男は役割を必要とする生き物である
15秒で分かる今日のポイント
●夫は普段、「名刺交換から始まる人間関係」の中で生きていることが多いため、役割が明確ではないところにいると居心地の悪さを感じる傾向にある
●家庭内でも夫の「役割づくり」をすることが大事
●但し、その「役割」は押し付けではなく、「得意に基づく役割づくり」であることが好ましい
男の生きる世界は肩書き社会
私はけっこうママ友達がいて、ちょこちょこ集まってイベント等するのですが、時々その輪の中にパパも加わって欲しいなぁと、思うときがあります。
それでこれまでも何度か、パパを連れて集まろう!とか、パパ連れのイベントしよう!とかしたのですが…
皆、ことごとくパパたちに断られ…パパの巻き込みに苦戦しています
でもあるママ友達が近頃、パパを巻き込んだ家族ぐるみの交流に成功したということで、その極意を聞いてみると…
「役割を与えるのよ」と
友達はママ同志で話し合って、それぞれのパパが何が得意、何が好き、などヒアリングをしたそう。
それで、BBQをするときに、薪割り係りとか、肉調達係りとか、テント張り係りとか。
各人の好きそう・得意そうなことにあわせて役割を与えたところ、喜んで参加してくれたそうで…
あーそうか!!男とは役割が必要な生き物だったと、思い出しました。
悲しいかな男性は、役割(役職、肩書きなど)をベースに人と交流することが圧倒的に多いですよね。
まず名刺交換からスタートする社会で生きているので、どこの会社に勤める○○さん、○○部署の課長、○○担当の○○さん、など。
自分の
・立ち位置にふさわしい振舞い
・役割に合った働き
を考えて行動することが多い。
だから、自分がいることの意味や役割が分からないところには出てこないけれど、「肉調達係り」など、明確な役割があるとわりと喜んで参加してくれる。
家庭内での役割作り
この「役割づくり」、家庭内でもとても大事だと思います。
でも、お風呂洗い係り、夕飯当番、皿洗い係りなど、「これはあなたの仕事だから」と、役割を押し付けることは推奨しません。
これをやらせたらあなたが一番だよね!という、「得意に基づく役割づくり」がいいのかなと思っています。
例えば、
・ベランダの掃除→力強くデッキブラシをかけてくれるのできれいになる
・皿洗い→しっかりこすってくれるので、茶渋がきれいに取れる!
・子供との公園遊び→本気のかけっこで子供が興奮する!
「これは、私よりあなたの方が得意だわ」ということを見つけ、それを伝え、家庭内での「○○係り」を複数任命していけたらもっと家のことを喜んでしてくれるようになるのではないかと思います。
そのためにはまず、「頼む」ことから!
まずは何か頼んでしてもらわないと、何が得意なのかも分からないので。
そしてその、得意を見つけるのは他ならぬ妻の役割なのだと思うのです。