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Summer Pockets REFLECTION BLUEレビュー1周目【しろはルート】-思い出したくて、ここに来た。-

※書いてる人のKeyクリア履歴

2021 AIR
2022 CLANNAD⇒planetarian⇒Harmonia
2023 Kanon⇒ONE~輝く季節へ~
2024 ONE(リメイク)⇒智代アフター

1.これらに関してもフワッとネタバレが出てくる可能性があります。
2.基本的にストーリーの内容をあれもこれもお話しするつもりはないですがそれでもネタバレや物語の結末に繋がる発言は多々あります。未体験の方はくれぐれもご注意ください。
3.攻略記事や攻略サイトではありません。
4.Summer Pockets(無印)はプレイしていません。
5.Key作品のサウンドに関しては発売当時から持っています。プレイしていないリトバスなども所持しています。
6.基本的にKey、麻枝准先生、樋上いたる先生の信者です笑
7.時々「ひぐらしのなく頃に」の話が入る事もあります。


1.プロローグ(前置き)


さて、今回から始まる現在プレイ中のSummer Pockets REFLECTION BLUE(以下サマポケ)。
こちらのレビューを一人クリアする毎に書いていこうと思う。


僕の悪癖は毎回詰め込み過ぎて沢山書いてしまう事だと思ってるので、このレビューは極力自分のまとめ方の向上などにも繋げて長すぎずシンプルに書いていきたいと思っている。

なお今回は初回につき前置きを多々含む事とし、長くなる前提で書かせていただく。



さて、以前の記事にも書いたのだけどCLANNADを全部終わらせてロスりたくなく智代アフターを何年も放置していた僕である。

2024年末に時間が多く出来た事もあり、それでもまだプレイへの踏ん切りがつかず、以前から少し気になっていたサマポケの音楽を少しYouTubeで聞いてみた。
上の履歴にもあるが元々僕は音楽からKey作品にやっと4年前入った人間である。keyに関わらずだがどんなゲームもまず音楽が気に入らなければプレイしたくない。これは大前提。
また、僕は誕生日が同じでもある樋上いたる先生の絵が好きで、そうでなくなった今のKey作品はあまりプレイするつもりがなかった。
ちなみに知人からはヘブンバーンズレッドを1年前強くオススメされていたのだが、僕はゲームは家でじっくりモニターの前でプレイしたい人なのでスマホゲームにはあまり興味がない。



さて、そんなわけで時間はあるがCLANNADはまだ終わらせたくない、しかし何かKeyはやってみたい、と今回試すつもりでチョイスしたのはサマポケであるが、YouTubeから流れてきた音楽達は久しぶりに衝撃が走りプレイしてみたくなった。これはとても良い音楽だ。早くもハマり始めている。
ちなみにリトバスも持っているがかなりの名作と聞いているので、それはまだ取っておいている。
僕は楽しみや美味しいものは最後に取っておく主義だ。


そしてまずプロローグをプレイし終わって、早速泣いてしまった。
個人的な話になるが僕は2024/6~2024/11まで約半年間どこにも行けない体になっており、ぼやけた毎日の灰色の夏と秋を過ごしていた。
部屋から見える太陽は熱く明るく、しかし部屋の中はエアコンがいつもかかっていてとても冷たい。
外に出て走りたい。
汗をかきたい。
陽の光を浴びたい。
外からは夏休みの小さい子供達の楽しそうな声が聞こえて来る。
夏と太陽を呪う毎日だった。
いつの間にかセミの鳴き声が聞こえ始め、何日も過ぎてそして聞こえなくなった。
そんな僕だったから

こんな事言われたらそりゃあーた泣くでしょぉぉぉぉぉぉぉぉおおお


これは僕の持論であるが、自分にとって相性が良かったり愛する事になる音楽やゲームとはそいつにとって一番いいタイミングでやって来るものなのだ。これは必然的に。
それが何年後か何十年後か分かんないけど。


これで1~2時間くらいのプレイだっただろうか、プロローグだ。

僕はすぐにこのゲームをやめた。


このプロローグに加えてちらっと聞いたオープニングの心地いい音楽はとんでもなく長くなる名作の予感がしたからだ。


そしてCLANNAD関係のゲームを全て終わらせる決心がついた僕はネットでも短いと噂されていた智代アフターを先にエンドまで行く事に決めた。
特にストーリーに没入したいADVを途中で辞めてしまったのは初めての事だった。
智代アフターが終わった僕はアマゾンでネタバレになってなさそうなサマポケのカスタマーレビューを片っ端から読んでみた。
これも以前このノートに書いた事であるが以下抜粋させていただく。

