葦のような生き方
母を見送って2か月が経ちました。
最後まで医療のお世話になることなく、家族が見守る中で眠るように
93年という長い人生に幕を下ろした母でした。
母の生き方を思い返すといつも
「葦のような人だったな」
と思うのです。
葦というのは、ひょろっと長いススキのような植物なのですが、
見た目は繊細でもろい存在に見えても、
実は強風にもなかなか折れたりしないそうなんです。
ヒョロリとした植物がなぜ押し倒されそうな強い風にも折れないのか。
それは細長い体を上手に風になびかせるからなのだそうです。
強い風に抵抗すると、体の細さゆえに折れるのかもしれません。
風になびきつつも、風が止むとまたすっと伸びて生きているのは、
なかなか芯が強いということなのかもしれません。
人の人生に起こる荒波には、時に立ち向かう強さも必要な時もありますが、
抵抗して抗うエネルギーを費やすよりは、力を抜いてさらりとかわす。
そんなスタンスで淡々と生きていけるのも、いいのかもしれませんね。
要らぬ力は抜いて、今日も笑顔で過ごせますように😊
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