![バーフバリ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14677506/rectangle_large_type_2_197beacdd16dc436960c5b168b07fdc5.jpeg?width=1200)
『バーフバリ 王の凱旋』S・S・ラージャマウリ
JUNE 7, 2018 Instagram掲載
こんなに上映後に観客がざわついている映画は初めて。
私も館内の明かりがつくやいなや、隣の友人(インドで会った)に気持ちを吐き出した。レディースデーなこともあるけれど、週の中日23時過ぎに終わる『バーフバリ』はほぼ満席。
最初、ツッコミどころが多すぎて「ちょ、強すぎwww」とか都度ニヤニヤしていたものの、もう終始「そういう世界」なのでツッコミがおいつかなくなる。次第に判断が、思考が、とまる。ちなみに3時間てんこもりで、見る側が疲れることはあっても飽きるような場面は、ない。
主人公バーフバリは超人。空を飛べないくらいで、大体のことができて、すごく丈夫。ポスター、3本の矢を一度に引いているのがわかるかしら?飛んでいる矢に自分の矢を当てて獲物を仕留めるなんて朝飯前。走っている火がついた牛の群れの上を渡ることだってできる。一人でたくさんの敵を倒さなきゃいけないことってあるでしょう?そんな時は色んなパターンで無双しちゃう。
女の人も強くて、目の前に困難があろうと、じっと先を見据えて歩みを止めない。お姫様も盗賊を倒すし、どんな時も毅然としている。ちなみにお母さんはアイラインで囲われた目をよく見開いていた…。 3時間の上映中に溜まったツッコミと、湧き上がる想いを共有したくなるので、誰かと一緒に映画館へ行くことを勧める。
日本では昨年末に封切られ、再上映を重ねた本作。「これが日本でヒットするってすごいよね」と友人が言う。ほんとにそう。 「やー3時間、3回めはさすがに長いね」と後ろの人が言っていた。そんなに見てるのか。
自分の処理能力とか「普通だと思っていること」をやすやすと超える、色んな意味で強い映画。見るだけでなく、見終わった後の気持ちを感じるところまでひっくるめて体験する映画。
映画2 #バーフバリ