この作品はなんと言っても、雰囲気が凄く良いです。例えるなら、ジブリの千と千尋にちかい感じです。まるで、自分が田舎の夏を体験している様な気分になれました。

夏に冷房が効いた部屋にいると、後悔するのをわかりつつも、強烈な日差しと蝉の鳴き声を浴びたいと言う気持ちにさせられるし、
冬にプレイすれば、夏の太陽が恋しくなる。


ああ、もうこんな夏は送れないんだろうと眩しい空を少し眺めて少し、泣いた

このゲー偏見なしで全人類にやってほしいゲームです家族愛その他もろもろ今の人達に欠けている物を再認識させてくれます!

この作品をプレイしたら、きっと夏が好きになる…。
夏の情景や雰囲気に、なんともいえない懐かしさや哀愁を感じさせてくれます。

期待をしている物がここにあります。
本物がここにあります。


今これを書いている現在2周だけしたのだが間違いない、これは絶対さらに好きになる作品だと確信している。
Key作品の全てをこうして感想にしたいのだが、本来僕はADVというストーリーが分かってしまったらそれまでというジャンルを人に強く薦めたくないしネタバレもしたくない。
しかし既にカギドラ。という動画活動でネタバレにつながる行為は散々やっているし(もちろん厳重に警告は事前にさせてもらっているが)、簡潔に書くという自分のまとめ方も向上させたい、そしてこの2025年から自分の時間が今までの人生と違って少しずつ増えてきそうなので、僕が好きな音楽もだけどレビューを書くという時間に割り当てていきたいと思っている。
だがONEAIRCLANNADKanonなどは既に多くの人が20年くらい前から書いてきたであろうし(だってONEKanonなんて1990年代のゲームだぜ、AIRでも2000年だから20世紀のゲームだ笑)プレイ後からもう時間が経ちすぎている。


それなら今僕の中でフレッシュなサマポケを書こうと思って(これももう既に数年前の作品なのだが)この企画が発動したわけだ。


恐らく総まとめなども含めると全部で10回くらいにはなると思われるがお付き合いいただければ幸いである。
これを読んでいただける方は未プレイで多少のネタバレありでも付き合っていただける方か、既にプレイされた方たちであると思うが良かったら一緒に夏の島へ行こうじゃないか。一緒に夏休みをやり直そう。


以上前置き終わり笑


2.プロローグからのしろはルートエンドまで


さてこれが今回の記事の本題である。
前置きは開始となる今回だけの話だから、次回からはこの項目だけという事になる、ここをいかに短く簡潔に書いていくかが僕の勝負だ。
上記でも書いたけど基本的にADVをネタバレするのは好きではないのだ、僕がするというのはね、人がするのは良いんだけどね笑
だが今回は初回プレイという事もあり長くなるのでご了承願いたい。
いや次からも長いかもしれないが笑←僕の勝負は


最初にプロローグをプレイしてから上記の理由で約20日ほど中断したので、もう一度復習のためにも一番最初からプレイをしてみた。
やはりプロローグでまた泣いた。
そこから主題歌が入って来る事にいい意味で寒気を覚えた。


CLANNADをプレイした時も最初にメグメルが流れた時、体がゾクゾクしたものだ。
特にメグメルなんてのは20年前くらいから音源も持っていたし何度も何度も聞いてきた。それがゲームをやってみるとここで流れてくるんだ…!という武者震いね。


さて、今回のサマポケの主人公であるが彼は僕が今までプレイしてきたKey作品の主人公に比べると「持っていた」。
今までの主人公はAIRを除きこれという特技をあまり持たず、芯はあっても怠惰気味に毎日過ごしている。普通の学生だ。
まさに去年の僕のように毎日がぼやけている。
生きていると実感する色を見つけられないでいる。
AIRの場合は能力を持った主人公だが、それをやってもやっても報われないという切り口が違う。
今回のサマポケの主人公はそれに比べると持っている。
だが以前のある経験が原因でその持っているものが使えない。
使えないから毎日が怠惰気味になりぼやけていく。
これだけで今までプレイしたKeyと今回は違うなと感じた。


