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生活保護入居者のリアル(大家さんの話)

私は、50歳くらいのときに不動産賃貸業をしようかなと思って、調べていたので、わかるのだが、たまに「生活保護の人 OK」という大家さんや、一棟アパートの半分以上が生活保護者というケースがある。特に1Rや1K仕様の独身者向けなどは特にそうだ。2DKとかで、シングルマザーで子供1-2人で入っているケースもあるかもしれない。

ちょうど、生の大家さんのコラムがあったので、ご紹介する。

体が動かない、重度の精神病などで働けない単身者の最後のよりどころは、生活保護なので、よほど兄弟縁者が多く、財産もたっぷりある人以外は、「妻が早く死んで、子どももいないし、年金も少ない」といった貧困老人になりそうな人や、10年以上うつ病や統合失調症で悩んでいる人は、参考に読まれるとよい。

まず1本目だが、大家さんによっては、「毎月、政府が払ってくれるから、生活保護の人OK」という人もいる。
(ただまあ、中に書かれているように、トラブルがない、大人しい、病弱で働けないような人の場合であるが・・・)
もし、亡くなった場合は、市役所の福祉課の生活保護担当の人に速攻で連絡すれば、葬式とか、最後の最後の世話はしてくれる。入院した場合も、毎月、だいたい福祉課の人か、民生委員とかの人が巡回しているので、入院の世話もしてくれる。この辺は、割り切れば、大家さんは安泰である。
高い家賃ではない地域などは、コンスタントに払ってもらえればOKってことだろう。

重度な病気でない生活保護者の場合、このように大家さんがアパートの周囲の掃除や草むしりなど、バイトで一時的雇ってくれたりするので、もうボランティアである(まあ、市役所には報告しないといけないが)。慢性的に病弱で働けない人は、こういう親切な大家さんもいるので、頼りにされればよい。病弱でも、多少は体を動かして、リハビリすると社会復帰できる可能性もあがるだろう。


2本めは、あいたたトラブル事例である。
実は、たとえば身寄りがない80歳老人などは生活保護になるが、若い、まだ20-60代くらいで働ける年齢なのに、生活保護の人は、5割くらいは精神障害、あるいは知的障害である。
(前にNEETに関するコラムでも書いたが、NEETもだいたい5割が精神病、知的障害(発達障害なども含む)である。ホームレスもだいたい5割が、同じく精神障碍者、知的障害である。もともと、これらの人は、家族が世話してくれていれば、生きていけるが、家族が高齢などで死ぬ、家族も同じような遺伝病や障害があって早死にすると、子どもなどもそのまま、孤立し、生活保護やホームレスなどに落ちるのである。


知的障害の場合は、なにかグループホームで引き取ってくれて、軽作業などをさせてくれて、お小遣いをくれる対応もあるので、その場合は、1人で生活保護になることはない。


まれに、親子や兄弟セットで、障碍者の場合は、2人で暮らしていることがあって、症状が軽度な人のほうが、世話していたりする。
(まあ、正直、これは本当に悲惨である。重篤な病気の一部は、遺伝だったりするので、親子や兄弟で似たような病気になるのだ。とっくの昔に親族からは縁切りされていて、親子2人で障碍者同士で共依存みたいになっている。)

この2本目では、ストーカーといっているが、いや、迷惑をかけられる隣の住人にはたまったものではない。
妄想性パーソナリティ障害も、厄介な病気だ。
正直、うつ病は当人だけが苦しみ、まあ、家族は収入が減るので大変であるが、傍観していれば、なんのことはない。静かなものである。
しかし、ほとんどのパーソナリティ障害は、前に自己愛性パーソナリティ障害のや反社会性パーソナリティ障害ので解説したが、当人はけろっとしていて(自分が精神障碍者だと思ってない→ここがミソ)、他人に他害することが多いのだ。寄生虫したり、暴言を吐いたり、暴力をする場合もある。
統合失調症も当人がわかって、治療中ならいいのだが、薬をさぼったり、精神科医のいうことを聞かないと、「神様が放火しろといった」といって、アパートに放火するかもしれないのである。
(自宅に放火した統合失調症の人を知っている。薬をちゃんと飲まなかったのだそうだ。)

多くの民生委員の人もいうが、こういう社会的底辺の人は善良とは限らず、すぐ嘘をつく、面会の約束はすっぽかす、なんでもごまかすなど、まじにつきあうと大変なのだ。だいたい、ねっから善良だったら、普通はその前に知人や親族がある程度支援するので、ここまでどん底に落ちる確率は低いのである。軽度知的障害であれば、親が近所の知人の小さい会社などに、掃除夫でも、パン職人さんなどでも教え込んで、仕事をちゃんとやりとげるようにするものである。
(実際、うちの近所に障碍者を採用しているパン屋さんがあって、無理なく、働いておられる。パンなどは発酵時間などもあるので、あまりせかされない仕事だから、知的障碍者にはある意味、休み休み働けるのでちょうどいいのだ。)
頭お花畑の人が、「ああ、かわいそうに」などと思うほど甘くはない。

2本目の中で、大家さんがOKといっているのに、大型トラブルを起こして、出て行かざるを得なくなった生活保護者などは、ほんとうにホームレス化してしまう。

もっと、日本政府はこういう実態をよく理解して、変に民間大家さんをあてにせず、離島に官舎のように団地でも作って、もうそこでプロの精神科医や精神福祉士といった有識者の監督のもとで、生活させるのが一番ではないかと思う。
(日本には、腐るほど離島がある。研修医の先生を3-5年ずつローテーションでみさればいいのじゃないかと思うが。)

国民も、「精神病、こわいー」などといわず、個別の症状を理解して、こういうやばい人々に対して、残った能力を活用して、安寧な生活をしてもらうべきかなと思います。社会にでてきて、放火だの、殺人をされるぐらいなら、税金をかけていいから、静かに余生を暮らしていただきたい。


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