●未来視点/過去視点/今ココ視点
こんにちは。
ハッピーすまいコンサルタントの
しのぽんです。
建築設計の仕事の
面白いところは、
いろいろな属性の人との
コミュニケーションが
発生するところです。
→1.計画の初段階は
創業社長(創業家系の社長)
サラリーマン社長
上場企業の社長
未上場企業の社長
その建築でどうやって
お金を生み出そうとするか
考えている人たち。
夢を語るのが得意。
→2.計画を詰めるときは
会社員
与えられた業務を組織的に
遂行する人たち。
夢を現実に落とし込むのが得意。
→3.建てる段階
大工さん
鳶さん
その他職人さん
計画を現実の物体に
落とし込む人たち。
建築設計者は
この人たちの思いを繋ぎ、
ひとつの建物にまとめ上げる
役割を担うのですが、
面白いのは
社長/会社員/職人さん
で、計画に対する思考が
全然違うところ。
1.社長は未来を語り、
2.会社員は、過去の経験から
その夢を現実化する方法を語り、
3.職人さんは
今ここの技術と物で
それが現実化できるかを語る。
1.社長/未来視点
↓
2.サラリーマン/過去視点
↓
3.職人さん/今ココ視点
計画を進めていくと、
それぞれの段階で
思考の視点が違うから、
摩擦が起きる。
そんなときは
それぞれの段階での
コミュニケーションに
別の段階の視点を
スパイスのように
入れていくと
上手く行きます。
例えば、
1.2の段階でコミュニケーションが
煮詰まってしまったときには、
今ココ視点を入れる。
例えば、
社長が、
「なんかばーんと楽しい建築
作りたいんだよね。」
って言った時には、
過去視点で答えると
想定以下の物しかできないから
そこに、
今、研究開発中の素材の話とか
今、研究中の構造の仕組みとか
っていう
今ココ視点を入れる。
例えば、
職人さんが、
「こんな納まりできねーよ」
って言って仕事を投げ出しそうになったら
いや、これができたら
こういうことができるようになる。
これをやったら
こんなことが起こる。
っていう
未来視点を入れる。
コミュニケーション
するときは
視点を入れ替えてみると
結構上手くいくよ。
やってみて♡