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進化という名の退化。始まる偏執。【ライナーノーツ】

毎週一個以上上げる動画ノルマ、さて今回は作りたくなかったものをまた作る事になってしまった。

Laputa aki追悼&10/10生誕特別企画 / Starting paranoia 叩いてみた。SIDE:Yorito

明日10/10で53歳の誕生日を迎えるはずだったLaputaというバンドのボーカルakiさんが8/29に亡くなられてしまったので追悼と合わせて一発叩かせていただいた。それをお送りする。

別に作りたくなければ作らなきゃいいだろうと思われるだけかもしれないが苦笑
今回は忘れたくないために残しておく備忘録、あるいはこれもまた遺書のようなものだ。

遺書、そしてこのバンドについてどちらもやはり一か月前の記事に書かせてもらっている。
また作る事になってしまったというのは5月に黒崎真音さんの件でも追悼動画を上げたので今年は二つ目だ。

好きな人が死んで動画にするというのもあれだし本来死んでいなければこんなものは作らなくて良かったものだからだ。


また僕がドラム動画を作る時というのは基本的に懐かしかったり好きなアニメやゲームに関係したものが多く、それがフォロワー様や誰かに刺さってほしいからやっているものである。

ああ懐かしいねとか。ああこれ自分も好きとか。そういうの。
僕自身も楽しいし。
その点で言えばかろうじて黒崎さんのも一応はアニソンであった。



ただ今回は機材紹介のような誰かのために残すものではなく、100パー僕の好きなものを僕がやりたいから誰の事も考えず作ったものである。
本来ならこのようなオナニー感満載のあるものはちょっと気が引ける。
そういう意味でもこのようなものは作りたくなかった。
しかし実はこの動画、「SIDE:Yorito」とタイトルをつけているように別サイド、つまり第二弾を考えていてそれが僕の大好きなゲームと繋がるので今回はこの曲をまずお披露目したいからこそやったというちょっとした裏目的もある。
実はそっちがやりたい事の本番だったりする。
まあそれはそれを公開した時にまた語らせてもらうという事にしよう。


いつかも語った事だけど

このLaputa(ラピュータ)というバンドは僕がバンド活動を始めるに当たって相当な影響を受けた3大バンドの一つである。


今後もぜひ何かの機会があれば叩いていきたい。
Laputaは当時からしてもとてもクオリティーの高いバンドで、初心者が簡単にコピーできるシロモノではなかった。
楽器陣はもちろんカラオケのボーカルにしてもキーが+4とかなのだ。
おいそれと出来るものではない。
しかし今ほど経験を積めばかろうじてついていける。



Laputaがいまいち売れなかったのは(例えばラルクやGLAYなどの超メジャーと比べてという意味であるが)やはり複雑で難しかったのだ。
僕の経験則から言わせていただくと

日本という国では本当に技術が上手い人というのはそんなに売れない。
日本で売れるのはルックスがいい人、若い人、話題性がある人、ドラマやアニメのタイアップになったかなどが優先される。



さてこのakiさんが書いた歌詞で

「進化という名の退化」

という言葉があるが僕はこの言葉が大好きで今回の記事のタイトルにもさせてもらった。
まあまずこういう言葉の一つとっても難しい。一般には伝わりにくいから売れないのだ。


ちなみにもしファンの人が見られて誤解されたら嫌なので断っておくが僕は大衆に受けやすいバンドより伝わりにくいバンドの方が大好物である。

もう一度言うが僕がバンド活動を始めるに当たって相当な影響を受けた3大バンドの一つである笑



そう、それでその進化という名の退化であるが。

退化
進歩がとまって、以前の状態にもどること。あともどり。

生物体のある器官・組織が発生や進化の過程で、形が単純になったり、小さくなったり、機能が減退したりすること。



人というのは生まれてどんどん進化し、ある時期を境に退化していく。
細胞は死に、子供のように甘い物を好きになったり子供のような言動になったり。認知症などもそうだ。そして最後は母なる海に帰るという考え方がある。
人生とは「進化という名の退化」なのである。


それとはまた違うが先日、これを記事に書こうと思っていたわけではないがイスラエルとパレスチナで大規模な戦闘が起こった。
ロシアもそうだ。戦争はいつになっても終わらない。


こういうことに僕は全く詳しくないがミサイルも戦車も破壊兵器も化学は進化した。
ドローン爆弾なんかもある。
アプリやSNS、ネットやコンピュータウイルスを使った作戦もあるだろう。


人間も文明も確かに進化した。
そしてする事は略奪殺人強姦…原始人だ。獣だ。
つまり退化。

進歩がとまって、以前の状態にもどること。あともどり。


「進化という名の退化」なのだ。


しかしそれも悲しいかな人間だ。

こういう事をこういう言い回しで書けるakiさんのセンスがやはりすごいと思うのだ。全く惜しい人を早くに失くしてしまった。

そもそも見せかけや数字や話題性だけの音楽よりもこういう人が本来売れるべきなのだと思っている。




僕は何歳まで生きるのか。
僕はいつから退化するのか。
いや、もしかしたら退化し始めているのかもしれない。
しかし今回二度目の新機材での動画公開テイクとなっているが、僕の感性と機材はまだまだ進化出来るものと思っている。
皆さまにはこれからもどうぞ極東アイセキ計画。と柚木 依和をよろしくお願いしたい。


逆に感性が退化したと思ったら僕は表舞台には出ないかもしれないな。
動画とかライブとかそういうの。
自分一人で誰にも見せずにドラムを叩いていると思う。
感性が死ぬ事は自分も死んでいると思うから。
死んでいるというよりも生きていない、ってとこかな。音が。うん。


最後にこの曲を選んだのは上記にもあるように、たまたま本当に作りたい動画とマッチングしたというのもあるのだが僕の心境ともあったからだ。
上記にも書いたようにこのバンドの世界観、ビジュアル、僕に多大な影響を与えた。今も影響は強く残っている。
追いかけた日々はある意味僕のパラノイアでもあるのだ。


ちなみに僕の言うパラノイアとは誰も寄せ付けないほどの激しい執着という意味である。
人間が自分の生命や人生から切り外せないほど頭の中にこびりついて離れないものはある意味全てパラノイアだと思っている。
例えばあなたの大事な人が事故や犯罪で亡くなってしまったとして、その人の事が忘れられなくなったら、その人がいないと力が出なくなってしまったら、壊れたら。その人はあなたにとってのパラノイアになるのだ。
だから例えは悪いけどストーカーでもみんなパラノイアなのね。
やるやつの気持ちは分からないでもないんだよ。
無駄な時間なので僕は絶対しないしそれはやったらいけない事だけど。
これあくまで僕の価値観と一例ね笑


この曲のタイトルはスターティングパラノイア。
このバンドは今まで僕のパラノイアであった。
そして今回のボーカルさんの死によりまた僕の中に深く刻まれ、また新しく始まるパラノイアになるのだ。





今回もお読みくださりありがとうございました。


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