舞台は瀬戸内海にある架空の離島である鳥白島という設定。
僕は廣島の生まれであり、もう亡くなってしまったが瀬戸内海の離島に親戚もいた。行った事も子供の頃から何度もある。
だから舞台はとてもイメージしやすく、むしろ僕の実家の方にも近く、そこからしてもう没入感がすごくなった。


ヒロインのしろは。

正直言って最初に見たヒロインたちの見た目では一番好きになった。
どんな話し方や声をしているのだろうと思ったけど、この言い方はだいぶ古いだろうがエヴァの綾波系ってやつ。綾波よりは喋るし冗談も言えるが基本的に自分の感情をあまりハッキリと出さない。
メインヒロインらしいがこれは大いにありだ。
なぜならこれ系の感情が出て来ないヒロインが感情を見せてくれるようになるという展開はヒロインを育成するという面もあるからだ。
Keyの主人公は誰も怠惰で毎日がぼやけた日々を送っている感じだが、それを登場人物と関わり成長していく展開である。
まあそれを言ったらギャルゲーなんてほとんどがそんなものかもしれないが笑


しろはは時々様子が変になるという伏線も描かれているし、ヒロインと主人公が共に成長していく展開はとても期待が持てる。
そうそう、話は少しそれるが主人公の名前もいいね。
僕の名前は柚木 依和(ユウキヨリト)だが近い物を感じるし笑


ヒロイン達が順番に出て来るがどのヒロインもクセがあり、人によっては好みが分かれるかもしれないがまあそこはそれギャルゲーだし、僕は大歓迎。
何より麻枝先生が得意とするような(あくまで音楽や原案でシナリオは関わってないらしいが)ギャグの連続で毎日が楽しい。



そうこれは、僕たちが小さい頃毎日あのワクワクした夏休みを追体験するかのように毎日が楽しく色々な夏や田舎らしいイベントがふんだんに盛り込まれている。今の30代から50代くらいの人。
僕もそうであるが特に田舎や地方で生まれた人ほどシンパシーをこのゲームや物語に感じるのではないだろうか。カブトムシとかとった事ない?


それなりに特技というか優秀であった学生が挫折し、逃げるように田舎に来て田舎の地域性に揉まれ、関わり、やがて先陣に立って地域を変えていくほどの動きを見せていく様は「ひぐらしのなく頃に」を思い出させた。
友達や仲間同士でつるんで毎日いろいろな事をわちゃわちゃとする日々は「ぼくらの七日間戦争」を思い出させた。

エンディングテーマもまた素晴らしくしろはルートは最後まで笑いも盛り込んでくれ、メインヒロインらしく夏のようにとても爽やかに終わらせてくれた。
実は今までの麻枝先生のシナリオのやり方は好きではない部分があった。(僕は信者なのに笑)


それはくどいのだ。
ここで泣かせたいんだろうなっていうシーンが来た時
**だから…!
**でも…!
**するから…!
だから**…!
きっと**…!
もう**だから…
**だから…!


と何度も何度も繰り返される癖がよくあったように思われる。
曲もいいやつが流れてきて最高に盛り上がる。
なのに僕はどんどん盛り下がるという現象がよくあった。
それがファンの方ごめんなさい。


人によって笑いや泣きのポイントというのは違うだろうが、僕がKeyの好きな所や泣く所はふとした時にそっと出て来る一言だったりするのだ。
例えば上記で上げたプロローグのラストのように。

さあ泣くところ来ましたよ!
泣いてください!
泣けるでしょ!
泣こうよ!
こんな感じで涙腺をグイグイ押されても分かった、分かったよという気になってしまうのだ笑
なんだか白々しいというか。

しかもこれをゲーム内の次の日とか後日でまた繰り返してくる場合もあるしね笑


特にAIRがそういう展開だったような気がする。
それこの前も同じような事やったやんみたいな笑


ところが今回はシナリオは麻枝先生ではないらしいので(もちろん原案者だからチェックなどはだいぶされていると思うが。現にギャグなんかは「麻枝節」をすごく感じるし)
そうくどい事もなく、しかしあっさりもし過ぎず、スッと夏らしく爽快に、しかし夏の終わりのように余韻を残して第一章終了という感じで終わる。


またあの島に帰りたいと思わせてくれるのだ。
今後の展開も楽しみにしつつ、これがピークである事もないようにと願っている。


今回もお読みくださりありがとうございました。



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柚木 依和(ユウキ ヨリト) / 極東アイセキ計画。
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