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ビジョンボードで未来を予約する

私は、毎年ビジョンボードというものを作っています。

ビジョンボードとは、いわゆる雑誌などの絵や文字を切り取って紙に貼った「コラージュ」と言われるもので、「ビジョンボード」と言われるものは、「私のビジョン(今年の、この先3年の、など)」をテーマに作成します。


もともと私は仕事でこれの作り方を学び、夫と毎年作っていたのですが、ひょんなことからママ友の会で作ってみたら、

ビジョンボードで描いた通りになった!!

と評判になり、なんだかんだ今年4回目の開催となり、毎年結構な大人数で作成しています(今年はコロナ禍で人数を制限しましたが…)。


ビジョンボードを開催している「働くママの朝活会」を主催するゆっきーの開催報告ブログはこちら↓



■ビジョンボードで夢が叶う理由

「ビジョンボードに描いたことで夢が形になった!」という声はすごく多いのですが、別にこれに特にスピリチュアルな要素はおそらくありません(いや、あるかもしれないけど…)。


何がそうさせているのかと言うと…

イメージを形にしている!

ってことなんだと思います。何となく頭で考えていること、ふとよぎったことを、よりはっきりとビジュアル化する、言語化する


そしてそれを、

ビジュアル化することで、「意識」する!

ということが人を動かしているのだと私は思っています。

結局動かないと何も変化は起こるはずなく、夢を叶えることができるのは他の誰でもない「自分」の「行動」であることは間違いありません。


結局動くか動かないかが人の将来を分けている

ただそれだけのことなのですが、その「人を動かす力」がビジョンボードにはある!と実感しています。



■ビジョンボードの作成手順は「右脳さん」と「左脳さん」でちょっと違う

ビジョンボードは誰が作ってもいいですし、特に誰向けと言うことはないのですが、その作成順にコツがいるようには思います。


凄く左脳寄りの私のような人は、ビジョンボードを作ることに困難を感じますイメージするより言語化する方が早いからです。

この傾向は特に男性に強く、男性にビジョンボードを作らせると、うだうだ言ってなかなかできなかったり、イメージなんてない!と投げ出してしまうことも多いです。


反対に右脳タイプの人は、とっても簡単に、しかも楽しくビジョンボードを作成することができます。

イマジネーションとクリエイティビティの中で生きているので、イメージを形にできることに喜びを感じます


じゃあどうしたらいいか、なんですが…

【左脳さん】
まず言語で書き出す(もしくはすでに今年の計画やビジョンを立てているのであれば、それを手元に置く)→ビジョンボードを作成する

【右脳さん】
ぶっつけ本番でビジョンボードを作成する→ビジョンボードをもとに言語化し、計画や予定を立てる

つまり、作成のタイミングが逆転するのです。


そして、

いずれにしろ言語化しなくてはいけない

と私は思っています。


ちなみに、

左脳さんは計画を立てるのは得意ですし、言語化もできるので、そこにビジュアルでイメージ力を加えたら鬼に金棒です。


右脳さんはイメージしているだけで行動を起こせないことが多いので、まずはそれをイメージ・ビジュアルという得意分野で形作る。それをベースに言語化し、計画や実行に繋げます。


「考えを実行に移す」という目的において、どちらのタイプについてもビジョンボードは有益だと思います。



■ビジョンボードの作成手順

人に聞かれることが多いので、ここにビジョンボードのやり方をまとめておきます。

■ビジョンボードの作成手順■
①(例えば今年のビジョンボードを作成するなら)今年の12月31日をイメージして「今年はこんなこともあんなこともあって最高な1年だったなぁ」と思っているあなたをイメージする②そんな自分の1年を「マイワールド」と捉え、その雰囲気や香り、色、温度などもイメージできたら雑誌を手に取り、イメージに近いビジュアルをどんどん切り取っていく(破ってもカッターやハサミで切ってもOK)
※じっくり見るというより全ての雑誌にざざーーーと目を通す気持ちで、目に留まったものをランダムに集める

※ドンピシャのイメージのものを探すのではなく、雰囲気や色など感覚的に一致したものを集めていく
※ビジュアルだけではなく、言葉も集める
※必ずしも集めたビジュアルをすべて使う必要はない

③真ん中にタイトルを書く
例えば、「XXXX年 〇〇のビジョン」など
真ん中でなくてもよいが、「マイワールド」を展開させる意味では真ん中が良いと言われている

④集めたビジュアルを使って今年の自分を取り巻くマイワールドを作っていく。まずは紙の上にビジュアルを配置し、関連しているビジュアルは近くに集める⑤ビジュアルを紙に貼り付けていく(ノリでもテープでも)。そこに文字や絵を描いてもよい



