妻による、夫のための、「男の沽券」からの解放運動が「ツーオペ環境作り」である
15秒で分かる今日のポイント
●うちの夫が無収入だった時代の話
●男は「仕事で成功しないと・稼がないと男じゃない!」という日本の古臭い慣習や「男の沽券」に苦しめられがち
●長い人生、仕事でうまくいくときもあればいかない時もあるのは当たり前
●夫とのツーオペ環境を作ることは、夫が仕事上どんな状況にあっても「(家庭において)あなたが必要なんだよ」と伝えることに繋がる
●言うなれば、「妻による、夫のための『男の沽券からの』解放運動」である!笑
結婚当初の夫はほぼ無収入!
私の夫は、今でこそ結構仕事に忙しくしていますが、結婚当初はほぼ無収入でした!笑
当時、夫は起業したばかりで、仕事はほとんどなく、とはいえ暇ではなく、仕事を作るために奔走している状態。
月の収入は5万円あるかないか程度でした
人に話すと、「よくそんなんで 結婚したよねー」といわれますが、私はそれを気にしたことは特にありませんでした。
それまでそれぞれ自分の稼ぎで暮らしていたわけだし、結婚して突然出費が増えるわけでもないし、別にいいんじゃない?程度に捉えていました。
しかしながらその状況は1年以上続き、子供も生まれ、夫は収入が得られない焦りと男の沽券とでボロボロに…
仕事を1日でも早く獲得するために、忙しく奔走する中で、私にはツーオペ環境つくりを仕掛けられ、仕事獲得に走り回りながら、家事や育児もするように!!
きっと結構、体力的に辛かったと思います。
でも、私は、子供も生まれて、初めての子育てに忙しく、ストレスもある中、夫が一緒に家事育児をしてくれることに感謝しかなく、夫に稼ぎがないことに不満を感じたことはありませんでした。
夫は、以下のものにそれはそれは苦しめられていましたが、
・男の沽券(夫は一家の大黒柱であらねばという意識など)
・俺が食わしていかなくては、という意識
・子供に対する責任感
そのうち私が、家事や育児をしてくれる「家庭人としての夫」を本気で必要として、感謝していることを感じて、男の沽券から解放されたと後に言ってくれました。
夫とのツーオペ環境作りは、「夫を多面的に捉える」こと。これすなわち「愛」である
一昔前(だと思うのですが)、男性は外で働いて、どれだけ稼いでくるかが全て、みたいな時代がありましたよね。
だから、会社で失敗すると絶望したり、出世できないと負け組扱いされたり…時に自分で命を絶つ人もいたりして…
でも男だからって、仕事が得意とは限らず。女だから子育てが得意とは限らないのと同じで。
夫でも妻でも、その時々に、得意な方が得意なことをして、生活が回っていく状態を目指せばいい!
私はいつも、そう考えています。
人なので、常に絶好調とはいかない。
だから、「稼ぎ手」としての夫が、良くない状況になったときにも、「家庭人」としての夫を必要とし、感謝できる。
1人の人としての夫を多面的に捉える。
その行動の1つが、夫とのツーオペ環境作りなのだと思います。
「家庭人」としての夫を育てることは、夫を「稼ぎ手」という小さな枠に押し込めないこと。
夫に「稼ぎ手」という役割以外にも「家庭人」としての役割を担ってもらうこと。
それにより、どんなあなたでも、仮に仕事がうまくいってなくても、出世街道から外れても、やっぱりあなたは必要な人であり、大事な人なんだよ。
そう伝えることができる。
夫とのツーオペ環境作りは、夫を日本の古臭い慣習や「男の沽券」から解放する、妻による、夫のための解放運動だ!
なーんて。
今日も忙しそうに、でも楽しそうに、仕事に出て行く夫の背中を見送りながら、そんな風に思ったのでした。笑
よかったね!我が夫よ!