クリエイターは校正辞書、校正参考書を必ず読め!
もう、私が高校生くらいのときから、不愉快に思うのが、少年ジャンプとかの大手雑誌の漫画が、ろくに校正をしないことです。→集英社ですな。げっそり。
「こんにちわ」って平気で書く。
「お話し」とかも書く。
あと読み方が同じ単語で、ちょっと意味が違うのも、無視。
正直、学校の授業が嫌いな人が漫画家やイラストレーターとか、映画監督とかになりたいと思うので、国語の授業もさぼっていたりします。
それで、平気で「こんにちわ」とか「こんばんわ」とかって書くわけです。
小学校から、さぼっているので、まあ、日本語そのものをちゃんと覚えていなかったりします。
他に、「若紫」を「若菜」と書いていた漫画編集さんがいました。たしかに、「若菜の上」「若菜の下」という「源氏物語」の巻の名前はあるのですが、そこでは、女性の名前を出しているので、「若紫」(紫の上のこと)のほうが正しいのです。たしかに、「紫」と「菜」はちょっと遠くから見ると間違うかもしれませんが・・・。
でも、「源氏物語」は日本初の長編小説です。絶対に義務教育で習いますから、なんとなくあらすじや、有名な主人公の名前くらい知っていてもいいはずです。→ちなみに「小学館」だったな。
専門書とかの編集さんたちや校正係の人が
「1文字でも間違ったら、読者からクレームくるうーー」
「校正の間違いは、プロの恥」
と必死で直すのに比べたら、いやあ、毎週毎週、数名の漫画家が「こんにちわ」と書いても平気なんだから、すごい。
(まあ、漫画家さんが書き文字で、絵の中に書いていたりしますが、これも大恥です。)
いっぺん、PTAとか、文科省とかから大クレームだしてもらいたい。
小学生や中学生だって読むわけなんですから、日本の子供に正しい日本語を教えろー。
外国人だって、実は日本語初級の最初の章で、この挨拶の「今日は」と「今晩は」を習うのですが、そこで「は」って書いてるけど、口で発音するときは「わ」って発音するんだよっと習うのです。
(ここで覚えられなくて躓いたら、他でも間違います。)
「こんにちは」というのは、もともとは「今日は、ご機嫌いかがですか?」を略した挨拶だと思えば、「は」は助詞であることがわかります。
「わ」と書く助詞は日本語にはありません。読み方があるだけです。
「こんにち」というのが、「今日」のことだとわかってないのじゃないかなと思います。
「こんにちわ」ってへーきで書く人が、たとえば
「昨日、学校え行きました」って自分の子供が書いていたら、どうしますか?
「おい、”え”は”へ”だろうが」って直しますよね。
それと同じです。
「へ」と「は」は助詞でして、この2つは、読み方と書き方が違うのです。
私がすごく小さい子供だったときに、たとえば、中学校もろくにいけず、無理くり卒業して15,16歳から働いている、たとえば大工さんや左官のおじさんなどがいました。そういう人は、
「昨日、学校え行きました」ってよく書いていました。
学校にいく暇がないくらい、家で仕事の手伝いをしていたりして、貧困層でハードワークの家に生まれた人なんかが、特にそういう間違いをしました。
親にいわれた仕事で疲れて、授業中何度も寝ていたりするのですから、こんな小学校1年生レベルのことも、忘れてしまうのです。かわいそうなことです。
しかし、21世紀にまさか12,13歳の子供を家の仕事をやらせて、学校に行かせないという親はまずいませんから、こういう間違いは起こりにくいです。
この「助詞」程度、しかも書き文字と発音が違うのは、2ケースだけですが、これさえ、ちゃんと日本語を書けない人は、
「ああ、貧困で学校にもいけない人なのね・・・」と同情されたり、勉強ができる年上の子供に馬鹿にされたりしたものです。
基本的に、字の間違いはだいたいこういう校正辞典とか、校正の手引きとかがありまして、ずーっと新聞の校正をしているような人が書いています。
1冊は手元に置いて、時々見る癖をつけて、気になる用語は間違いがないか、これらを見るといいでしょう。
ネットで検索してもいいです。
これ、たまたまある人が「お話し」とタイトルに書いていて、「わー、恥ずかしい」と思ったので、念のために調べましたら、やはり私の記憶は正しくて、
「お話」が正解。(名詞だから)
「お話しする」だと、「し」がつきます。これは動詞だからです。
「「お話しする」は「話す」の謙譲語。「お~する」に動詞「話す」の連用形を当てはめるので、「お話する」ではなく「お話しする」と表記します。「お話をする」の場合は「話」が名詞なので「し」はつけません。」
こういう解説がついているので、私の説明で間違いがありません。
あと、Windowsですと、漢字の変換をしているときに、横にちょこっと出してくれたりします。
さて、「アラモ」という映画があるのですが、その中に、アメリカの英雄で有名な人がいまして、議員にまでなります。
この人です。この人が、アラモ砦の窮地に現れて味方してくれます。有名な武勲のある英雄でしたが、学校にはちゃんといけず、「教養のない、ただ勇ましいだけのやつ」と思われていました。
クロケット氏は、この「アラモ」の映画の中で、その話をして、
「教養のある、ちゃんとした人になるべく努力した。楽器も弾けるようになった」
ということをいって、戦場でバイオリンを弾いたのです。
(欧米の上流階級では、詩人、音楽家、画家、作家などは、その才能や学識で人気があり、尊敬されていた。素人でも、楽器が弾けたり、ちょっとしたポエムを書けたりすると、尊敬された。)
実話かどうか、知りませんが、明日死ぬかもしれない戦場の激戦のアラモ砦で、美しいバイオリンの音色が聞こえてくるのは、映画としては最高の演出です。
おお、ちょうどYoutubeにそこのシーンが出ていたので、リンクします。
かっこいいーーーーー!!
