キョクタンというお仕事 〜広告会社の縁の下〜
初めまして。キョクタンな広告マンと申します。
おそらく全ての方から、そもそも「キョクタン」ってなによ?
という声が聞こえてくること必至なので、
今回は、「そもそもキョクタンってなに?」「世間一般のイメージの広告マンとなにが違うの?」などなどというところを書き連ねていければと思います。
まず大前提から申しますと、
キョクタン
とは、
「テレビ局担当」略して「局担」のことを指します。
テレビ局担当という局所的な部分の話に入る前に、
そもそも広告会社の大きなビジネスの流れとしては、
(クライアント)↔︎営業↔︎クリエーティブ・プランナー↔︎★媒体担当↔︎(テレビ局・新聞社)
という形になっています。
上の流れの中の、★がキョクタンが所属する分野です。
それぞれざっくり役割を書くと、
営業→クライアントさん担当として様々な要望に応える人達
クリエーティブ→CMとかを作る人達 ※ここがいわゆる広告マンのイメージが強い?
プランナー→最適なメディアプランを考える人達
媒体担当→営業・プランナーからの依頼を受けて、「媒体社」と交渉する人達
という感じになります。
媒体社とは、いわゆる広告を掲載するメディアのことで、
「テレビ局・デジタル・ラジオ局・新聞社・雑誌・OOH」などがあります。
2019年にデジタル広告がテレビ広告の広告費を抜くというニュースがありましたが、
若者のテレビ離れなどが叫ばれる日本の中でもいまだ圧倒的な影響力と広告費を誇り、
さらにはインターネット広告に比べて圧倒的に少ない人数で、ほぼ同等の広告費を担っているテレビ広告の担当が「局担」なのです。
そんな「局担」が何をしているのかと言うと、
永遠に交わらないテレビ局とクライアントの要望の間に日々挟まれながらも、
最終的には全員が「ありがとう」となる三方良しを実現するために、
あの手この手で交渉している究極の交渉人達と言えます。
そこには世間一般に想像されている
「有名人とCM撮影〜」とか「話題になる広告を作ってる!」的な一般的な広告マンのイメージである煌びやか?な世界とは一線を画す、
日々酒と飯に溺れながも、夜討ち朝駆けを繰り返す泥臭い日々が存在しています。
今回は前段の概念的なところを書いてしまいましたが、
次回以降はそんなキョクタンの日々やそんな中でも得られる(履歴書には書けないような(笑))学びなどを書いていければと思います。