未経験者・初心者向け|WebディレクターLT(ライトニングトーク)会【イベントレポート】
人材業界で、インハウスのUI/UXデザイナーとして働いているkyomiyaです。
今回、なぜ現在の職種とは異なるイベントに参加したかというと、以前の職場で、私はWebディレクターとして働いていた経験があるのですが、そのときに自分のやり方に不安を強く覚えていた記憶があり、その答え合わせをしたいという意図があります。
また、現職でも大なり小なりディレクション的業務は発生することはあるので、今後のためにも学びがあればと思い参加させていただきました!
イベント概要
日時:7月22日(水) 19:00〜20:30
★「#Webディレクターあるある言いたい!」
謎のベールに包まれてる「Webディレクター」のお仕事を、ワンゴジュウゴの現役Webディレクターが10分で解説します。
少しでもWebディレクションという仕事への興味や、今取り組んでいらっしゃるお仕事のヒントをシェアできたら幸いです。
デザイナーやエンジニア関連の書籍やネット記事は多々あるのに、Webディレクターは少ない。(どうして少ないんでしょう?)情報にたどり着けなくて困っている方もいらっしゃるかと思います。
本セミナーは初心者向けの内容となっておりますが、現役バリバリのWebディレクターの方のご参加もウェルカムです。
これからWebディレクターになりたい、Webディレクターになってまだ日が浅いという方も安心して聞けるオンラインイベントでした!
LT1:“良いWEBディレクター“の定義とは? WEBディレクターに本当な必要な能力は何かを考える
まず、「良いWebディレクター」の定義がぼんやりしているのはなぜか? ということに対して、明確な解を出してくれました。
制作会社、システム会社、Web媒体など、所属する企業・団体によって求められるスキルが異なるから
た、確かに…!!
それをふまえた上で、自分がどんなポジションで活躍したいのか? を考えると良いとのアドバイスをされていました。
例えばシステムに強いのか、ビジュアルに強いのか、はたまたマーケスキルが強いのか。
スキルを網羅する必要はなく、自分の目指したい方向性を定め、そのスキルを伸ばすことが大切だとおっしゃられていました。
また、1にも2にも「コミュニケーションスキルが最も大事」ということを強くおっしゃられていました。
これには完全に同意! でした。
なんなら、自分のディレクター当時を振り返ってみると、ほぼコミュニケーションスキルだけで色々なんとかしていた説も。。笑
その他、私が一番印象に残ったのが、
相手のリテラシーに合わせて言葉を選べるかどうか。
というお言葉。
これはWebディレクターのみならず、どんな職業であっても意識すべきことだと個人的には思っているので、みんながこれを意識すると色々生きやすくなるのではないかなあなんて思いました。
LT2:PDCAの回し方~採用サイト編
LT2本目は、どちらかというとメンタル面やスキル面のお話ではなく、採用サイトにまつわる具体的な手法についてのお話でした。
Googleの仕事検索の仕組みについてだったり、採用サイトの重点項目についてだったり、採用サイトにはSEO施策が詰まっている、なんてお話をお伺いできました。
特に、採用サイトの重点項目についてのお話が興味深かったです。
「どこよりも早く、正確で、詳細な求人情報を提供する」
1. ターゲット選定(採用側にギャップがあると集まらない)
2. デバイス対応(スマートフォン9割、PC・タブレット1割)
3. サイト内リンク(クローラーが巡回しやすい構成)
4. 応募ボタンの最適化(Web応募7割、電話応募3割)
5. 応募フォームの最適化(必須項目を減らす)
6. TDK・OGP最適化(※企業秘密)
7. パンくずリスト最適化(※企業秘密)
制作会社のみならず、Webサイト制作に携わっている人なら興味深い内容だったと思います。
LT3:気持ちよく働くための第一歩~信頼されるディレクターになろう!
LT3本目。
ディレクター=社内外の調整係である。
ということに尽きるお話をお伺いできました。
社内外問わず、何をするにも人間関係が一番大事であるし、人に左右される場面もあるので、そこをうまく調整できると信頼されるディレクターになれるのではないか、とのこと。
ある意味、ディレクターって損な役回りをしなきゃいけないこと、ありますよね。。(思い出し泣きしながら😂)
LT4:10分でわかるUX入門!!
UXについてということで、今回一番楽しみにしていたLTです。
UXデザインとは? というお話に続き、予算が取れないプロジェクトによっては、UXデザイナーの仕事をディレクターが兼任することが多いという現状についてお話を伺いました。
常に念頭に置いておくべきなのは、
「ユーザーのよりよい体験」
「ユーザーにリピートしてもらうこと」
とおっしゃられていたことが印象的でした。
また、目指すところはGoogleが掲げる10の事実の1つめにある「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」というお言葉に、共感しきりでした!
ユーザーにとって、使いにくくストレスがたまるサイトや、?マークが湧きまくってしまうコンテンツは、良いユーザー体験を提供できないため、そのストレスを解消するために、UXリサーチによる「ユーザーアンケート」や「ユーザーテスト」が有用であるとおっしゃられていました。
そして、ユーザーの体験価値とともに、クライアントの認識合わせの双方を視野に入れることで、ユーザー体験を高めることにつながると。
そして、このユーザーの体験価値を高めるためのUXデザインのミッションは、みんなの仕事であるということ。
UXデザイナーだけに任せるのではなく、チームみんなで「UXを向上させたい」という同じ方向を向いていないと実現できないとおっしゃられていました。
チーム内における仕事上のストレスとして考えられる「伝達系のストレス」「情報共有系のストレス」については、ディレクターがスプレッドシートやタスク管理ツール(backlogやasana、wrikeなど)を使って解消できるとご紹介いただきました。
最後に、
UXデザインとは? = ユーザー目線でものを考えること
チーム内UXの向上のためには? = 受けて目線でものを作ること
とまとめてくださいました。
LT5:「いつのまにかディレクター」になってた人の話
最後のLT。
Webディレクターに必要なものについて、具体的なお話をしていただきました。
資料系については
1. アジェンダを作って共有する
2. サイトのイメージスケールを作成して見せる
3. システム設計書を作ろう
タスク処理については
たくさんのタスクを来た順に処理しない
1. 即答できるもの/他の人に渡すもの/緊急性の高いものを優先する
2. わからないことがあったら「調べるので時間をください」と伝える
3. 今日できることは先延ばしせず今日やっておく
ということを実践されているとのことでした。
私はあまり他のWebディレクターの方とお話する機会がなかったので、具体的な業務指針についてお話を聞けたのは興味深かったです。
まとめ
Webディレクターという枠に囚われず、広い目で見ても制作に携わる者として、改めて考えさせられました。
対クライアントのみならず、社内での人との関係性や、自分自身の業務においても、改めて見つめ直すいいきっかけとなりました!
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