https://www.youtube.com/watch?v=OvhryySXbJ8&t=1s
(ちなみに、このクロケット氏は、毛皮の帽子はほとんどかぶりませんで、おしゃれですwww 1度だけ説明的に出てきますが、あまりかぶってないようでした。)
ディズニーランドのアトラクションにもなっていました。それはカヌー漕ぎ体験ですが。
私がいいたいのは、幼少期貧困でちゃんと学校にもいけず、勇敢な軍人として有名になったが、それでも一から、教養をつけるべく学習をしたクロケット氏は、立派だなということです。
あまのじゃくな人や、根性のない人は、文句ばかりいって、結局は行動で努力しません。口ばっかりです。
小学1年生で習うような言葉を、40歳になっても50歳になっても偏屈精神で直さない人は、だめ人間ってことです。
ついでに、英語だと、こういうミスがあるのですが、これも「カッコいいかあ、そうしてる」とかぬかすアホがいます。
I am a Japanese. を i am a japanese. などと書いて、大文字にすべきところを小文字にするのですが、これ、インドや東南アジアなどでネイティブ英語話者でない人が間違いやすい点です。
おまけにもし、 China, china, Japan, japan を間違えたら、中国は陶器に、日本は漆器に間違います。
恥ずかしいことです。1度言われたら、すぐ覚えられるようなことです。
でも、頭のおかしい恥知らずは、直しません。しかし、プロ小説家やプロ漫画家になったら、校正係が絶対直してくるのです。プロ翻訳家だって、直してくるでしょう。
ひと様に見えるところのフォーマルな言葉は、できるだけきれいに、校正上、正しておくのがいいと思います。
いい大人が、子供みたいなミスをしていたら、恥だと理解できない人は、精神の成熟がないのだなあと思います。
「永遠の不良青年」などというのは、若くして死んだような俳優さんだけに許される言葉なのです。
しかし、アメリカの英雄の中でも、おそらく人気度で、トップ10に入りそうなクロケット氏は、馬鹿にされても勉強して、礼儀や教養、音楽などをマスターしたのです。
アメリカ史の勉強にもなるので、ぜひご覧になるといいと思います。
さて、そんなわけで、まあ1文字くらい誤字があってもしょうがないとは思いますが、「恥ずかしい」誤字誤用だけは、こういった校正参考書を使って、調べておきましょうということです。
ちなみに、この「ズボンを履く」は間違いで、「ズボンを穿く」ですね。
たしかに、履物とは、靴や草履のことですからね。
「「履く」を辞書で引くと「履物を足につける」(明鏡国語辞典)とあり、ズボンに用いるのは不適当です。この場合は「穿く」が正解で、意味は「足を通して衣類などを下半身につける」(同)。毎日新聞では常用漢字外の「穿」はひらがなで表記しています。」
しかしまあ、毎日新聞を引用するとはwwwwwww
この文章の中で、間違いがあったら、後で直したいと思います(苦笑)。
「言うがやすし、行うは難し」です。
別の編集さんが
「後輩とかに校正の文章を書いていたら、そのときに限って、文字の間違いがみつかるんだよー」
と言っていましたwww まあ、そんなものです(苦笑)。
(自慢じゃないが、NOTEの編集画面って他のアプリより反応が遅い時が多くあって、漢字のFEP変換が間違ったまま、気づかないで保存、公開してしまうのであった・・・。ブラウザで編集するより、Wordとかで文章を書いているほうが、なんだかWindowsは安定するかなと思いますね。)