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揺れ恐怖症と戦った私の人生を赤裸々にお話しします
揺れ恐怖症というものをご存知でしょうか?
高所恐怖症や閉所恐怖症などは聞き馴染みがあると思いますが、揺れ恐怖症ってあまり聞かないですよね。
どういうものなのかというと、字の通り「揺れるものが怖い」という症状です。
ネットで調べても正式名称も出てこなければ、治療法についてなども出てきません。
すごく珍しい恐怖症だと思います。
私は物心がついた頃からこの揺れ恐怖症に悩まされながら生きてきました。
揺れるものと言っても該当するものはさまざまで、他にも回るものや音などが怖いと感じることがありました。
この有料記事では「揺れ恐怖症」を抱えながら生きてきた私の幼少期から現在までの経験を、赤裸々に綴っていこうと思います。
はじめに
※私は揺れ恐怖症に関して専門的な知識を持っているわけではありませんので、参考程度にお読みください。
※この記事の内容は、全て私個人の経験と考え方であるということをご理解ください。
※この記事を他のSNSなどに無断転載・無断使用することはおやめください。
揺れるものなんてこの世からなくなればいいのに
私にとって揺れるものは天敵です。
何故揺れる?ずっと止まっておけないのか?と苛立ちを覚えるほどです。
公園のブランコは全部撤去してほしい。
吊るすタイプの電気を使うお店には理由を問いたい。
なんで吊るすの?おしゃれ?いやいや迷惑。
揺れていないものをわざわざ揺らす人には全力疾走で飛び蹴りさせていただきたい。
それぐらい私にとって揺れるものは怖いものなんです。
揺れるものがなくなれば私はどれだけ幸せに生きられるんだろうと、何度も思ったこともありますが、なくなっても結局私の想像だけでいくらでも発症させられるんですよね…
揺れ恐怖症が発症した時、どんな状態になるのかと言うと
とにかく頭を抱え込まないと居ても立っても居られなくなります。
体が動かなくなるような感覚に、表情が固まって一点見つめ。
歯が割れるんじゃないかと思うぐらい力一杯歯を食いしばる。
泣けばいいのか、叫べばいいのか、暴れればいいのか、何をすれば楽になれるのかわからない。
体は動かないのに落ち着かなくて息苦しくなる。
側から見たら硬直しているだけのように見えるんだと思います。
でも私の中では何もかもが暴れまくってる。
脳内では揺れているものの映像が永遠繰り返される。
何が怖いのか私自身もわからないけど、とにかく恐怖と不安が一気に襲いかかってくる。
いっそ死んでしまったほうが楽になれるのではないかとすら思うぐらい辛い。
というような感じになります。
文字ではなかなか伝えられないのがもどかしいです。
そんな揺れ恐怖症を抱えて生きてきた私の20年間について、お話ししていこうと思います。
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