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ヨガの森へ辿り着くまでの話: かわいすぎるホテルとカラオケオール
シヴァナンダヨガの講座は、ベトナムのダラットというホーチミンから少し離れた高原地域で開催される。そのため、ホーチミンで1泊し、次の日の夜行バスでヨガの森ダラットへ向かうというのが今回のスケジュールとなっている。
急ぐ旅でもないので特段問題はないのだが、
東京からの飛行機の到着が遅れ、そのせいもあるのかタイミング的に空港でイミグレーションの大渋滞に2時間近くはまってしまった事もあり、結局ホテルに着いたのは深夜1時半を過ぎた頃だった。
長時間のフライトと、久しぶりの異国での緊張もあり、さすがに疲れ果てたとしか言いようのない状態になっていたのだが、そんな私を待っていたのは可愛すぎるホテルだった。
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ひと通り心を踊らせた後、シャワーを浴びて、冷蔵庫にあったビールを飲み、謎のカップラーメンを食べると、すっかり満たされて元気になってしまった。疲れ果てていたおかげで、今目の前にある幸せをより大きく感じられたとさえ思えた。
大変な事があっても、その後に起こる嬉しい出来事は、その大変さを帳消しにするどころか、むしろそれをばねに嬉しさを倍増してしまう。
大きな仕事がひと段落した後に飲むお酒みたいに。
そういえばこの間、好きな人達と朝まで飲んだ後カラオケで始発まで時間を潰すという大学生みたいな事をした日があった。ホーチミンのホテルでビールを飲みながら、なぜかその時の事を思い出していた。
始発で家に帰って少し休んで、また1時間くらいかけて出勤したので、そりゃあ眠いし身体も疲れていたけれど、昨夜の充実した時間のおかけでプラーナがフローしている(※内輪で流行っているヨガ的ギャグで、生命エネルギーが身体に行き渡っているの意)ので、あまり辛いとは感じなかった。
辛い事が起こっても、その後の嬉しい出来事がギャップでより実感できるし、
楽しい事が先にあると、その後辛い事があっても割と平気でいられる。
どっちが良いとかでも、だから仕事の前日の飲み過ぎを肯定するわけでもないけれど、
どんな一連の出来事も、未来から振り返ると結局は良かったと思えるのかもしれない。
ありがとう、ハンディハオハオ。
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