地獄でなぜ悪い


今日仕事で冷戦中(口を聞いていない)のあの人が
いつものごとくぎりぎりに職場へ着き、
あー人生は地獄だ

といった。

ついこないだ、話し合い(になったかなっていないかよくわからないやつ)で、仕事に関して、向こうも、直すから言ってほしいと同意のもといくつか指摘した。

何回言わすねん。
(こらこら)

その日からまだ間もないのに、
ちょっと崩れかけている。

ちなみに、指摘の中に他人にあれこれ言うくせに、自分はできていない。言っても継続できない。が入っていた。


その上で、地獄と来たか。
当てつけか?おん?
と思ってしまい。もやもやしながら過ごした。


流せるほど調子良くない。


聞いてみるか。

と、あの発言嫌だったとLINEで送る。
直接だとなんかバチってしまいそうだった。


嫌な気させてごめん
でもこう言うこと

TwitterのURLが送られてきた。


どうやら芸人の有吉さんが番組で言った言葉らしい。

無理に前向きに考えるより、「人生は地獄」と考えた方が辛いことは当たり前に思えるし、小さな幸せで大いに喜べるから

ということらしい。


なるほどな。
とちょうど音楽を聴いていて、星野源さんの「地獄でなぜ悪い」が流れる。


「ただ地獄を進むものが悲しい記憶に勝つ」

すっと耳から入り心に沁みた。

性格もあるかもしれないが、
私の人生なかなか苦労しがちだ。
友達から、なんか荒波にのまれること多いね
とか
親にも、なんでそんな茨の道を進もうとするのか
と言われる。
世の中もっともっと苦労している人はたくさんいるので、
この程度か
と思われるかもしれないが、そこは承知の上で、、


悲しい記憶は
時に嬉しい記憶の前にどかどかと出てくる。
ずうずうしい奴だ。

そうやってなんだかんだ進んで
ふとした拍子にどかどかと心を踏み荒らしてくる奴に
うわぁ悲しい悲しい!!!となっていたのが、
次第に
悲しい記憶の悲しさが薄れ、
あの時こんなことで悲しく思ってたな

もう大丈夫よ
となっていく。


地獄
がすごい嫌なワードから一転

地獄だろうが悪かないな
に変わってた。
(単純だな!!)(それもいいことだ!!)


もやもやがいなくなってた。




「確かに知らない人からしたら嫌だったかもな」 

あの人が珍しく反省してる。


私が嫌に聞こえただけと言うただのわがままだが、
言ってよかった。


地獄を進むもの同士
頑張ろう
と思った。




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