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Rock 邦楽

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ロックなアルバム紹介していきます
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10年は聴けるロックの名盤5     ヴィジュアル系と呼ばれた美学の頂点          LUNA SEA    〚STYLE〛                             

今回紹介するアルバムは、ルナシーの「STYLE」。 去年リテイクされたアルバムが発売されているので、そちらの方が良いという声も多いし、その意見が主流だとも思う。 確かに楽器音の分離もハッキリしていて聴きやすく音の奥深さも心地よい。 演奏の技術面での向上もハッキリしているし、音の使い方も洗練されている。 代表曲の1つである「IN SILENCE」等、音がすっきりしているのに奥行きが感じられ素晴らしい所も評価したいのだが、効果音の使い方や、勢い、熱量等あの当時にしか出せない凄みみ

10年は聴けるロックの名盤4     奇跡の集合美術          AJICO    〚AJICO SHOW〛                             

今回紹介するアルバムは、「AJICO SHOW」。 ボーカルはUA ギターは浅井健一 ベースはTOKIE ドラムは椎野 恭一 という異色のメンバーでのライブアルバムである。 本当はオリジナルアルバムばかりを紹介していこうと思っていたのだが オリジナルを超えているモノについては紹介していこうと思う。 AJICOというバンドの名盤を紹介するにあたり、最新作の「ラヴの元型」 というミニアルバムも素晴らしいと思うのだが、まだ購入していない為、 現時点ではこのアルバムを推しておく事にす

10年は聴けるロックの名盤3     和製VELVETREVOLVERな重鎮     THE DUST'N'BONEZ        〚THOUSAND ROCK’N’ROLL〛  

今回紹介するアルバムは、おいちゃんこと戸城憲夫率いるTHDUST'N'BONEZの6枚目のアルバム、1000のロックンロールである。 私は戸城憲夫というアーティストが大好きで、ベースは弾けないがガキの頃から作品を追いかけてきた。 ZIGGYでの活躍が有名だが彼のやりたかったロックンロールからはどんどん遠ざかってしまうバンドから離れこのTHE DUST'N'BONEZ(通称ダスボン)で自分のやりたかったロックンロールを実現している。 初期にはかつての盟友ZIGGYのボーカリスト

10年は聴けるロックの名盤1     誰も真似出来ないカリスマ性      DEADEND  (shambara)

これからロック好きな私が、これは聞いて欲しいと思う一枚を紹介していきたいと思ってます。 まずはとにかく紹介したいのがこの作品です。V系の元祖とも言われる彼らですが、 それだけにとどまらず、というかこの作品を目指して多くのV系が誕生していったのでは?と思っています。 沢山のバンドが生まれては消えていったあの時代の若者達が目指した世界 がこの一枚だと思うのです。 その若者達の中にラルクアンシエルや黒夢、後の日本の音楽を変えていくバンドも数多く存在したバイブルがこの作品です。 勿論

10年は聴けるロックの名盤2     孤高の天才 浅井健一     SHERBETS「FREE」

今回紹介するアルバムはベンジーこと浅井健一率いるSHERBETSの7枚目のアルバムFREE。 浅井健一は元ブランキージェットシティのボーカルとして活躍し、解散した後、様々な活動をしている。 このSHERBETSに関しては長い事活動していて段々と熟成されてきているが この作品は色々な意味でバランスがいいと思っている。 この頃はベースがちょっとインパクトが足りないかな?とか演奏面で面白味が欠けるという部分もあるのだがメロディーラインや空気感や奥行き感、 音数等ちょうどいい心地よさ