■ビジョンボードの準備物

ビジョンボードの準備物は以下です。

一般的に、雑誌選びが肝

と言われています。雑誌がいつも読んでいる雑誌ばかりだったり、ファッション誌ばかりになるとビジョンにも広がりが出ず、あまり意味がありません


・模造紙(線が描かれてない方を使用する)
「大きいほど良い」と一般的には言われているため、フルサイズで作ってもよいが、飾る場所がない場合はハーフサイズでも良い

・雑誌最低8冊、「人数×2」が冊数の目安
カラーのあるビジュアル、ビジュアルサイズが大きめの雑誌(文字ばかりの雑誌はNG)
半数は自分の趣味や好み、嗜好に近い雑誌、残り半数は真逆の趣味のものや普段は全く関心のない領域の雑誌にする(できれば他人に選んでもらう方がいい

・ハサミ・カッターなど切るもの
・ノリ、テープなど貼るもの
・カラーペン、シール、マスキングテープなど飾るもの

ここで課題になるのは雑誌選びなのですが、雑誌はとても高いので少人数で実施すると結構イタイ出費となります…

なので最低10名くらい集めると、いいのではないかと思っています。でもこのご時世だとコロナ禍で結構厳しいですけどね…


先日、いつも参加してくれてる朝活仲間のカヨちゃんが、お安くできる方法として

dマガジン

を教えてくれました。いわゆるオンラインの雑誌読み放題サイトです。他にも色々あると思います。

これもありですね!!


ビジョンボードは手を動かして雑誌をめくったり、目に留まるビジュアルを切ったり破ったり、大きな紙に貼る、という「五感に働きかける」行為がイメージの広がりに影響すると言われているので、実物でするのがベターではあるのですが、

作らないより作る方がいいですし、無理して高い出費を我慢するのもしんどいので、そういうサービスを賢く利用するのもいいと思います!



■ビジョンボードの活用方法

ビジョンボードを作成した後にどう扱えばいいのか、ですが、

しまい込んでしまっては全く意味がありません!!


できるだけ毎日目に付くところに貼ってください

とはいえ、家族に見られるのが恥ずかしいという人もいるでしょうし、家の環境もあるとは思うのですが…

例えばこんな風にすることをお勧めしています。

・毎日目に付くところ(ベッドサイドや玄関など)に貼り出す
・スマホの待ち受けにする
・パソコンの壁紙にする
・手帳に貼る

厳密に毎日読み上げる!などは必要ないのですが、無意識下にしみ込ませるように、毎日何気なく目にすることができればそれがベストだと思います。



■どうしても叶えたいことがある場合やビジネスビジョンの場合は必ずアクションプランに落とし込む

私が普段しているママ友向けのビジョンボードのワークは、ビジョンボードを作成して終了、なのですが、

実際はこれには続きがあり、私が仕事でビジョンボードを行う時には必ず次のステップまで進めています。

それは、

ビジョンボードをアクションプランに落とすこと

です。


アクションプランへの落とし込みの方法も簡単にご説明しておきます。

■アクションプランへの落とし込みの方法■

①ビジョンボードを各領域に分ける

例えば、「仕事」、「子育て」、「健康」など

②各領域のビジョンを言語化する
ビジョンの言語化の大原則は「概念」にしないことです。
達成度が分かるように数値化、具体化します(例:×「痩せてスリムになる」→〇「体重を40㎏台まで落とし、XXのSサイズのワンピースが着れる体になる」)

③各領域のビジョンを達成するためにしなくてはいけないアクションをリストアップする
具体的で細かいアクションをStep1、Step2などステップバイステップ形式にする

④各アクションに期限をつける
⑤アクションの結果を記録に残す

記録に残すことはPDCAに不可欠です。
振り返りをしないと次のステップに進めないので可能なら定期的(毎日、週次など)に記録をつけるようにします

特に仕事の場合は、言語化がとても重要だと私は思っています。

結局、言語化できないことは実行もできませんし、言語化できないことは人に伝えることもできません。

人に伝えることができなければ、製品やサービスの良さは伝わるはずもなく、言語化能力は仕事の出来不出来に直結します

だから特にビジネスの世界では徹底的な言語化を訓練させられますよね。


でも、「どうしても言語化が苦手!」という人の方が、得意な人よりよっぽど多いように感じます。

ビジョンボードはそういう人が言語化を行う一助になれるのではないかな、と思います。



■ビジョンボードの本当の価値

ビジョンボードは自分で自分の未来を予約するツールです。

「これを作ると夢が叶うよ♪」なんて言うつもりはありません。

ビジョンボードを作成することで、

自分と一定時間向き合い、自分の未来について考える。

それそのものが、すごく価値のある時間なんじゃないかと私は思っています。


特に普段は忙しくて自分なんてそっちのけの人におすすめしたい、贅沢な時間なのです。


それに、私がもっとお勧めしたいことは

夫婦で作るビジョンボードや
親子で作るビジョンボード!!

夫婦で、親子で、「未来」について語り合ういいきっかけになりますよ。

我が家はこれが夫婦で未来を語り合うきっかけになってくれたように思います。

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