就活の集団討論に一人勝ちはありえない
今シーズンも、本学ではグループディスカッションの練習会が始まりました
6人の学生たちに制限時間内でテーマについて討論をしてもらいます
グループディスカッションは、採用活動において、個人面接よりも多角的な視点で応募者を見ることができる効率の良い選考方法として、取り入れている企業は多いようです
学生たちの間では、面接練習にはチカラを入れても、グルディスは準備不足だった…という声もよく聞かれます
これってなかなか、一人では準備しづらいんですよね
ある日のグルディス練習会の最後に、学生から質問がありました
ちょっと言いにくいのですが……
私達に順位をつけてもらって、何位まで合格か教えてください
まずは、言いにくい質問を、勇気を出してしてくれて、ありがとう
合否の判断は採用担当者の主観によるので、一概には言えません
また、それぞれの採用基準があるとおもいます
ですが「私個人的には」全員落とすか、全員残すか…で考えます
なぜなら、討論の成功は「全員参加」が基本だと考えるからです
司会者がどんなにパワフルに討論を進行しようとしても、一人でも取り残された人がいたら、その討論は成功とはいえません
また、たった一人が討論に参加できなかったとしたら、それは一人の責任ではなく、参加者全員に責任があるのです
だから、自分だけ勝ち残ろうと考えるのではなく、全員で合格しようねっていうスタンスが、グルディス攻略のカギになります
求められるのは、リーダーシップだけではなく、協調性や気配り、論理性や責任感など
積極的な発言が苦手な人は、他者の発言を要約したり、発言できない他の人のサポートをしたりと、多方向から討論に貢献できます
また論理的に発言できる人でも、他の参加者への配慮ができないと、マイナスポイントになります
自分だけ合格点を取ることを考えるより、全体最適を常に意識できる人こそ、組織に求められる人材なのだと思います
今まで、期末テスト、進級テスト、受験などなど、競争社会の中で、一番になることを求められてきた学生たち
これからはその学びを活かして、個を尊重しながらも、組織を良くするチームワーク力を発揮していくチャンスです
あなた達の輝ける未来を強く強く信じています!