サントリー美術館 聖徳太子展
↑正式にはこんな感じの聖徳太子展に行ってきました。
聖徳太子関連の展示で、白眉は幾つもあった絵伝。聖徳太子のトンデモ伝説で盛りに盛られた生涯が漫画のように絵で表現されている。これがめちゃくちゃ面白かった。生まれる前から始まり、生まれたのは厩戸の前、赤ちゃん時代に天上天下唯我独尊と天を指差したから始まり。。。黒馬で富士山登ったり、人魚を献上されて悪世を予言とか、夢殿にこもって前世の経典を取りに行ったり、笛を吹いて鬼が踊ったり。。。
私は元々宗教画が好きなのですが、特にこういうちょっとしたファニーな感じがなんとも言えない感じです。山岸涼子作の漫画「日出処の天子」の原画も展示ありました。
厩戸皇子というか聖徳太子という人物の存在自体がどの程度の信憑性があるか謎ではありますが(天照大御神くらいの神話っぽさ)、1400年も信仰を集め続けているっていうのは、その時代の権力がその信仰を利用してきたってことなのかなーと思ったり。。。鎌倉時代になると菩薩信仰と混ざったりしつつ、戦後は政治家としての象徴となったりしてますね。
斑鳩だったり、四天王寺だったり、行ってみたくなりました。あと今回は美術館用の単眼鏡を買いたくなったなー。大きな仏像展示を見にいくといつも欲しいなーと思ってるんだよなー。
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