#43「あとがきを書いたことはありますか?

 こんにちは。行者・武松です。(ぎょうじゃ・ぶしょう。あだ名の由来は、罪人となった逃亡時に、行者の装いを選んだ、というだけのもの。その由来も含め、水滸伝のなかでもとくに異彩をはなつ人物。映画では酔拳の達人になってた)

 いやあ。この書き出しで日記を書くのも久しぶり。
 
 怪談をさぼってて、うっかり1年近く過ぎちゃいましたね。

 子供の頃から、推理小説を結末から読んだりする(今ではやりません)
というろくでもない悪癖があった私です。

 作者のあとがきを読むのも好きだった(特に、新井素子さんの作品のあとがきが好きでした)ので、あとがきから読んで、肝心の本編のネタばらしをされたりもして。あとがきがない著作に出会ったりすると、少し物足りなく思ったりもして。

 で、今回ダラダラと書いていた怪談のあとがきなんかを一つ。

 10作品書きましたが、主題(テーマ)は連想遊戯のように数珠つなぎにしたのです。

①「缶詰の夢」⇒缶詰
②「棺の蓋」⇒缶の蓋から。
③「装着」⇒蓋から、マスクを連想。
④「遺品」⇒マスクをした人の話。
⑤「そこから撮られた」⇒写真。
⑥「アオキ先輩」⇒⑤の登場人物、先輩から。
⑦「落書き」⇒⑥の舞台の音楽室から。
⑧「ビワの実」⇒⑦に出した子供から連想。
⑨「お月様」⇒目玉、目線の話。
➉「手の中の顔」⇒人の顔の話。

という流れです。だからどうだ、と言われればそれまでですが……。

 あと、最後の話は時代小説風にしましたが、なんとなくそうなってるだけだなあ、障壁が高かったなあ、と反省しています。

 次は、ずいぶん昔に書いたけど、途絶させていた二次創作に手を出してみたいのですが。いいんでしょうか。

 もう少し、へんなこだわりを持たずに、色々書いていきたいです。



いいなと思ったら応援しよう!