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チャラ男家のルール…大事なことは大事
チャラ男シリーズ#12
小学5年生のとある日の放課後のこと。
息子が男子2人、女子3人を連れてきた。
この時私は家にいたけれど、あえて私のほうから挨拶をしなかった。
すると、来たときも帰るときも子供のほうから挨拶をしてくれた子が一人もいない!一人も・・・!!
もちろん私がしたら返してくれたけれど。
帰るときもわざと黙っていたら、しず~かに玄関のドアを開けて帰ってしまった・・・
(いやいやいや、これはダメでしょ!!)
そこで息子に宣言。
「親がいるのしってるのに挨拶してもらえなくてすごく寂しかった。みんなに挨拶もできない大人になってもらいたくない。これから挨拶しない子はうちは出入り禁止にするから。みんなに言っておきなさい!!」
すると慌てた息子、「オ、オレはちゃんとやってるよ!」
私「それならいいけどね。いくら勉強できてもスポーツできても、挨拶できないなんて人としてダメダメだからねっ」
なんだかね、ものすごく寂しかったんです。
低学年のころは無邪気に「こんにちは~!」「バイバーイ!!」と言ってくれた子たちが、だんだん声が小さくなり、とうとう挨拶を交わしてくれなくなったことが。
お年頃になって恥ずかしい気持ちが芽生えるのはわかるけれど、やっぱりコミュニケーションの基本は挨拶だと思うので。
よそはわからないけれど、とにかく我が家のルールとしました。
そうしたら。
その次に来たときのこと。
玄関のドアを開けるないなや大きな声で、「こんにちはー!お邪魔しまーすっ!!」と。帰るときも「お邪魔しましたーっ!!さようならー!」と。
時間差で来るので、そのたんびに私も一回一回「こんにちは!どうぞ~」「さようなら~気をつけてね!」と顔を出さなきゃなんですが。
初めて我が家に来る子にも息子が家の外で、ちゃんと挨拶しろよ、とレクチャーしてるし。
(うんうん。やればできるじゃないの~)
嬉しくなっておやつをいつもよりサービスしましたよ。
高学年になってちょっと小生意気なことを言い出してても、まだまだ可愛いなぁと思うのでした。