。
砂浜は暖かく裸足でも気持ちが良い。
岩場でカニとかヤドカリを捕まえるのも楽しい。
そんな海も私にとっては「怖い」ものなんです。
溺れたとかいう経験はなくて、海にまつわる怖い体験も無いんですが怖いんです。
不思議ですね。
でも、海を見ていると引き寄せられるような不思議な感覚になりますし、しぶきをたてる波を見ていると敵いそうにもない感覚にもなりますし、何より泳げやしないので海に太刀打ち出来るものは何一つないんです。
そりゃ怖いわけだ。
海の怖さを誰かに教えてもらったわけではなく、自分で感じた怖さだからこそ例えようもない怖さでもあるんです。
生きるためにはこれ以上近づかない方がいいぞと自分で感じた怖さ。
きっと大切な感覚なのだと思っています。
タワマン生まれタワマン育ちの子は高さに慣れて高いことが怖いと感じなくなるとかいいますが、考えてみると真逆なお話でした。
海の匂いは生き物が死んでしまって腐敗している匂いだそうです。
最後に本当に怖いお話でした。