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将来に備えた、「失敗を打ち明けられる」関係性づくり

15秒で分かる今日のポイント
●(何度目かの)お財布を忘れて帰ってこれなくなった私の失敗をあっさり許してくれた夫
●失敗を受け入れられたとき、当人に起こることは基本的に良いことしかない
●子供の(親にとっては小さな)失敗を日常的に受け入れることは将来「何でも打ち明けられる」関係性の基盤となる


先週、息子を連れて少し遠くの病院に行きました。

行きは夫が車で送ってくれて、帰りは夫が仕事のため自力で帰ってこなくてはいけなかったのですが…

いざ帰ろう!と思って、

財布を忘れていることに気づきました!!!汗


携帯は持っていたので、電子マネーは使えるものの、電車には乗れない...私の住む町へは2つの電車を乗り継がなくてはならず…

つまり、帰れない...


結局夫に連絡して、仕事の合間に車で迎えに来てもらい事なきを得ました。



■失敗を打ち明けられた時の夫の対応

私、これが実は1度目ではなく、結構忘れ物が多いのです…夫に連絡したら

「またかよー!!もういい加減にしろよ!!」

なんて怒られるんじゃないかと考え、

あー!嫌だー!怒られるー!呆れられるー!

とかいろいろ考えたんですが、


夫の反応は意外にも

「やらかしおったなー!おっちょこちょいめ!大丈夫か?ミーティング終わったら迎えに行くからちょっと待てる?」

といった割と淡々とした&あったかいものでした。


実際に迎えに来た時も、「はい、お財布!」と私の財布を手渡してくれ、仕事を抜け出さなくてはいけなくなったことを特に責めるでもなく、

「なんか美味しいもの、おごってもーらお♪」

と言って、私の失敗を受け入れてくれたのでした。



■失敗を受け入れられると、受け入れてもらった当人にはいいことしかない

失敗を受け入れてもらった私の心理はどうだったかというと…

・反省!もうしない!!と深く後悔
・自分のことを分かってくれている人だ、という夫への信頼感UP↑

夫の優しい対応に心から反省し、私、初めて持ち物リストを書いて、玄関に貼ることにしたんです!(ってこれまでもしとけよって感じなのですが…)


これは、これまでの私にはなかった行動です。

これまで何度も「持ち物リストを貼り出しといたら?」と言われていたものの、全くやる気にならず、同じ失敗を繰り返していたわけで。

それを、今回夫に何も責められることがなかったことが私の反省を深くしまして、ちゃんと持ち物リストを見て家を出るようになったのです。



■子供が失敗を正直に言ってくれているって実はすごいこと

この私の失敗で思い出したことが1つあります。


近頃、

「〇〇ちゃん(うちの娘)が何日も宿題をしていません!」

と担任の先生から電話がありました。


宿題というのは、計算カード(引き算の練習をするもの)を全部読んで、やったら今日の日付に色を塗る、というものでした。

娘は何日も色を塗っておらず、ついに先生から電話があったのです。


先生曰はく、娘の主張は

「計算カードはやっていたけど、日付に色を塗るのを忘れていた」

とのこと。

「本当なのかどうか分からないので、『もしやっていなかったのならうそをつかなくていいんだよ。やっていなかったならやっていなかったって正直に教えて』と言ったのですが、『やっていた』というのです。お母さまからも聞いてみてもらえますか」と先生は言いました。


私は即座に言いました。

「本人がやっていたというなら、やっていたのだと思います。あの子は言ったら怒られるかも、というようなことでもやっていなかったら『やっていない』と正直に言う子なので、信じてやってください」



というのも...

娘は「日焼け止めを塗る」という朝のやることリストに書かれていることを忘れがちです。

そのたびに「もういい加減にして!」と私に怒られたり、機嫌が悪いとブチ切れられたりするのですが、それでもやってない時はやっていないと正直に言います。


私は「日焼け止めなんて『塗ったよ!』ってうそをいってもバレないのになぁ、私がどれだけ急いでいて、イライラしているときでも『やってない...』って正直に言うんだなぁ」

と最近何度か考えていたので、即座にそう思ったのです。



■正直に言える関係をいつまでも維持するために

きっと、子供って賢くなるほど「これを言ったら怒られるかも!」と思うようになりますし、うそをつくことも増えるでしょう。

それは成長の証の1つだし、避けることはできないし、必ずしも嘆くことではないと思います。


でも、

肝心なことは打ち明けられる関係

であることはすごく大事なことじゃないかなと思っています。


思春期に差し掛かると、友達関係、異性関係など、言えないことも増えるのはごく自然なことです(私もそうでした!)。

が、子供では解決できない重大な事象が起きたときは、やっぱり親の助けが必要になりますよね。

そんなとき、「こんなこと言ったら怒られるかも!」という恐怖心のほうが勝って、取り返しのつかない事態にならないとも限らない。


だから、

今の時期から、「こんな失敗を打ち明けてもお母さんは(お父さんは)受け入れてくれた」という経験をたくさんさせておきたいな、と思います。


結局それもこれも思春期になってから取り掛かればいいこと、なんじゃなくて、子供のころからの積み重ねかなと思うんです。


親から見れば大したことないようなことでも、子供にとってはそれが一大事かもしれない。
大きくなればその一大事は中身が変わり、場合によっては親にとっても一大事になるかも知れない。

だから「小さな頃の一大事」を受け入れることから始めるよう。


今の時期の「子供の失敗」って親にとってとんでもなく取り返しのつかないこと!なんてことはめったにないので、「そうかそうか、それは大変だったね」とあっさり受け入れてあげることって、親にとってはそれほど難しいことじゃないですしね。


どんどん許そう小さな失敗!

今、素直になんでも打ち明けてくれるならなおのこと、「忘れちゃった」「なくしちゃった」なんてことも、怒らないで受け入れて、これからの関係性の基盤を作ってるんだ!くらいに思えたらいいですよね。

だから、これからは日焼け止めをつけていないくらいでガミガミ言わないことにします!

私にとっては夫が良い見本です。


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