哺乳類脳: 類共、似た者同士脳の秘密。
これは大人になったのに、年金暮らしの母親からこづかいをせびる男の話です。
それで、まともな奥さんが、「いいかげんにしなよ。お母さんがかわいそうでしょ」といいますが、この夫の発想がすごいです。
魂が汚いなあと思うのですが、アホは他人の気持ちがわかりません。なので、「ひがんでる」とか、「羨ましい」「俺のようになりたいよな」的な発想を繰り広げます。
つまり、自分の魂の汚さを、相手も同じように心が汚いという範囲の類推しかしないのです。
(右の「ピコーン」っていうのが、実にひどい。バカは、バカなことしか考えず、心が卑しい人は心の卑しいことしか考えない。)
絵はへたですが、なかなか、えげつな表情を描いていて、それはそれでいいかなと思います。
(そういえば、絵がちょーーーー上手な、小畑先生が「デスノート」を描いていたときに、悪いことを考えていた主人公の顔もこんなですよねwww)
じゃあ、もう1つ、深堀しますと、(前にも書いたのですが)人間の脳は、3種類です。爬虫類脳+哺乳類脳+人間脳です。
爬虫類脳は、なにかやばくなったら逃げたり、おなかがすいたら食べる、本能の脳です。これはこれで、暴走するとやばいですが、働かなくてもやばいです。1日中、ご飯食べないとかになりますから、困りますね。
2つめは、哺乳類脳で、だいたい「群れ」のために使う脳です。たとえば、親子の情だとか、仲間意識などをはぐくみます。これは、人間であっても社会的動物ですから、コミュニティで生きていくのに必須です。
最後は、理性、知性の脳です。善悪を判断するし、難しい論理的なことを考えます。
さて、この変な男性にも、哺乳類脳はあるのですが、親がかわいそうという発想はないです。しかし、その一方で、文句をいってきた妻を「同じ仲間」と誤解するらしく、(妻は倫理的に諭しているのですが)「俺みたいになりたいんだな。金をもらいたいんだな」と思い込んでいます。
多様性のある発想ができないのです。
まあ、ある意味、養老先生がいっていた「バカの壁」の向こう側の人です。
親が甘やかしすぎていたのかもしれません。
ついでに、子どもや妻をねぎらい精神もまったくなさそうですので、自己中と自分勝手発想に偏るようです。
いやあ、すごいですわ。
まあ、爬虫類脳+哺乳類脳+人間脳 3つをきちんとTPOにあわせて、使いこなせる人間でないと、人間の顔をした蛇(だいたいこれは悪魔と呼ばれます)、人間の顔をした動物(自己中部分だけの哺乳類)になるので、注意しないといけないですね。